彦岳
2008年1月1日
 新年おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
 元旦の初日の出は、ほぼ毎年佐伯市と津久見市の間にある彦岳山頂で迎えている。私が中学生の頃から時折中断しながらも今まで変わらず行っている恒例行事である。数年前は子どもたちも一緒に登ったことがあるのだが、今はそんなことはなく、今年も私一人でのご来光山歩きである。
 5時過ぎに自宅を出発し、217号線を津久見市方面へ向かう。狩生地区(JR狩生駅付近に標識あり)から彦岳に向けて車を走らせる。ところが、山道に入ったとたん、「工事中のため通行止」の標識が。昨日下見をしなかったことを悔やみつつ、上浦へと向かい、大回りをして林道の登山口に到着。30分くらいムダにしてしまった。しかし意外にも車は1台もなく、準備をしているとようやく1台がやってきた。
 ゆっくり登ったが、それでもわずか25分で山頂到着。さほど広くない山頂には元気のいい若者たちがいるだけだ。カメラを三脚にセットし夜明けを待つ。上空は青空だが東には低い雲があり、日の出の時刻7:16より10分以上遅れた7:28に初日の出を迎えた。
 例年のようにたき火でもちを焼いている人たちを横目で見ながら下山した。
6:10林道出発→6:35〜7:35彦岳山頂→7:50林道
林道の途中にある登山口に車を止めて登り始める。今日は道も狭く駐車スペースも限られるため、妻の軽を借りてきた。
普段彦岳に登るときにははるか下に車を置いて登るのだが(その方が滝を通るコースを歩けるので変化があって楽しい)、林道はかなり上まで通じているため、この日ばかりは利用させてもらう。
登山道はよく整備されている上、「山頂まで800m」といった標識がある。約25分で山頂到着。まずは祠にお参りする。「今年も1年元気に山に登れますように」。おっと家族の健康をお願いする方が先だったか。
通行止のため30分ロスしたが、まだ夜明けには間がある。東には雲がかかっているが、ご来光は拝めそうだ。
やや東側を撮影。左端に黒く見えるのは津久見市との境となる四浦半島だ。左下の明るいところは日の出の撮影スポットとして有名な豊後二見浦である。
その二見浦付近を拡大してみた。中央の明るく見えるところは東雲小学校・中学校のグラウンドで、そこが駐車場になっている。二見浦はその右、残念ながら山に隠れてわずかに見えない。見えればライトアップされているはずだ。
今度は右側を撮影。佐伯市の中心部にあたる。
正面に見える冬の海を撮影。沖に見える左側は大島、その右が鶴見半島。手前右は大入島。
7:22、どうやら日が昇ってきたようだ。雲の上に幾筋もの光芒が見える。
雲の下にもサーチライトのように光が伸びてきた。
神々しささえ感じる。
太陽が顔を覗かせる直前。
7:28、ようやくのご来光だ。
すがすがしい気持ちで眺める。今年も気持ちのよい山歩きができますようにと願いつつ・・・。
撮影を終え、たき火でもちを焼いているみなさんの様子を横目で見ながら下山する。大きな竹を火に入れているのも見えたが、もしかするとあれは酒だろうか。うまいだろうなあ。
朝日を受ける祠。ここには以前、神社があったのだが、台風で壊れてしまった。なかなか再建は難しいのだろう。
朝日の差し始めた佐伯港の風景を眺め、下山した。
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