三俣山 | ||||||
2008年2月23日 | ||||||
先週は都合により山行できなかったため2週間ぶりの山行。昨日まで暖かかったが急に寒気がやってきて、明日24日は一気に寒くなるとのこと。強風注意報が出ているのが気がかりだったが、日中は晴れるとの予報を信じて登ることにした。 今年になって4回連続で牧ノ戸から入山しているので、今回は久しぶりに大曲から入山し三俣山をめざすことにした。今日は気温が高いため路面凍結の心配もなく7時前に大曲に到着。1台の車が先着していた。しかし上空は完全な曇り空で三俣山はガスに覆われている。しかたなく車中で待機。そのうち1台の車が到着したがその方も待機しているようだ。上空に青空が見え始めた8時半に入山。 硫黄山道路を歩いていくがやはり三俣山には厚いガスがかかっている。こんなときは急いでもしかたないのでゆっくりと歩く。落石防護壁横を歩いているときにガスが晴れ、青空が見えてきた。こうなると一気に晴れるのではと気持ちも足取りも軽くなる。ところがすがもり越に着いた頃には再び厚いガスに覆われてしまった。 すがもり避難小屋でガスが晴れるのを待ちながら先着していた男性と話をする。HP紹介の名刺を渡すと、なんと私のHPを見てくれているという。山で私のHPを見てくれている方と出会うのは初めてのことなのでうれしかった。 そのうち晴れてきそうな状況になったため取り付く。登り始めてすぐに一気に晴れ、久住山・中岳方面の絶景を眺めながら登る。厚く雪の積もる中を、トレースをたどり西峰に到着。しかしとんでもなく風が強い。まっすぐに立っていることができない。風に向かって進むのは更に至難の業だ。しかも本峰に向かうトレースもなく、これ以上進むことはムリと判断した。西峰東端の岩に腰掛けてうどんを食べ、コーヒーを飲む。その間3組のグループが登ってきたが、本峰へと向かったのは1組のみだった。 まだ下山するには早い時間。上空に広がるすばらしい青空を惜しみつつ下山した。 |
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8:25大曲出発→9:25〜9:55すがもり越→10:30〜11:55三俣山西峰→12:15すがもり越→13:00大曲 | ||||||
8時半頃、空が明るくなり青空が見えてきた。三俣山はまだガスの中であるが、歩いているうちに晴れてくれることを願いつつ入山。 | ||||||
雪が薄く積もる登路を登る。 | ||||||
ここ数日暖かかい日が続いたが、まだアセビの花芽は固いままである。 | ||||||
硫黄山道路に合流。大曲から私より少し前に出発した男性と「晴れるといいですね」と話をした。 | ||||||
正面に三俣山を見ながらのんびり歩く。三俣山はガスの中。焦ることはない。 | ||||||
落石防護壁の横を歩いていく。 | ||||||
歩いているうち、ガスが晴れてきた。こうなると気持ちも足取りも軽くなる。 | ||||||
だんだん雪が深くなってきた。 | ||||||
すがもり越へと向かう。雪が踏み固められ、無雪期より歩きやすい。 もっとも、踏み跡をはずすとくるぶしまで埋もれるところもある。 |
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ガスがすっかり晴れ、青空が広がってきた。すがもり越へと気持ちが急ぐ。 | ||||||
しかし、すがもり越に着いたときにはまたガスが広がってきてしまった。 | ||||||
北千里浜方面にもガスが広がり、大船山は全く見えない。 | ||||||
しかたなく小屋で風を避けつつ待機することにした。 雪が降り込んではいるが、ベンチは使用可能だった。 |
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大曲から先発していた男性と話をする。私がホームページの名刺を渡すと、「よく見てます」とのこと。今まで10人以上の方に名刺を渡したが、ホームページを見て下さっている方は初めてである。その方からも名刺をいただいた。湯布院にある「由布乃庄」という旅館のNさんだった。私の自転車を利用した山行も試してくださったとのこと。うれしくもあり、なんだかおもはゆい感じもした。 | ||||||
30分ほど待つうち、ようやくガスが晴れてきた。三俣山に取り付く。 Nさんは久住分かれ方面へ。星生山に登り、大曲へと周回するという。いい山歩きになっただろうか。 |
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登り始めてすぐに一気にガスが晴れ、青空が広がってきた。気分良く登る。 | ||||||
登るにつれて中岳方面の絶景が見えてきた。何度も立ち止まり、シャッターを切った。 | ||||||
北千里浜のケルンも雪をまとっている。 | ||||||
星生山も真っ白だ。 | ||||||
西峰の尾根に上がってきた。トレースをたどって山頂をめざす。 最近私の職場では私の雪山山行が時折話題になる。 こんな写真を載せると、また「物好きだ」「遭難するなよ」という声が飛び交いそうである。 |
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西峰に到着。すごい風だ。まっすぐに立つこともできず、風にあおられてよろける。 風に向かって歩こうとするとかなりの前傾姿勢にしないと前に進まない。 |
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男性が一人登ってきた。「すごい風ですね」と言葉を交わした。 | ||||||
本峰・南峰へと向かいたいが、この強風に加え、トレースが見あたらない。 雪山初心者としてはこれ以上進むのは危険だと判断し、下山することにした。 |
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先ほど登ってきた方もあきらめて下山していった。 | ||||||
すがもりまで下って昼食をとも考えたが、せっかくなので風をよけられる西峰尾根の東端で食べることにした。今日は前回と同じメニュー。白菜・長ネギ・ウインナー・卵の入ったうどんである。 作って食べている間に3組の方々が私の横を通過して西峰へと向かった。 |
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その3組のうち、1組のご夫婦だけが本峰へと向かった。 | ||||||
私が下山しようとしているときには大人数の団体が通り過ぎていった。あとで考えると、この方々は「山の店シェルパ」のバスでやってきた福岡の方々だろう。 | ||||||
あたりを撮影しながら、ゆっくりとすがもり越へと下山する。まずは雪のわずかに残る大船山。 | ||||||
そして今日一番の絶景。 今日も来てよかったと思えたひととき。 |
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雪の九重連山(472KB) | ||||||
純白の星生山を入れたこのアングルもたまらない。 | ||||||
雪の九重連山2(479KB) | ||||||
すがもり小屋では多くの方が休憩中。 振り返ると三俣山の上空にはすばらしい青空が広がっていた。 |
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下山するにはもったいない青空であるが、下山することにした。 迫力のある三俣山を右に見ながら硫黄山道路を歩く。 |
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もう一度三俣山を振り返った。 | ||||||
大曲はほぼ満車の状態だった。 | ||||||
その中の1台がこれ。そういえば以前赤川登山口でも見かけたことがある。 | ||||||
三俣山で出会った団体の方々はきっとこの方達だろう。今日は「雪の三俣山」とある。 | ||||||
久住高原にて九重連山を振り返って帰途に就いた。 | ||||||
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