大船山
2007年5月13日
 前日の土曜日はどうしても抜けられない出ごとがあり、青空をうらめしく眺めながら大分市へと車を走らせた。そのため今日、日曜日の山行となった次第。行き先は、前夜オアシスさんのホームページ「九重連山の光と影」で大船の様子を見て大船に決定。今回はまだ歩いたことのない東尾根ルートを歩いてみることにした。
 予定通り今水から入山。順調に歩く。途中、まぎらわしい手製の看板に悩みつつも無事岳麓寺からの道との合流地点を通過。そこから5分で前セリに。東尾根に取り付く。足下のあちらこちらにユキザサ・チゴユリ・ホウチャクソウが咲いていた。昨夜寒冷前線が通過したためだろう、強風が吹き、ここからは鳥のさえずりに代わり、風の音を聞きながら登った。
 前セリから30分ほどで見晴らしの良い台地に着く。ミヤマキリシマはまだほとんどが固いつぼみで、いくつかの株がほころび始めていた。咲いている花もわずかに見られた。今年のミヤマキリシマはきれいに咲いてくれるだろうか。
 前セリより約2時間で山頂。今水からだと3時間。ガラン台ルートとほぼ同じだ。強風のため写真を撮った後、御池に下って昼食。翌日が勤務日だとやはり落ち着かず、食べあげた後ははやばやと下山した。
6:05今水駐車場→6:15今水より入山→7:05岳麓寺からの道合流→7:10前セリ→7:45〜7:55見晴らしのよい台地→9:05〜9:20大船山頂→9:35〜10:20御池→11:15鳥井窪→12:00ガラン台に行かず左折→12:35風穴からの道合流→12:50まで道に迷う→13:30今水→13:37駐車場
今水駐車場から登山口まで10分ほど歩く。頭上にはフジの花。
今水登山口
この看板が地図上のどのポイントなのかわからず、悩んでしまった。
岳麓寺からのルートとの合流地点。
看板の向きが変だ。黒岳・風穴へは今水から直進する。
上記合流点からわずか5分で前セリに着く。表示や看板は見あたらないが・・・
ルートには白テープが見える。その足下には何やら低い標柱が。
そこには手書きで「大船山」とあった。
足下にはユキザサ
そしてチゴユリ
チゴユリ(447KB)
チゴユリとホウチャクソウ
見晴らしのよい台地に上がってきた。
ミヤマキリシマはまだほとんどが固いつぼみだ。
だが中にはほころびかけたものも。
気の早い花がちらほら。私にとって、今年初めてのミヤマキリシマ。
ムシカリ。見えているピークは米窪壁だろう。
ずいぶん高度が上がってきた。
イワカガミのつぼみもふくらみつつある。もうすぐさまざまな花たちの季節だ。
御池のほとりを通過。もうすぐ山頂だ。
山頂着。まだ9時だ。
前回歩いた黒岳。後方には由布岳。
定番のアングル。
これまた毎回撮っているお決まりのアングル。
今日は硫黄山の噴煙が風に流されている。
坊がつるにはテントが2つ。今朝は冷え込んだのではないだろうか。
阿蘇が霞んで見える。黄砂を心配していたが、杞憂だった。
親子連れが記念撮影をしていた。男の子は何年生だろうか。
今日はミニきつねうどんと、サトウのご飯とレトルトの牛丼に生卵をかけた「卵入り牛丼」。味はいいのだが、温めるのに時間がかかるのが難点だ。
先ほど山頂標識で記念撮影をしていた親子が一足先に降りてきていたので少し話をした。男の子は小2で、今回が大船2回目。6才から登り始め、すでに九重連山の全部の山頂を制覇したとのこと。恐るべき小学2年生!
下山前にもう一度山頂を振り返った。
ムシカリの白が青空に映える。
鳥井窪。
たしか去年もここで新緑を撮影したような気がする。
下山中、足下にはいたるところにリンドウが咲き乱れていた。
朝通過した合流地点に到着。ここを右折してあとは道なりに歩いて今水に戻るだけのはずだった。・・・ところが途中、左折するポイントに気づかず、そのため間違ったルートに入り込んだようで、方向感覚も怪しくなってしまい、なぜか気がつくとこの写真の前に出てきた。焦らずゆっくり地図で本来のルートを探し無事下山したが、「おかしい」と思ったらすぐに立ち止まりしっかり確認しなければ・・・と痛感した。
下山後。七里田温泉の近く、田植え直前の田圃に大船が写っていた。
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