三俣山
2008年7月13日
 前日の土曜日にたまっていた仕事をいくらか済ませ、日曜日に登ることにした。しかし月曜からは超多忙な日々が予想され、残っている仕事のことがかなり気がかりである。そこでお手軽に長者原から三俣山を周回することにした。おまけに今日は天気も不安定との予報で、なるべく早い時間に下山するつもりである。
 大曲に自転車を置き、長者原へ移動。朝食を済ませ準備していると、隣の車(下関ナンバー)の女性が話しかけてきた。しばらく山のことやHPの話などをしたのち出発。タデ原にはノハナショウブやユウスゲが咲いており、ゆっくり撮影しながら歩く。心配していた天気もまずまずだ。やがて雨が池コースの樹林帯に入っていく。林の中にはヤマアジサイがきれいに咲いている。ここを歩くのは久しぶりだ。記録を見ると去年の7月8日以来。ちなみに去年も全く同じコースであった。
 雨が池に到着し、イブキトラノオを撮影する。もっと群生していると思ったがそれほどでもない。ヤマラッキョウもまだ咲く気配はない。撮影を兼ねて休憩していると、単独登山の女性が三俣山に直登するという。さほど若くないのに元気な女性だ。しかし登り口がわからないようで、教えてあげればよかったかもしれない。
 時間が気になり急ぎ足で坊がつるに下り、法華院から北千里経由ですがもり越へと向かった。すがもり越から西峰へはわずか30分だ。なんなく登り、西峰山頂で時折ガスのかかる久住山方面を見ながらラーメンを食べる。コーヒータイムののち、すがもり越を経て大曲へと下山。大曲からは自転車にまたがり、全くペダルをこぐことなくわずか6分で長者原へと下った。
 久住町付近を走っているとき雨が降り始め、すぐに大粒の雨となった。
大曲に自転車を置く→6:30長者原出発→8:10〜8:35雨が池→9:10〜9:20坊がつる→9:30法華院→10:00北千里→10:15すがもり越→10:45〜11:35三俣山西峰(昼食)→11:50〜12:00すがもり越→12:35大曲→自転車で長者原へ下る→12:45長者原
前日の雨の滴が残るタデ原の木道を歩く。意外にも青空が広がっていて気持ちよい。
タデ原湿原には至る所にノハナショウブが咲いている。
今が見頃だろう。度々足が止まってしまう。
ノハナショウブ(471KB)
ユウスゲの花びらにも雨粒が残っている。
ユウスゲ(442KB)
葉の上に残る雨粒がきれいだ。
やがて樹林帯に入っていく。
このルートを歩くのはちょうど1年ぶりで、なんだかなつかしい感じさえする。
登路脇にはちょうど今が見頃のヤマアジサイがあちこちに咲いている。
巨大土石流跡を渡る。よく整備して下さっていることに感謝!
やがて雨が池が近づくと視界が開けてきて三俣山を見上げる。青空がうれしい。
雨が池に到着し、イブキトラノオを撮影する。もっと群生して咲いていると期待したのだが。
イブキトラノオ越しに三俣山を望む
ヤマラッキョウの群落をチェック。しかし予想通りまだ咲く気配は全くない。
その代わりにこんないたずらを見つけた。イギリスのストーンヘンジのまねだろうか。
これから三俣山に直登すると言っていた女性。
そんなに若くは見えなかったが(失礼)、元気な女性だった。
ひっそりと咲くシライトソウ
シライトソウ(436KB)
休憩を終え、急ぎ足で坊がつるへと下る。
アセビは結実していた。花もいいが、実もなかなかかわいい。
優雅なオカトラノオ
オカトラノオ(472KB)
坊がつるが見えてきた。
ベンチで休憩。三俣山を見上げる。
南峰へ直登しようと思ったが、すぐに断念した。
坊がつるのノハナショウブも見頃を迎えていた。
法華院山荘付近では日曜日にもかかわらず工事が進められていた。ご苦労様です。
北千里へと向かう途中、坊がつるとガスかかる大船山を振り返った。
ケルンの並ぶ北千里浜を歩く。
すがもり越への登りですれ違った家族。
おじいちゃんとおばあちゃんに手を取ってもらっている女の子がかわいかった。
すがもり越に着いてみると、三俣山上空はすっきり晴れている。
これはせめて西峰まで行かなければ。
登路脇には九重の夏を彩るノリウツギが咲き始めていた。
咲き始めたノリウツギ越しに大船山を望む。
ほどなく三俣山西峰に到着。
今日は西峰山頂で昼食。
いつものラーメンにネーブル、我が家でできたミニトマト。

ラーメンを作っている間にあいにくガスってきた。
コーヒーを飲んでいると、辺りにたくさんのトンボが飛んでいるのに気が付いた。
そっと近づき撮影する。
中岳と天狗が城をバックに記念撮影。
トンボの目にこのすばらしい風景はどのように映っているのだろう。
まだ11時半で下山するには早いが、今日はしかたがない。早々と下山することにする。
すがもり越に下って休憩していると、あの小さな子を連れた家族も下山してきた。
子どもはまだ十分に元気だった。すごいな〜。
緑鮮やかなイタドリ越しに大船山を撮影し、すがもりを後にした。
岩場を下っている途中に振り仰ぐと、硫黄山の噴煙が青空に映えていた。
大曲に置いてあった愛車にまたがり長者原へと下る。
わずか6分で到着した。
久住高原より九重連山を振り返る。
見上げると積乱雲が大きく発達している。
この後、雨が降り始め、すぐに大粒の雨となった。
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