三俣山
2008年10月26日
 数日前より、HPで知り合った馬しゃんさんとメールをやりとりするうち、馬しゃんさんが25日に黒岳の縦走をするとのことで、紅葉の状況をメールで教えてくれることになった。私は土曜日は午前中休日出勤のため山行できなかったが、夜、メールで問い合わせてみるとかなりきれいだという。「よし黒岳に行くか」と思っていたところ、残念なことに日曜日は天気が下り坂。雨でも降ってガスが出てきたりすれば、せっかく苦労して登るかいがない。そこで今年の黒岳の紅葉はあきらめ、お手軽な三俣山へ、大鍋の紅葉を見に出かけることにした。ところがそんな私に追い打ちをかけるように、夕食時に家族から日曜日の午後の予定を頼まれてしまった。そんなわけで、結局昼過ぎには家に帰り着くという、超お手軽な登山となってしまった。
 大曲を出発した6時半、意外なことに三俣山にはガスがまったくかかっていない。これ幸いと登り始める。ガスがいつ広がり雨が降り始めるかわからない上に、昼過ぎまでに自宅に帰り着くとなれば、今日はとにかく急がねばならない。写真撮影も最小限にとどめ、とにかく急ぐ。大曲からすがもり越までわずか35分で到着した。今までの最短記録である。
 休憩もそこそこに西峰への登路を登りそのまま一気に本峰へと向かう。本峰山頂より念願の大鍋壁の紅葉を見下ろす。やはり数日遅かったようだが、それでもきれいに色づいていた。幸いガスも雨もなく、時間があればお鉢巡りをするところだが、しかたがない。写真を撮影したらすぐに下山。今度は西峰を経てすがもり越へと下った。
 硫黄山道路を下山中、休憩中だった十数名のグループの1人に声をかけられ紅葉の状況を説明しているうち、同じ佐伯市の方々だとわかって大いに盛り上がった。みなさん気持ちのよい山行ができただろうか。
6:30大曲出発→7:05すがもり越→7:45〜8:00三俣山本峰→8:15西峰→8:35〜8:50すがもり越→9:25大曲
大曲到着6時前。すでに駐車スペースはほぼ埋まっており一番右端に滑り込んだ。
車中で明るくなるのを待ち、6時半スタート。
大曲より三俣山を見上げる。心配していたがガスはかかっていない。
天気予報を見て迷っていたのだが来てよかった。
正面に三俣山を見ながら晩秋の雰囲気が漂う硫黄山道路を歩いていく。
すがもり越に到着。大曲から35分。これは私の最短記録(今までの最短は2004年に記録した40分)。
最近はゆっくり登るようにしているので、50分から1時間ちょっとというところが私の普通のペースである。
すがもり越で休憩中、遠く大船山を撮影する。山肌が赤く色づいているのが見える。
いつもなら西峰山頂に立ってから本峰をめざすのだが、今日は直接本峰にやってきた。
すがもりから40分、大曲出発からまだ1時間15分しか経っていない。
北峰を見下ろす。大鍋壁の紅葉はまだ色づいていた。
残念ながらピークを数日過ぎているようだが、十分きれいだ。
紅葉のピークはわずか数日のようで、そのピークにぴったり合うように登るのは至難のワザだ。
「今年こそは」と思って登り、「また来年こそは」と思うことの繰り返しである。
写真を撮り終え一旦は北峰へ向かいかけたのだが、お鉢巡りをすると
時間がかかるだろうとあきらめ、まだ早いが下山することにした。
西峰に到着。心配していた雨も時折落ちてくる程度で、本降りにはなりそうもない。
西峰より久住山方面を撮影。硫黄山の噴煙が風に流されていた。北風の季節はもうすぐだ。
辺りはすっかり晩秋の色になっている。
西峰の東端より、紅葉越しに大船山を撮影した。
すがもり到着8時半。このまま下山するにはあまりにも早すぎる。
多くの方が休憩中だったのでおしゃべりを聞くともなしに聞いてのんびり過ごす。
その方々も三俣山に登っていった。さて私は下山するとするか。
硫黄山道路を下山中、休憩中だった十数名のグループに紅葉の情報をお知らせした。
ところがいろいろ話しているうち、みなさんが私と同じ佐伯市の方であることがわかり大いに盛り上がった。
はずみで今日持っていたHPの名刺を配って歩いたが、一度にこれほどたくさんの人に配ったのは初めてである。
みなさん気持ちのよい山歩きができただろうか。
大曲に到着すると、路肩にまで多くの車があふれていた。
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