三俣山
2008年5月25日
 ここ2週間とも週末に公私の予定があり、予定のない日には雨が降るという悪循環で、3週間ぶりの山行となった。今日も予定はあったのだが、前日の大雨のため急遽中止になり、登ることができるようになった。ようやく、待ちに待った山行である。久しぶりの山行でどこに行こうか思案した末、三俣山に行くことにした。三俣山では初めてのシャクナゲねらいである。
 今日は前日までの雨が朝まで残り、昼頃から晴れるとの予報のため、いつもより1時間ほど遅れて7時半に大曲をスタートした。硫黄山道路までの登路脇にはミヤマキリシマが咲き始めていた。すがもり越に着くと三俣山はガスが断続的にかかる状態。そのうち晴れると言い聞かせて登る。足下には可憐なイワカガミが至る所に咲いていた。本峰から南峰に向かう途中でシャクナゲを撮影。しかし昨日の大雨でかなり痛んでいるようだ。
 南峰のいつものテラスで早めの昼食を済ませ、お鉢巡りをするべく北峰へと向かう。登路脇には多くのシャクナゲが咲いており、昨日の雨さえなければきれいに咲いていたことだろうと想像した。北峰で小休憩した後、本峰を経てすがもり越へと下山した。
7:30大曲出発→8:25すがもり越→9:00三俣山西峰→9:25本峰→9:50〜10:50南峰(昼食)→11:50〜12:00北峰→12:35本峰→13:05すがもり越→13:45大曲
7時半の大曲。私は4番目の到着。
三俣山はまだガスの中である。
雨に濡れていた、目の覚めるような新緑。
新緑もいいが、新芽の赤い色も捨てがたい。
久しぶりに山行できたうれしさがこみ上げてくる。
硫黄山道路までの登路脇にはミヤマキリシマが咲き始めていた。
早朝まで降ったであろう雨が残る。
すがもり越に到着し小休憩。三俣山のガスが切れたようなので登り始める。
しかし、この日は断続的にガスのかかる状態で、完全にガスが切れることはなかった。
南斜面にはほんのわずか、咲き始めたミヤマキリシマの株がある。
だが、三俣山全体で見るとまったく色づいておらず、見頃はまだ先だ。
今日はミヤマキリシマよりもイワカガミの方が主役かもしれない。
あちこちに可憐な姿で咲いている。
西峰を経て本峰に到着。できればこのままお鉢巡りと行きたかったが、
辺りはガスが立ちこめているため、時間調整を兼ねて南峰へ向かう。
南峰に到着しいつもの坊がつるを見下ろすテラスに行くと、先客あり。
男性が一人、立派なカメラを構えていた。ガスが晴れるのを待っているのだろうか。
今日はここで昼食。今日のデザートは家にあった枇杷。
ガスが晴れるのを待ちながらラーメンを食べる。
時折ガスが切れてきて期待するのだが、またガスがやってきてしまう。
野焼きをした坊がつるも緑が濃くなっているようだ。
にぎやかな(だが決してうるさくはない)6人のグループがやってきたのを機にお鉢巡りに行くことにした。
大鍋の縁のあたりでさっそく満開のシャクナゲに出会った。
昨日は相当に激しい雨が降ったようで、花はかなり痛んでいた。雨が降っていなければ、
満開のすばらしい花たちに出会えたことだろう。残念だがしかたがない。
ガスに霞むムシカリの白い花。
ここにもたくさんのイワカガミが咲いている。
小鍋を見下ろす。
雨が池へと降りていくルートの分岐点を示す標識。ここを直進し北峰へと向かう。
ガスが晴れると、私と同じように小鍋の縁を降りてくるグループの姿が見えた。
やがて私が前回このお鉢巡りに初めて来たときに一番緊張緊張したロープ場にやってきた。
ここは慎重に登ることにする。私は高所恐怖症なのだが、ここを通らないと行けないのだからしかたがない。
ようやく北峰山頂が見えてきた。
この緑の鮮やかさはどうだ。点々とシャクナゲも見える。
北峰に到着し小休憩。ガスの向こうから、
鉢巡りをしている方々の声が聞こえてくる。みな楽しそうだ。
大鍋と小鍋の壁には多くのシャクナゲがあることがよくわかる。
休憩の後、本峰に向かう。北峰から本峰へと向かうルートは実に急な登りである。
しかしここはシャクナゲのトンネル状態。今回は雨で痛んでいるが、これはぜひ来年も来なければ。
比較的きれいだったシャクナゲ。
本峰へ到着し、このグループに頼まれ記念撮影のシャッターを押した。
この後お鉢巡りに向かったのだろうか。
下山は一気だ。すがもり越に到着。
結局ガスはきれいに晴れないままだった。
今日は多くのグループが三俣山を歩いていたようだ。
すがもりがにぎやかになる前に下山することにした。
硫黄山道路を経て大曲へ戻る。途中、ミヤマキリシマの花をカメラに収めた。
今年のミヤマキリシマはきれいに咲いてくれるだろうか。
山行記録にもどる
inserted by FC2 system