天狗が城・中岳・久住山
2008年7月27日
 久しぶりに土日とも空いたのでテント泊を計画し装備を準備したのだが、天気予報では夕方から雨、それも雷雨で雨量も多いとの予報。土曜日の早朝、予報を再度確認し泣く泣く見送った。ところが雨など降らず、「行けば良かった」との思いがつのる。そこで日曜日は前日のテント泊用の装備をいつものザックに詰め直しての出発となった。ところが、車を走らせている時に登山靴を忘れてしまったことに気がついた。まったく踏んだり蹴ったりである。
 運動靴で登るのはいつ以来だろう。登山靴でないとなると足に負担のかからないようにと考え、お手軽に牧ノ戸から久住山へ向かうことにした。5時半スタート。今日は快晴でさわやかな風が吹き、絶好の登山日和である。いつものように花を撮影しながらのんびり歩く。今日は夏休みの日曜日だが人は思いのほか少ない。それでも小学生を連れた家族が何組か歩いていた。
 順調に歩き、時間も早いので天狗が城と中岳に寄ることにした。それぞれの山頂でしばらく風を受けながらくつろぎ、ゆっくりと久住山へ向かう。久住山頂も人は少ない。人が多ければどうしようと考えていた焼き肉を、気兼ねすることなく食べることができた。これでビールがあればいうことないのだが。
 白いノリウツギ咲く山々を見ながら下山した。
5:30牧ノ戸出発→6:05沓掛展望台→7:05扇ケ鼻分岐→7:40久住分かれ→8:05〜8:20天狗が城→8:30〜8:45中岳→9:00御池→9:25〜10:30久住山(昼食)→10:55久住避難小屋→11:15扇ケ鼻分岐→12:30牧ノ戸
すっかり明るくなった5時半、牧ノ戸スタート。
牧ノ戸から登るのは今年の3月1日以来である。
あちこちに咲いていたコバギボウシ。
ユウスゲ
最初の展望台に上がってコバギボウシを撮影していると、三俣山の肩から朝日が差してきた。
ノアザミ
ウツボグサ
アサギマダラが朝食中。近づきすぎておどかしてしまった。ごめんごめん。
いろいろな花が咲いているが、やはり今の季節の主役はノリウツギだ。
沓掛展望台に上がると、阿蘇五岳の周りには雲海が広がっていた。
雲のほとんどない青空が広がる。
気温15℃、さわやかな風。もはや言うことはない。
朝日指す久住山方面をながめる。
なんという鮮やかな緑色だろう。
今日は何組もの親子連れが久住山をめざしていた。
夏休みのいい思い出ができたことだろう。
コバギボウシには青空がよく似合う。
ノハナショウブ
ホソバシュロソウを逆光で撮影してみた。
西千里浜より久住山を望む。
ここまで順調に歩いてきた。時間もまだ早いことだし、久住山へ行く前に天狗が城と中岳に行ってみることにした。
天狗が城着。私の他に誰もいない山頂。
吹く風が心地よい。
山頂でこの風景を眺めながらのんびりとしたひとときを過ごす。
さわやかな風が吹き渡り、じっとしていると寒いくらいだ。
さてそろそろ腰を上げようというときに思い出した。今年の3月1日に雪の中を天狗が城にやってきたとき、温度計が−17℃になっていて驚いたのだが、それをHPに載せたところ、「あの温度計は壊れているのでは?」という指摘を受けたのだった。それを今日確かめてみた。それが下の写真である。確かに壊れている!
続いて中岳へ向かう。
中岳到着。ここも誰もいなかったが、休憩中に数人がやってきた。
大船と平治岳、そして坊がつる。この風景は何度見てもいい。
坊がつるにはテントが10張ほど。
昨日思い切って来ていればあそこに私のテントもあったはずなのだが。
さて、久住山に向かうとするか。
久住山に向かう途中、御池に立ち寄る。
ここは私の九重連山における原点。
ここに来てこの写真を撮らないわけにはいかない。
ノリウツギ咲く御池湖畔の風景。
久住山頂に到着。ここにも人は意外なほど少なかった。
阿蘇五岳を望む。
星生山と三俣山を望む。
今日はここで昼食。昨日テント泊をしていれば夕食になるはずだった焼き肉を食べる。ビールがほしいところだが、残念ながらノンアルコール飲料(正確には低アルコールだが)。
お腹もいっぱいになったことだし、下山することにしよう。
久住山からの下山中、ノリウツギ越しに星生山を撮影した。
扇ケ鼻分岐付近より星生山を振り返る。
シライトソウ(背景は三俣山)
今日は運動靴での山歩きで、足に負担がかかってしまった。
登山靴のありがたさを実感した1日となった。
沓掛山への最後の登りを前に休憩をとった。
ふとそばを見るとワレモコウがかすかに風に揺れていた
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