黒岳
2007年11月4日
 土曜日は家庭の事情で登れず、日曜日に山行となった。今日は多少ピークをすぎていることを承知で黒岳の縦走。これまでは黒嶽荘から前岳〜高塚山〜天狗岩〜風穴〜男池(または雨提経由で黒嶽荘)と歩いてきたので、今回は初めて逆コースを歩いてみることにした。
 黒岳荘から雨提をめざす。スタートして15分ほど、いきなりルートがわかりにくく、5分ほど迷ってしまった。ようやく赤テープを見つけた。雨提からは順調に歩く。約2時間で風穴到着。男池からとほぼ同じ所要時間だ。ここからの登りはゆっくり紅葉を撮影しながら登った。予想に反してまだ紅葉は十分にきれいだった。
 天狗岩で紅葉を見ながら1回目の昼食、カップうどんを食べる。高塚山を経由し、前岳へ。前岳の手前の岩場で2回目の昼食、今度はカレーを食べる。
 長い長い下山ルート、久しぶりに足に来た感じだ。黒岳はどう歩いても厳しいと感じた。
6:30黒嶽荘出発→7:00雨提→8:30風穴→9:35〜10:20天狗岩→10:45〜10:55高塚山→12:20上台ウツシ→12:40〜13:20標高1357mのピーク→13:25前岳→14:40黒嶽荘
黒岳荘下の駐車場に到着し、夜明けを待つ。先着の車は1台だった。
黒嶽荘の前を通過。中央に見えるのが登山口だ。
登山口。看板には「雨提」と書いてある。ここから左に向かう。今日は黒岳を一巡りしてまたここに戻ってくる。
雨提を通過。
雨提から約10分、立派な看板が現れる。
上の看板のすぐ横に手製の看板。
さらに近くには登山口の看板。ここからは約30分の登りだ。
多少あえぎつつ30分、登りが終わるとここからは黒岳の山腹を巻いてゆく。
この辺りからきれいな紅葉が見られるようになった。
このルートは昨年の10月28日に歩いているが、そのとき赤テープ頼りに歩くしかなかったところに「これでもか!」と赤ペンキが塗られていた。確かに赤テープがまばらにしかついておらずわかりにくいルートではあったが、それにしてもここまでペンキを塗ることはないだろう。テープははずせるが、ペンキは消せない。親切心からだとは思うが・・・。
迷うことなく今水からのルートと合流。 標識には「マヨウ!」とあるが・・・
数分で大船へ取り付く分岐を通過。
やがて風穴に到着。ここまで約2時間。男池からの所用時間とほぼ同じだ。
小休憩ののち、ガレ場の登りをゆっくり登る。その途中、紅葉した大船を見上げた。
紅葉した大船(471KB)
みごとな紅葉と大船山。大船山を振り返りつつ、きれいな紅葉があるたびにカメラを構えるものだからなかなか進まない。
紅葉と大船山(446KB)
天狗岩山頂に到着。この山は高所恐怖症の私には厳しい。
大船の紅葉。
天狗岩山頂の南東側より。そこには1人の男性がいて「やはりちょっと遅いみたいですね」と話をした。その方は先週の土曜日に大船山に登られたそうで、天気はよくなかったがすばらしい紅葉を見ることができたのだそうだ。う〜むうらやましい。
今日はここで紅葉を眺めながら1回目の昼食。
今回は長丁場なので2食分の昼食を用意してきた。
高塚山方面の紅葉も眺めつつうどんを食べた。
天狗岩から高塚山へ。
大船山の北斜面。あと1週間早かったらもっときれいだっただろう。
ここからは長い長い下山ルートが待っている。眼を楽しませてくれるのは紅葉だ。
上にも紅葉が。
上台ウツシを通過。
標高1357mのピークで休憩。ここで紅葉を見下ろしながら2回目の昼食。
2回目の昼食はカレー。アルファ米にお湯を注ぎ、できあがるまでの20分間、周囲の紅葉を楽しむ。この岩場は360度見晴らしがきくのだが、残念ながらガスが南東側から次々とやってきて晴れてくれない。
できあがって食べていると女性3人のグループがやってきてすぐ横で休憩。楽しそうな会話を聞くともなく聞く。私はほとんどいつも単独登山だが、気が置けない友だちとの山歩きもいいものだと感じるひとときだった。
昼食を終えコーヒーも飲んで歩き始める。すぐに前岳山頂を通過。そう言えば上台ウツシの辺りだったか、男性1人に女性2人(一人は年配の方)のグループとすれ違い、「前岳山頂はどこですか」と尋ねられた。「あなた方はもう通過してます」と教えたら「ああやっぱりそうでしたか」との返事だったが、迷わずに風穴まで行けただろうか。
仙人岩を通過。この辺りにはシャクナゲが群生している。今年の花はさっぱりだったが来年は多くの花で楽しませてくれることを期待しよう。今から5月の連休が楽しみだ。
白水分かれを通過。ここから黒嶽荘へ右のルートを下っていく。その途中、1人の男性とすれ違った。「白水分かれはまだですか」と聞くので「もうちょっとですよ」と教えた。まさかと思い「今から登るのですか」と尋ねたところ、「車を白泉荘に置いてるので」とのこと。なるほどと納得。でも黒岳を縦走(周回)するのなら黒嶽荘付近に置く方が便利だと思う。
やっとの思いで黒嶽荘に到着。久しぶりに足にこたえた。黒岳はどこから登ってもきついのだと実感した。
花はなかったが赤い実が暗い林の中で鮮やかだった。秋の1日をまさに「堪能」した1日となった。
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11月10日・11日は2日間とも所用があり山行できません。次の山行は11月17日か18日になる見込みです。
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