三俣山 | |||||||
2008年12月28日 | |||||||
2週続けて休日出勤や諸般の事情により山行できなかったが、3週間ぶりにようやく登れることになった。2008年の登り納めである。ところがせっかく登れるというのに、午後は所用のため大分市に行かなければならない。そこで三俣山に朝駆け登山をすることにした。 いつもより早く出るつもりだったのだが出発が遅れ、急遽佐伯ICから湯布院ICまで高速を利用し、なんとか大曲に4:40到着。早々に準備を済ませ5時に出発した。気温は低いものの、登路には雪がほとんどない。そしてその状況はすがもり越への岩場を登るときも変わらず、ここまで雪が少ないとは思わなかったのでちょっと期待はずれ。やはりここ数日暖かかったためだろう。さらに悪いことに三俣山に取りついても霧氷の気配がない。霧氷が朝日を受けて輝く様子をカメラに納めたかったのだがしかたがない。それでも予定通りW峰で夜明けを迎えることにした。今日は雲が適度にあり、赤く染まってくれた。 夜明けの撮影後は南峰のテラスに行き、朝食のうどんを食べ、本峰・西峰を経由して下った。すがもり越に着いたころ、上空にはこのまま下山してしまうのはもったいないほどのすばらしい青空が広がっていた。 |
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5:10大曲出発→5:55すがもり越→6:40〜7:20三俣山W峰→7:35〜9:00南峰→9:20本峰→9:40西峰→10:10〜10:20すがもり越→10:55大曲 | |||||||
三俣山西峰の東端に登ると、すでに黎明が広がりつつあった。 | |||||||
息を切らせながら、6:45に誰もいないW峰に到着。なんとか間に合った。 | |||||||
適度に雲が出てきた。この雲が赤く染まってくれと念じつつ、 岩場の影で風を避け、テルモスの紅茶を飲みながらじっと待つ。 |
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待つこと25分。朝日が昇ってきた。 | |||||||
九重の情念を感じるような雲である。 | |||||||
荘厳な夜明けを迎えた。 | |||||||
目を左に転じると、由布岳の上空にはうってかわって穏やかな表情の雲が広がっていた。 | |||||||
夜明けの撮影を終え、南峰へと向かう。途中、北峰に朝日が差してきた。 | |||||||
南峰に到着し、すぐに坊がつるを見下ろすいつものテラスへと向かう。 | |||||||
ここに霧氷の華が咲いていたら・・・残念ながら今日はこの通り。 | |||||||
いつもは昼食だがまだ7時半。 今日はここで「朝食」である。 白菜・長ネギ・ウインナー・卵を入れたきつねうどん。 寒いので七味唐辛子を多めに振ってみた。 それとデザートのぽんかん。 |
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うどんを食べながら見下ろす坊がつる。ようやく朝日が差してきた。 | |||||||
よく見るとテントが10張り。こんなに寒いのによくやるなあ。 でもあまり人のことは言えないかもしれない。 |
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すっきりと晴れ渡ったとまではいかないが、まずまずの青空の下に九重連山が広がっている。 そういえば今年もよくこの山々を歩いたなあ。いろんな風景を見ることができた九重の山々に感謝。 |
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冬枯れの向こうに由布岳が見える。 | |||||||
朝日の差し始めた大船山をカメラに納めた。 大船山にも今年は5回登った。来年はぜひ雪深いときに登ってみたい。 |
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コーヒーも飲み終えた。少々早いが下山することにしよう。 | |||||||
南峰山頂より。右から星生山・久住山・天狗が城・中岳。 久住山の右には阿蘇山が覗いている。 |
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凍結はしていないのでアイゼンは装着しなかったが、慎重に下る。 | |||||||
登路以外にはほとんど雪が見えない。まるで初春のようだ。 | |||||||
本峰に到着。 | |||||||
わずかに雪の残る大鍋を見下ろす。 | |||||||
本峰からは阿蘇五岳の根子岳が見える。 | |||||||
星生山の右には、遙か遠くに雲仙普賢岳が見える。 | |||||||
この空気の透明度は冬ならではのものだろう。 | |||||||
西峰を通過。 | |||||||
西峰東端より大船を望む。 夜明け前に黎明を撮影した場所にまたもどってきた。 |
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ここまで誰にも会わなかったが、ここでようやく3人のグループと出会った。 | |||||||
すがもり越に下り、大船山をもう一度振り返る。来年もまた来るからな。 | |||||||
さて下山しようというとき、三俣山の上空には抜けるような青空が広がっていた。 もう一度登り返したい気持ちを押さえ、大曲へと下山した。 |
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今年1年、多くの方にHPを訪れていただき、感謝しています。 どうぞよい新年をお迎えください。来年もまたよろしくお願いします。 |
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