天狗が城・中岳 | |||||||
2009年2月11日 | |||||||
前回の山行から2日のインターバルしかないが、せっかくの休日であり、山行することにした。 牧の戸駐車場に着いてみると辺りは深いガスに覆われている。天気がよければ大曲から星生山に直登しようと思っていたが、これでは展望がきかないのは明らかで、牧の戸から入山することに変更。夜が明けた7:20に入山。 ガスのため展望は全くないが、今日は一面の霧氷が広がっている。時折立ち止まっては霧氷を撮影し、何人もの登山者に追い抜かれながらのんびりと歩く。やがて久住避難小屋に到着。1人の登山者が休憩中だったが、ほどなく出発されたため、一人になった。何もすることがないため、御池に向けて小屋を出る。 このまま昼までガスは晴れないのだろうと思っていると、急にガスが薄れ、天狗が城が見えてきた。とたんに足取りも軽くなり先を急ぐ。御池のほとりでしばし思案し、天気はこのまま快方に向かうであろうと判断して先に昼食を食べることにした。 ところが昼食を終えて天狗が城に取りつく頃になると再びガスが広がり始め、さらに中岳山頂では風に粉雪が混じるようになってしまった。展望のきかない山頂に長居は無用。中岳から御池へと下り、氷結した湖面を歩いて淡々と下山した。 |
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7:20牧の戸出発→7:45沓掛展望台→8:55扇ケ鼻分岐→9:25〜9:35久住避難小屋→9:40久住分かれ→9:55〜10:50御池(昼食)→11:00天狗が城→11:30中岳→11:45御池→12:00久住分かれ→12:25扇ケ鼻分岐→13:05沓掛展望台→13:20牧の戸 | |||||||
7時過ぎの牧の戸駐車場に雪は全くない。10台ほどの車が駐車していた。 ちなみに一番右に移っているのが我が愛車である。 今日は自転車を積んできたのだが、出番はなかった。 |
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コンクリート道は途中から残雪が凍っていてすべりやすい状態。 念のためアイゼンを装着した。 |
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第1展望台より沓掛山を撮影したが、ガスのため真っ白だ。 | |||||||
展望はなくとも、周囲にはすばらしい霧氷が広がっている。 | |||||||
沓掛山への登路を歩く。 | |||||||
沓掛の岩場を下ると、登路は泥濘のままの姿でガチガチに凍っていた。 下山時はこれが融けて悲惨な状況になってしまうのか・・・。 |
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もともとゆっくり歩いている上にあちこちでカメラを構えるものだから、 何組も登山者が追い越していく。それでものんびりマイペース。 |
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「カメラを構える」といっても、ガスのため撮影するのは主に霧氷だ。 | |||||||
木々によって霧氷も違って見えるからおもしろい。 | |||||||
これは私の好きなアセビ。 | |||||||
扇ケ鼻分岐直前。ここは雪の吹きだまるところ。 | |||||||
扇ケ鼻分岐を通過。晴れていればこのアングルだと霧氷をまとった星生山が見えているはずなのだが・・・。 | |||||||
ガスの中、ケルンの並ぶ西千里浜を歩く。 | |||||||
星生崎下を通過。霧氷越しにガスかかる星生崎を見上げる。 | |||||||
久住避難小屋を見下ろす。 少しの間小屋の中にいたのだが、 何もすることがないので予定通り御池まで行くことにする。 |
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御池をめざしてゆっくり歩いていくうち、 急にガスが薄れてきて天狗が城が見えてきた。 |
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霧氷越しに望む天狗が城。 | |||||||
御池に到着。断続的にガスが晴れるものの、なかなかすっきりとはいかない。 | |||||||
天狗が城と中岳に行くか、それとも先に昼食にするか思案。 天気は回復傾向であろうと判断し、先に昼食とした。 (この判断は間違っていたことが後で判明する) 今日は麻婆豆腐味のぞうすい。 白菜・白ネギ・エノキ・ウインナー・卵入りだ。 |
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食事を終え、いよいよ天狗が城と中岳に向かう。 | |||||||
天狗が城を見上げる。霧氷が美しい。 | |||||||
天狗が城山頂に到着し、氷結した御池を見下ろす。。 | |||||||
次に中岳へ向かう。ところがこの写真を撮影後、ガスが再び深くなってしまった。 | |||||||
天狗が城北面は雪が積もり、その下は凍結している。 ここを下るにはアイゼンが必携だ。 |
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鞍部に下り、ガスが晴れないかと待ってみたが晴れる気配がない。 しかたなく中岳へと向かう。 |
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中岳山頂を見上げる。まさに極寒の雰囲気だ。 | |||||||
山頂へ向かう登路はここも凍結していた。 | |||||||
極寒の山頂に到着。 | |||||||
ガスが晴れるまで山頂にいようと思っていたが、そのうち風に粉雪が混じるようになった。 粉雪がむき出しの顔に当たって痛い。ガスが晴れる保証もなく、下山することにした。 昼食より先に山頂をめざせばよかったと後悔したが、しかたがない。 |
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御池のほとりまで下山してきたが、ガスで全く見通しがきかない。 | |||||||
この冬2回目の御池であるが、湖面の氷上を歩くのを楽しむ余裕はなく、淡々と歩く。 | |||||||
結局下山中にガスが晴れることはなく、とぼとぼと牧の戸へと下った。 | |||||||
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