指山 | |||||||
2008年11月10日 | |||||||
金曜日には大会があり約80人参加の分科会で司会をし、土曜日は別の研究会の分科会で研究発表、日曜日にも職場の大きな行事があって、なんとも忙しい3日間だった。日曜の代休として休日となった今日の月曜日であるが、そういうわけで精神的な疲れが残っているかもしれず、無理をせずにお手軽山行とした。めざすのはかねてより登ってみなければと思っていた指山である。 いつもよりゆっくり自宅を出発。牧の戸駐車場を通過しながら見ると、わずかに2台の車しか駐車していない。大曲に至ってはゼロ。さすがに平日の曇り空、しかも紅葉が終わり冬枯れが広がるとなればこれは当然だろう。むしろこんな日に山に登ろうとする方がどうかしている。 長者原を出発し、雨が池方面へ進む。辺りは落葉した木々が多いもののまだ赤く色づいたカエデもあり予想外にきれいだ。何度も立ち止まり紅葉を撮影。やがて観察路を示す標識から右に折れ、指山をめざす。 指山の標識から登り始めると辺りは冬枯れの様相に一変。時折わずかに見られる紅葉に慰められながら、クロボクの滑りやすい登路を慎重に山頂へと登っていく。指山取りつきから45分で山頂到着。幸いにもガスはかかっていなかった。 風が吹き寒いのでダウンジャケットを着込み、すぐに昼食。うどんを食べ、下山する。下山を始めてすぐに、2組のご夫婦とすれ違った。まさか今日、こんなマイナールートで登山者と出会うとは思わなかった。 |
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7:00長者原出発→7:50指山自然観察路へ→8:15指山取りつき→9:00〜9:40指山山頂(昼食)→10:15観察路に下山→10:40観察路入口→10:55 長者原 | |||||||
タデ原湿原の木道より指山を望む。タデ原には輪地切りが施されていた。 | |||||||
木道を過ぎ、雨が池方面へと進む。 | |||||||
落ち葉が敷き詰められた登路を歩く。 | |||||||
紅葉がまだこれほど残っているとは思わなかった。 ここ数日の雨でほとんど落葉していると思っていたのでうれしい誤算だ。 |
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さまざまな色が重なりあっている。今日こんな紅葉を見られるとは。 | |||||||
頭上の紅葉を見上げる。カメラを向けずにはおれない。 | |||||||
やがて指山自然観察路への分岐に到着。 | |||||||
観察路を歩き、何度か土石流の跡を横切る。ふと見上げた指山にはガスがかかっていた。 登る間にガスが晴れてくれるといいのだが・・・。 |
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「行き過ぎたのでは」と思う頃、指山を示す標識が見えてきた。 | |||||||
指山山頂をめざして登り始めると、辺りは一気に冬枯れの景色に変わった。 | |||||||
時折見られる紅葉を見ながら高度をかせぐ。急ぐ必要はないのでいつものようにのんびりと登る。 | |||||||
登路より長者原を見下ろす。 | |||||||
ようやく山頂に到着。山頂標識は正面の岩の上だ。 | |||||||
幸いにもガスはかかっていなかった。だが向かいの三俣山には断続的にガスがかかっていた。 | |||||||
三俣山を望む。左が北峰、中央が本峰、右が西峰だ。 | |||||||
北峰直下に大きな土石流の跡が見える。この土石流が指山から北峰へのルートを切断したのだろうか。 | |||||||
三俣山の右には噴煙を上げる硫黄山。 | |||||||
ここまで薄着だったが、山頂は風が吹き寒い。 ザックに入れてきた冬用のジャケットを着込む。 さっそくうどんをつくって食べることにした。 昼食というには早すぎるが、まあいいか。 今日はエビ天、卵、白菜、たっぷりの長ネギ、 ウインナー入りの鍋焼きうどんである。 |
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寒い上に景色もさほど見るものがないため、コーヒーを飲まずに下山することにした。 | |||||||
下山直前、山頂より長者原を見下ろす。 | |||||||
下山を始めてすぐ、2組のご夫婦とすれ違った。 平日にこんなマイナールートを登るのは自分だけだろうと思っていたのでひどく驚いた。 でも考えてみると、指山自然観察路周辺の紅葉はまだきれいなので、 ついでに指山に登ろうと考えるのはそんなに珍しいことではないのかもしれない。 |
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山頂よりわずか35分で標識まで降りてきた。 | |||||||
途中、不思議な看板(?)を見つけた。 三角柱の面に赤と白で色が塗られていて、文字はない。 これは一体何だろう? |
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落葉のグラデーションが美しい。 | |||||||
一面に敷き詰められた紅葉。 | |||||||
自然観察路入口の標識に到着。 | |||||||
落葉を踏みしめながら長者原へと下山した。 | |||||||
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