三俣山
2008年9月14日
 休日出勤や天候に恵まれないこともあって2週間山行できなかったが、この3連休、土日は久しぶりに2日連続の休日である。となれば考えるのは坊がつるでのテント泊。ところが天気予報では土曜日は雨模様、しかたなく(?)家族サービスの日となった。日曜日も午後から雨とのことだが、今日を逃すといつ山行できるかわからない。三俣山のリンドウも気になってしかたがない。
 車を走らせ夜が明けてくると、予想に反して上空には青空が広がっている。久住高原から見る九重連山にはガスもかかっておらず、予想外の展開にうれしくなる。大曲から入山。久しぶりなのでゆっくり登っていく。すがもり越に着くと一人の男性が休憩中。この方は律儀に「お先に」と声を掛け三俣山に取り付いていった。私も小休憩の後、三俣山に取り付く。
 西峰にはリンドウが咲き始めていた。しかしまだほんの数輪。株にはつぼみがたくさん付いているので、もう数日すれば綺麗な花を咲かせるだろう。ここでも男性が一足先に本峰へと向かい、私も追いかけるように本峰へ。本峰を通過し南峰へ向かう。山頂でリンドウを撮影し、坊がつるを見下ろすいつものテラスへ。そこにはその男性が休憩中だった。どちらともなく話をし、偶然の出会いにびっくり!しばらく山の話をし、雨が池へと下るというので分岐までご一緒し、分かれた。
 いつもなら南峰で昼食をとるのだが、ガスで辺りが何も見えずあまりにも時間が早かったこともあり、西峰で昼食をとることにした。昼食を済ませコーヒーを入れていると雨が降り始め、急いで撤収。しかし本降りになることなく、大曲へとゆっくり下った。
6:40大曲出発→7:30すがもり越→8:05三俣山西峰→8:35本峰→8:50〜9:30南峰→9:40W峰→10:00〜11:15西峰(昼食)→11:30すがもり越→12:10大曲
久住高原から九重連山を望む。うれしいことに青空が広がり、ガスもかかっていない。
今日はガスがかかっているか、もしかしたら霧雨かもと思っていたのでうれしい誤算だ。
今日はいつもより少し遅くなった。大曲には7台が先着。
それとも昨日から入山しているのかもしれない。
青空の覗く三俣山上空。このままもってくれればと願いつつ入山する。
アセビは早くも来年の春に咲く花芽の準備を済ませていた。
硫黄山道路に咲くススキに秋の訪れを感じながら歩いていく。
すがもり越に到着しガスのかかっていない三俣山を見上げる。
気ははやるが、小休憩ののちに取り付く。
前夜の雨か朝露か。しっとり濡れた笹の葉が美しい。
コケの胞子嚢もかわいい。
ススキ咲く登路を登っていく。西峰山頂はもうすぐだ。
ふと足下を見ると、リンドウが一輪咲いていた。
今年初めて出会ったリンドウ。思わずカメラに収めた。
ほどなく西峰に到着。
西峰山頂にはリンドウの群落がある。ほとんどがつぼみだ。
まだ早いのか、それとも天気がよければ咲くのだろうか?
咲き始めたリンドウ一輪。
撮影を終え、本峰へと向かう。
西峰をわずかに下ったあたりにもリンドウの群落がある。
大船山をバックに撮影してみた。
アキノキリンソウ
リンドウには引き立て役になってもらおう。
足下ばかりに気をとられていたが、ガスをまとった大船山も忘れてはいけない。
本峰を通過。改めて標識の多さに驚く。
ここまでこの男性がずっと私の先を歩いている。
2人のペースがほとんど同じなのだろう。
ママコナは花期を終えようとしていた。
南峰に到着。
ここでもリンドウの撮影会だ。
撮影を終え、いつもの坊がつるを見下ろすテラスへと移動する。
予想通り、そこにはずっと私の前を歩いていた男性が休憩中だった。「同じコースですね」と声を掛け、しばらく話をする。ところがそのうち、その方は以前メールをくださった佐賀の「ぴーざんす」さんであることが判明。今年6月1日の星生山への登りの時にもほとんど同じ時間に同じコースを歩いた方で、HPを見てメールをくださっていたのだった。HPを通じて知り合えた方とこうして山で会えるなんてすばらしいことだ。

話に花が咲き、ついつい長話をしてしまった。
ガスも晴れそうにないので移動する。
ぴーざんすさんは雨が池へと下るとのことだった。
W峰に立ち寄って見たが、どうもガスがすっきり晴れてくれない。
しかし今日はこんなものだと思って来ているのでそれほどがっかりすることもない。
それよりも、今日はこうして大好きなリンドウの花を撮影できたことがうれしくてならない。
再び西峰にもどってきた。ガスで展望はきかないが、今日はここで昼食とする。
今日のメニューは焼肉。前日の13日からテント泊をする予定だったので、その夕食メニューとして準備していたものをそのまま持ってきた。飲み物がノン(低)アルコール飲料なのが残念だがしかたがない。ビールと思って飲むことにしよう。
ちなみに缶の横にあるのは焼肉のたれ。近所のスーパーで瓶入りでないのを見つけた。これはまさに登山用のたれにうってつけである。
これですっきり晴れていれば言うことないのだが・・・
なお、パック入りのごはんはそのままでは固くて冷たくてとても食べられたものではないが、焼肉のたれをつけて焼けば焼きおにぎりに変身。こうすればお湯で暖めなくてもけっこういける。
「元気のでる山の食事」(山と渓谷社)の受け売りであるが・・・。
昼食中はずっとガスで展望がきかなかったのに、食べ終わる頃になってガスが晴れてきた。まあこんなものかもしれない。
しかしコーヒーを入れているときにポツポツと雨が降ってきた。大降りにならないうちにと急いで撤収。
小雨の降り始めた中、ススキに秋を感じながら大曲へと下山した。

台風が近づいている。この可憐なリンドウたちは暴風雨をどのように過ごすのだろう・・・。

登山に関係のない話で恐縮だが、愛用していたデスクトップPCが壊れてしまった。正確に言うと、「壊してしまった」。6年前に購入したものだが、pentium4、2,4GHz、メモリ500Mと、当時としてはかなりの高スペックで、テレビチューナーまでついていた。ところが最近どうも重くなり、子どもたちから「なんとかならないの」と言われていた。そこで父親としてはなんとかするべくメモリを増設することにした。通販で購入し、先週のある夜、カバーを開けメモリを差し、再びカバーをとじて電源を入れた。
ところがである。起動しない。しかも、異臭がしている!電源を落としたものの時すでに遅し。再びPCが立ち上がることはなかった・・・。登山関係の写真やHPのデータなどはもちろん、家族旅行の写真などはある程度外付けHDにバックアップしていたのだが、子どもたちのデータは全くサポートしていなかったため復旧不可能である。
私のデータで言えば、これまでのメールがすべてなくなったのが残念である。私のつたないHPを見て下さった方々からさまざまなメールをいただいてきたが、そのデータがすべてなくなってしまった。本当に残念!現在のところ、ノートPCでHPの更新やメールの送受信を行っており、今後メールを下さった方にはこれまでのように返信するつもりである。
それにしても、なくした物は大きい・・・。
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