立中山・大船山
2008年3月16日
 土曜日は家族の事情により山行できず、日曜日に登ることになった(家族の都合はかなり手強いものがある)。
 先週末、みなさんが大船山へ登った様子をネットで見て、そろそろ雪も溶ける頃だと思い、久しぶりの大船に登ることに決定。さらに、佐渡窪のマンサクが咲いているとの情報もあり、そうなると坊がつるのマンサクも見てみたい。そこで、沢水から佐渡窪を通り、立中山経由で大船山へ行き、坊がつるに下山して沢水にもどる周回ルートを歩くことにした。このコースを歩くのは2005年4月29日以来である。
 夜が明ける直前の沢水をヘッドライトを点灯して出発。まもなく夜が明け、今年初めてウグイスの囀りを聞きながら歩く。ようやく春が来たのだと実感。長丁場なので焦らずゆっくり歩いていく。
 佐渡窪のマンサクは情報通り咲いていた。春は黄色い花が似合う。鉾立峠から丘にしか見えない立中山へ向かい、立中山からは雪の残る路を鉢窪まで下る。今日は鉢窪には寄らず、まっすぐ大船をめざした。
 坊がつるのルートと合流したあとはただひたすら段原をめざすのみ。順調に高度をかせいでいく。段原には10人ほどのグループが休憩中だった。そのグループの後を追うように山頂をめざす。山頂まではまだずいぶん雪が残っており、斜面ではアイゼンが必要だと感じた。
 山頂でいつものように昼食。時間が気になったため御池には寄らずに下山した。坊がつるにようやく到着し、気になっていたマンサクを撮影。きれいに咲いていて満足した。 
5:55沢水展望台出発→6:20くたみ分かれ→7:15佐渡窪→7:55鉾立峠→8:15立中山→9:00坊がつるからのルートと合流→9:35段原→10:00〜11:15大船山→11:35段原→12:35坊がつる→13:15鉾立峠→13:40佐渡窪→14:20くたみ分かれ→14:45沢水展望台
沢水から歩き始めてすぐにこの看板を発見。
しかしそう言われても・・・。
しばらく歩くうち、夜が明けてきた。
あたりに鳥の囀りが聞こえる。今年初めてのウグイスの囀りを聞きながら歩いた。
くたみ分かれを通過。
鍋割坂をゆっくりマイペースで登っていく。
このコースは長い。焦りは禁物だ。
鍋割坂を上りきると石仏がある。今年の山行の安全を祈って手を合わせた。
佐渡窪のマンサクは情報通り咲いていた。今年初めて出会ったマンサク。
鉾立峠に到着し、白口岳を見上げる。
白口岳の反対側にある立中山はまるで丘のようだ。
少し登ると展望が開けてきた。
わずか20分で立中山山頂に到着。周囲が見晴らせ気持ちのよい山頂だ。
山頂より三俣山を望む。
立中山の後半は足下に雪が残るブッシュの中を、手で枝をよけながら歩く。
鉢窪を過ぎ、俯瞰する。時間に余裕があれば鉢窪の中も歩いて
見たかったのだが、今回は寄り道せずまっすぐに大船をめざした。
やがて坊がつるから登ってくるルートと合流。
あちこちに残る雪を踏みながら、ゆっくりとひたすら段原をめざす。
ようやく段原に到着。
段原では10名ほどのグループが休憩を終え山頂に向かうところだった。
後を追うように山頂に向かう。
登路に残る雪の量が段原までの登りとはずいぶん違って多い。
これでもかなり融けているだろうから、先週まではすごい状態だったことだろう。
山頂が近づくにつれて雪の量がすごいことになってきた。慎重に登る。
雪の残る大船山北斜面から山頂を望む。
大船山頂に到着。沢水から4時間もかかってしまった。
まずは雪の残る九重連山を撮影。これが撮影できたので今日は満足だ。
でも、できれば全山が真っ白になったときに見てみたいものだ。
そのときは大船もすごい雪の量だろうから私にはちょっとムリかもしれないが。
残雪の九重連山(493KB)
樹木があるため、雪がほとんど目立たないが、実際はかなりの雪が残っている。
遠く由布岳の双耳峰を望む。
この頃は阿蘇もきれいに見えていたが、この後だんだん霞んでしまった。
御池を見下ろす。まだ凍結しているようだ。
今日はここで昼食。大量のキャベツ、ネギと卵を入れた「ラ王」。
それと、初めてデザートを持ってきた。ちょっといい気分だ。
風景を見ながらラーメンとデザートをゆっくりと食べ、食後のコーヒーを味わう。
のんびりしていたら、山頂で1時間以上過ごしていた。下山することにする。
山頂直下の雪の残る斜面を慎重に下った。
下山途中、段原より山頂を振り返る。
立中山への分岐に到着。時間と体力を考えてここから立中山経由で戻ろうかと思案。
でもやっぱり坊がつるのマンサクを見たい。予定通り坊がつるへ下った。
坊がつるに下り、さっそくお目当てのマンサクを撮影。
坊がつるのマンサクは背景に山を持ってこれるのがうれしい。
大船山とマンサク(452KB)
大船山とマンサク2(444KB)
平治岳とともに。
マンサクの撮影を終え坊がつるを後にする。
佐渡窪にて。右上には鉾立峠越しに三俣山の山頂が見えている。
疲れた体を引きずりながら、ようやくの思いでくたみ分かれまでもどってきた。
最後のアップダウンが疲れた体にこたえる。
時折聞こえてくるウグイスの囀りになぐさめられた。
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