三俣山 | |||||||
2009年2月8日 | |||||||
ガスに悩まされる登山が3週続き、そろそろ青空の九重連山を歩きたい気持ちになってきた。幸いにも今日は久しぶりに気持ちよく晴れそうである。 大曲に到着すると、いつもと違って駐車している車が多い。みなさん昨日から入山しているのだろう。朝駆けの方もいらっしゃるかもしれない。明るくなった大曲を7時前に出発。ところが大曲到着時にはくっきり見えていたはずの三俣山にはガスがかかっている。これでは急ぐ必要はなく、硫黄山道路をのんびりと歩く。 すがもり越に到着したものの、ガスは深くなるばかり。その後到着した熊本の上村さんご夫婦としばし歓談。HPの名刺をお渡しすると、なんと見てくださっているとのこと。実にうれしい。ご夫婦は今日朝駆けしたそうだが、残念ながら今ひとつだったようだ。 そのうちガスが晴れそうな気配が見られるようになったため、西峰にとりつく。山頂が近づくと上空に青空が広がりガスが断続的に晴れるようになってきた。時折中岳方面が雲の上に見え隠れする。W峰・本峰を経由して南峰へ到着した9時半頃、ようやくガスが晴れた。 坊がつるを見下ろすいつものテラスに行き、うどんを食べ、コーヒーを飲みつつ青空の下に広がる九重連山をのんびりと眺めた。南峰山頂に戻り西端から周囲を見下ろしているとき、ふとW峰へ向かうルートがあることに気がついた。今まで歩いたことのないルートなので、行ってみることにする。しかも鞍部に下ると山腹を巻くようなルートもあり、そちらを歩いてみることにした。結局北千里浜へ下ったが、最後はひどいガレ場になっていて、このルートは西峰の尾根に戻るのが無難だと思った。 すがもり越に戻ると上村さんご夫婦が休憩中。しばらく話をしたのちご夫婦を見送り、青空に映える三俣山を撮影して下山した。 |
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6:50大曲出発→7:50〜8:20すがもり越→9:00三俣山W峰→9:15〜9:25本峰→9:40〜11:45南峰→12:25北千里浜→12:40〜13:05すがもり越→13:45大曲 | |||||||
7時前の大曲を出発。周囲に雪は全くない。 | |||||||
硫黄山道路を歩く。目の前に見えるはずの三俣山はガスの中だ。 こんなはずじゃなかったのだが・・・。 |
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風はほとんどなく、ガスが動く気配はない。 これではしばらく晴れないと考え、急ぐことなくのんびりと歩く。 |
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ガスの中、誰もいないすがもり越に到着。 | |||||||
やがてご夫婦が北千里浜から上がってきた。熊本からいらした上村さんご夫婦。 三俣山に朝駆けしたが、ガスが広がってきたため下ってこられたとのこと。 私のHPを見てくださっているとのことで、感謝。しばらく九重連山やHPのことで話をした。 |
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すがもり越に到着して30分が経った頃、ようやくガスが晴れそうな気配。 さっそく西峰にとりつく。 |
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登るにつれてガスが薄くなってきて上空に青空が広がるようになった。 時折周囲の景色が見える。雲の向こうに浮かぶ中岳と天狗が城。 |
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ガスが断続的に押し寄せてくる。 | |||||||
ガスがいつ晴れるかわからないので、西峰へは向かわずW峰をめざす。 | |||||||
ようやく姿を現してくれた中岳と天狗が城。 | |||||||
W峰に到着。大船山も雲海の上に姿を現してきた。 | |||||||
本峰に到着。 | |||||||
ガスかかる大鍋壁。 | |||||||
雪の残る本峰、その向こうに南峰。はるか遠く、雲の上に浮かぶ大船山。 | |||||||
南峰への登路を登る。雪のない三俣山でここだけは凍っていた。 | |||||||
南峰に到着。すぐにいつものテラスへ向かう。 | |||||||
ガスも完全に晴れ、すっきりと青空が広がった。 大船山と平治岳、そして坊がつる。この風景が好きだ。 |
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大船山(477KB) | |||||||
風もなくぽかぽかと暖かい。 絶景を見ながらの昼食。 今日もうどんだ。 揚げ3枚、白菜・長ネギ・エノキ・ウインナー。 うどんだけでは足りず、どら焼きを食べた。 |
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食後のコーヒーを飲み、山々をのんびりと眺めた。 そろそろ下山するとしよう。 |
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南峰山頂より中岳と天狗が城、久住山、そして星生山を一望する。 | |||||||
山頂から見下ろすと、W峰までのルートが見えた。 このルートはまだ歩いたことがない。 これは行ってみなければ! |
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南峰とW峰の鞍部まで降りると、山腹を巻くように下るルートが分岐している。 今日はすでにW峰に行っていることだし、初めてのルートを歩いてみることにした。 ここから見る限り、最初はちょっと急勾配かもしれないが、そこを過ぎればほぼ平坦なようである。 |
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滑らないように気をつけながら下ると、西峰が見えてきた。 | |||||||
jここから見る大船山もなかなかいい。 もっとも、大船山はどこから見てもすばらしいのだが。 |
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ミニチュアのケルンが並ぶ登路を歩いていく。 | |||||||
やがて西峰の尾根道に続くルートが見えてきた。 これを登るのか・・・とちょっと引いてしまった。なんと軟弱なことか。 |
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ほかにルートがないかと探してみると、北千里浜に直接下る踏み跡がある。 なんとか行けそうだと判断し、行ってみることにした。 後で考えるとこの判断は間違いであったのだが・・・。 |
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細いながらもルートは続いていたが、最後はなんとこのガレ場で消えていた。ここを下るしかないのか・・・。 よく見ると下った人の足跡がある。しかし、実際に下ってみると、今までで最悪のガレ場であった。 ねんざなどしないよう、慎重に下った。北千里浜に着いたときにはほっとした。 後で地図を確認してみると、このルートはやはり西峰の尾根に戻るのが正しいルートのようである。 |
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北千里浜をすがもり越めざして歩く。 ここはガスがでると大変だが、今日は天気がいいので快適だ。 |
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雪の残る星生山と硫黄山の噴煙。 これでもっと星生山が白ければいいのだが。 そもそも2月上旬というのに、今日はほとんど雪を見ていない。 |
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すがもり越には多くの人が休憩中だった。 ベンチに近づくと、朝お会いした上村ご夫婦が休憩中。 しばし今日の山の情報交換。 今下ってきたルートのことを話すと、お二人も今朝同じルートを歩いたそうで、 もしかするとガレ場で見た足跡はお二人のものかもしれない。 |
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愛の鐘と大船山。 | |||||||
上村ご夫婦を見送り、しばらくして私も下山することにした。 | |||||||
硫黄山道路まで下り、すっきりと晴れた三俣山を振り返った。 | |||||||
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