稲星山・中岳・天狗が城・久住山
2007年8月5日
 先週は家庭の事情で山行できなかったので、2週間ぶりの登山である。その間、「おおいた山日記」さんのHPで南登山道のレポートを見てこれなら行けそうだと思い、初めて登ることにした。
 日中の暑さ対策でいつもより1時間早く入山。赤川駐車場のすぐ下にある林道入り口からしばらくは林道を歩く。やがて右に小さな看板があり、ここから南登山道となる。多少藪こぎに近いところもあるが、それほど苦労することなく歩けた。ここまで「おおいた山日記」さんの情報通りである。ただ、先週金曜日の台風のためか、枝がたくさん落ちていて、荒れた雰囲気だった。猪鹿狼寺跡を通過し、七曲がりへ。地図ではかなり急勾配かと思ったが、意外にもなだらかな道だった。途中、ヤマホトトギスの花を初めて見つけた。高度が上がるに連れてママコナ、シモツケソウ、ノギランが咲いていた。九重連山の夏を彩るノリウツギも咲き始めていた。
 約2時間半で神明水に到着。先着の男性に続き水を飲み、顔を洗って気分一新。前回のときにパスしてしまった稲星山をめざした。続いて中岳へ。さらに向かった天狗が城で昼食。久住山では小休憩のみで早々に下山。赤川登山道を下るのは初めて。一度すべって尻餅をついてしまった。
5:30赤川出発→5:40林道より分岐→6:00花公園からの道合流→6:10猪鹿狼寺跡→8:10神明水→8:30稲星山→9:10〜9:20中岳→9:40〜10:25天狗が城→10:35御池→11:00久住山→12:50赤川
赤川荘下の駐車場。車は数台だ。
駐車場から下ること約1分。すぐに林道の入り口に到着。ここからしばらくは林道を歩く。
10分ほど歩くと「おおいた山日記」さんのHPで見た看板が見えてきた。
この看板に従って右に向かう。
道は台風のせいかずいぶん荒れていた。ここはまだまともな方だ。
花公園からの道が合流。
こんな看板も。(ピンぼけで失礼)
猪鹿狼寺本道跡を通過。この看板の右手奥に石の祠が見えた。それにしても、「猪鹿狼寺」とはよく名付けたものだ。
オカトラノオ
初めて出会ったヤマホホトギス。
ヤマホトトギス(460KB)
見晴らしのきく尾根に登ってきた。遠く祖母傾山系が見える。
目の前には左に久住山、右に稲星山。
阿蘇も顔を覗かせている。
あちらこちらに咲いていたママコナ。
ママコナ(440KB)
ノギラン
シモツケソウ
九重連山の夏を彩るノリウツギ。
これはコケモモの果実だろうか。
赤川から約2時間半、ようやく神明水に着いた。先着していた男性に続き、水を飲み、顔を洗う。
前回行かなかった稲星山に向かう。ところが山頂直前、気配を感じて振り向くと、先ほどの男性が私のすぐ後ろを歩いていた。私が神明水を歩き始めてもずいぶん休憩していたようだったのでびっくり。男性は私を追い越して白口岳に向かった。
「ガメラ岩」。「九重の四季」さんたちのまねをしたいが、ここで夜明けを迎えることはまだ私にはとうていできそうにない。
手前に白口岳、右奥が大船山、その左が平治岳。そしてその上遠くに由布岳の双耳峰。この中での主役は白口岳の緑だ。
稲星山を下りながら、光る草草原越しに白口岳をカメラに収めた。
ノリウツギ越しに中岳を見上げる。空が青い。
中岳山頂より大船山・平治岳と坊がつるを望む。
今日は5つほどのテントが見える。あそこにテント泊できるのはいつだろう。
福岡県の女子中学生(テニス部)の「中岳山頂で決意を叫ぶ」。はにかみながらの大声(?)がほほえましい。
女子中学生の声を聞きながら天狗が城へ向い中岳を振り返る。
あんなところに立っている人がいる!
今日はここで昼食。ところが絶好の位置に男性がいる。よく見ると神明水で出会った男性だ。
今日は始めての焼きそば。ところがコッヘルのふたでソーセージと野菜を炒めたものだから、食後のコーヒー用のお湯を沸かせないことが判明。これは失敗だった。
例によって風景を楽しみながら味わう。
食後、御池経由で久住山へ向かう。御池湖畔の道はまだ水没していた。
ノリウツギと久住山。
久住山へのガレ場を登っていると、中学生の大集団が降りてきた。100人以上いるだろうか。もし天狗が城でなく久住山で昼食を食べるようにしていたとしたら、とんでもないことになっていたかもしれない。
大集団が降りた後の久住山に到着。それでも人はかなりいた。
西から雲が近づいてきた。小休憩のみで早々に下山する。今日はこの久住山から赤川登山道を歩く。この道は2回目だが、下りに歩くのは初めてだ。
下山中、ヤマアジサイの群落に出会った。
このルートは赤川が近づくと林道を横切ったり、一部林道を歩いたりする。
標識がきちんとあり、安心だ。
林道から分かれる最後の標識。これは見逃せない。
川を渡り、久住山を振り返った。
右から扇ケ鼻からの道が合流してくると赤川荘はすぐそこである。
駐車場到着。かなりの台数に増えていた。
久住高原より九重連山を振り返った。
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