黒岳 | |||||||
2008年11月2日 | |||||||
先週は天気が下り坂で行けなかった黒岳縦走。今日の天気もくもりの予報だし紅葉もピークを過ぎていてどれくらいきれいに残っているかわからないが、それでもやはり気になる。そこで今年も恒例の(と言っても今年で3回目だが)「紅葉鑑賞黒岳縦走登山」となった。 いつも通り男池駐車場に自転車を置く。ところが自転車の先客がある。同じようなことを考えている人が他にもいるらしい。黒嶽荘に移動し、車の中で待機。夜が明け始めた6時過ぎ、ヘッドライトをつけて出発した。ゆっくり登るうち夜も明け、次第に紅葉が目につくようになった。 仙人岩を越えると後ろからご夫婦が近づいてきてあっという間に追い越された。前岳で食事中のそのご夫婦を追い越し、1357mのピークでカレーパンを食べている時に再び追い越された。高塚山で再びお会いして話をした。男池の自転車はこのご夫婦のものだという。白泉荘から登ってこられたとのことで、お会いできてよかった。この後の予定を聞くと、天狗岩の後は風穴から大船に登るそうで、とんでもない健脚のご夫婦だった。HPの紹介をしたのが恥ずかしくなるくらいだ。 紅葉は意外にも中腹がかなり残っていて十分きれいだった。天狗岩山頂で昼食。風穴からは他の登山者と同じペースでゆっくり下山した。 |
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5:00男池駐車場に自転車を置き黒嶽荘に移動→6:15黒嶽荘出発→6:40白水分かれ→7:10仙人岩→8:00前岳→8:10〜8:20標高1357mのピーク→8:30上台ウツシ→9:45〜10:00高塚山→10:25〜11:45天狗岩→12:20風穴→13:15ソババッケ→13:40かくし水→14:10男池 | |||||||
男池駐車場に自転車を置く。するとそこには先客が。 左が先客の自転車、右が私のものである。 同じようなことを考える人がいるんだなあ。 |
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白水分かれを通過する頃、朝日が昇ってきた。 | |||||||
仙人岩に到着。由布岳は霞んでいて見えなかった。 | |||||||
登路脇に赤い実を見つけた。思わずカメラを向ける。 | |||||||
黒岳で一番好きな場所。風穴のような冷気があたりに漂い、まさに深山に来たと感じる。 初めてここを通ったときにはその雰囲気に鳥肌がたったのを覚えている。 |
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木々の隙間から黒岳の紅葉を撮影する。中腹にはまだ残っているようだ。 | |||||||
上の写真を撮影している最中にご夫婦が私を追い越していった。あっという間だった。 | |||||||
前岳を通過。先ほどのご夫婦が食事中だった。 | |||||||
前岳を通過し、そこから約10分ほど歩いたところにある1357mのピークで休憩。 紅葉を見ながらカレーパンをぱくつく。先ほどのご夫婦が追い越していった。 |
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上台ウツシを通過。ここまでもきつかったが、黒岳はここからが本当にきつい。 | |||||||
歩き疲れて足を止め上を見上げる。頭上には紅葉の三重奏が広がっていた。 | |||||||
木々の隙間より、雲のとれた由布岳を撮影する。 | |||||||
ようやく平治岳と三俣山が見晴らせるポイントまでやってきた。 けっこう紅葉が残っているのが意外。うれしい誤算だ。 |
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頭上にはあちこちにきれいな紅葉が見える。 | |||||||
ようやく高塚山に到着。 | |||||||
山頂には先ほどのご夫婦が休憩中だった。しばらく話をする。男池駐車場の自転車のこともこのときに聞いた。 その話の中で、奥さんから、風穴から米窪への登りの途中に咲くヨウラクツツジのすばらしさを聞いた。 ヨウラクツツジ・・・どこかで聞いた(見た)記憶がある。そうだ、オアシスさんの「九重連山の光と影」に違いない。 帰宅して検索してみると、やはりそうだった。よ〜し、来年はヨウラクツツジに会いに行くぞ〜! |
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ご夫婦を見送り、紅葉の撮影をする。 | |||||||
大船の紅葉は残念ながらピークを過ぎているようだ。 | |||||||
天狗岩方面はまだ紅葉が残っていた。 | |||||||
天狗岩に移動。大岩の上に一人の男性がたたずんでいる。う〜んかっこいい! 私は高所恐怖症であの岩の上にはまだ登ったことがない。 |
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私はずっと、この天狗岩の頂上は、「天狗1556」と書かれたこの岩だと思っていた。 ところがある方から、「天狗岩の本当の山頂はあの岩ではなく、南東方向に高く突き出た岩では」とのメールをもらった。 そこでその確認をしてみると、・・・・確かに右の岩の方が高い! |
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その「本当の山頂」へ行き、紅葉を見下ろす。ピークは過ぎているようで絢爛豪華な紅葉ではないが、目にはとてもきれいに見えた。 | |||||||
遠く由布岳が見える。 | |||||||
目を南に転じると祖母傾山系の山々が霞の上に浮かんでいる。 | |||||||
今日は山頂の岩の下でこの絶景を見ながらの昼食。 いつものラーメン(キャベツ・卵・ウインナー入り)と コンビニおにぎり。デザートは津久見産のみかん。 メニューは質素だが、この風景付きだと考えると なんと豪華な食事だろう。 |
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ゆっくり食事をし、風景を見ながらコーヒーを飲んでいるうち、すでに時刻が11時を過ぎていることに気がついた。 そろそろ下山するとしよう。いつまでもこの風景を見ていたいがそうもいなかい。 |
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山頂には10人を少し越えるくらいの人がいた。天狗岩山頂は狭いのでこれでもけっこうなにぎわいである。 ところが、下山途中に見ると25人ほどのグループが天狗分かれで休憩中だったし、ほかにも続々と登ってきていた。 12時過ぎの天狗岩山頂はさぞ混雑したことだろう。 |
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名残を惜しむように大船の山壁を撮影し、下山。 | |||||||
天狗分かれから風穴までは歩きにくくて大変だが、今回はすばらしい紅葉を見ながらの下山となった。 | |||||||
風穴でも多くの方が休憩中だった。そこで喧噪を避け少し離れた場所で休憩をとった。 | |||||||
ソババッケへ下山する途中、紅葉で染まった大船山壁を見上げる。 | |||||||
ソババッケを通過。 | |||||||
見事に紅葉したカエデ。 | |||||||
かくし水に下ると、すごいカメラを据えた方がいた。バードウォッチングをしているのだろう。 | |||||||
秋を楽しむ家族連れやカップルとすれ違いながら男池へと下った。 | |||||||
駐車場にはまだ自転車が残っていた。高塚山で分かれたご夫婦はまだ下山していないようである。 | |||||||
朝は気がつかなかったが、ここにも自転車が。同じようなルートを歩いた人がほかにもいるのだろうか。 それともあのご夫婦が2台置いたのか。 |
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来週末、8日(土)は終日所用があり、9日(日)は休日出勤。 ただ今回は10日(月)が代休となるため、天候さえよければ10日に山行の予定である。 |
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