大船山
2009年3月7日
 昨日まで降っていた雨もあがり今日は晴天。最近は日曜日に登ることが多く、疲れを月曜日に残さないよう、かなりお手軽な山行が続いている。しかし今日は土曜日。多少の疲れは問題ないので久しぶりに大船山に登ることにした。そのついでと言っては申し訳ないが、坊がつると佐渡窪のマンサクも撮影したい。そこで沢水から入山した。
 高度を上げ大船山頂が見えてくると、なんと霧氷で真っ白である。体感気温はそんなに寒くないのでこれは予想しておらず正直驚いた。山頂が近づくに連れ周囲に霧氷が見えるようになった登路を登り、山頂直下の広場に飛び出した。
 山頂で一人の男性が御池へのルートを質問してきた。教えたついでにHPの紹介をすると、以前黒岳の天狗でお会いし、メールもくださった方であった。いつも見てくださっているとのことで恐縮した。しばらく談笑したのち御池に下るこの方を見送り、一人山頂で昼食を食べる。霧氷を堪能しながら食べ、コーヒーを飲んで下山。
 坊がつるに下ると、予想通りマンサクが咲いており、霧氷で白く装った大船をバックに撮影した。鉾立峠から佐渡窪へ下る。佐渡窪の大きなマンサクはまだ一分咲きというところだった。
6:10沢水出発→9:45山頂直下→9:55〜11:35大船山頂(昼食)→11:50段原→12:30〜12:55坊がつる→13:05法華院→13:25鉾立峠→13:50佐渡窪→14:30くたみ別れ→14:50沢水
夜が明けるのを待ちかね、薄暗い中、沢水を出発。
かすかに聞こえる鳥の囀りを聞きながら歩き、くたみ別れに到着した。
今日は通常の佐渡窪〜鉾立峠のルートではない。
高度を上げるにつれて視界が開け、阿蘇や傾山が見えてきた。
あちこちの岩場にはつららが垂れ下がっていた。
しかしそれほど寒さは感じない。
さらに高度を上げ、山頂を見上げてびっくり。
なんとびっしりと霧氷がついているではないか!
最近すっかり春らしくなったのでこれは予想していなかった。
さらに高度を上げる。周囲の霧氷越しに阿蘇五岳を振り返った。
山頂直下の広場に到着。沢水よりここまで約3時間半というところ。
山頂下広場より霧氷越しに九重連山と阿蘇を望む。
今日はこの風景を撮影するために広角レンズをザックに入れてきた。
霧氷という大きなおまけがつき、最高の1枚となった。
霧氷越しの九重連山(497KB)
大船山頂に到着。山頂には単独登山の男性が一人のみ。
その男性に御池へ下るルートを質問され、説明するついでに名刺を取り出しHPの紹介をした。
ところがこの方は昨年の8月2日の黒岳山行で、天狗岩に向かう途中にすれ違った熊本のNさんであった。
いつも私のHPを見てくださっているとのことで、うれしいやら恐縮するやら。
しばらく今日の登山ルートのことやHPのこと、カメラのことで談笑。楽しいひとときを過ごした。
御池へ下るNさんを見送り、私は山頂に残る。
昼食の前に周囲の撮影会。まずは「ねじれ竜」と九重連山。
段原方面も霧氷で白く装っている。
単調な冬枯れの景色とは大違いにきれいだ。
霧氷越しに三俣山を望む。
薄く霧氷のついた御池を見下ろす。真っ白ではないがこれもまた一興だ。
撮影を終え、昼食とする。今日もまたラーメンである。
単なるラーメンではあるが、左に霧氷を眺めつつ、
正面に九重連山を見ながら食べると実においしい。
食後のデザート(これまた単なるみかんであるが・・・)を食べ、コーヒーも飲んだ。
そろそろ坊がつるめざして下山することにしよう。
山頂付近の霧氷を見上げる。
先ほどの撮影のときには雲に隠れていた由布岳が見えている。
この冬の霧氷は今日が見納めだろう。
そう思うと下山するのがもったいない。
辺りの霧氷を見回しながらゆっくりと段原へ向かった。
段原より大船山頂を振り返る。
順調にというより淡々と下り、坊がつるに到着。
すぐにマンサクへと向かう。
マンサクはほぼ満開と思われる。
バックに霧氷を装った大船山があるのがうれしい。
これで青空であれば言うことないのだが。
上の写真とは違うマンサクを撮影。
今度は平治岳をバックに。
こちらは青空が広がっていた。
手前の黒い地面は輪地切りのされているところ。
そう言えば坊がつるの野焼きの季節が近づいてきた。
法華院山荘の横を通過し鉾立峠に向かう。
鉾立峠に到着し白口岳を見上げる。
休憩していると一人の男性が下ってきた。
その男性と会話を交わしながら佐渡窪へ向かった。
佐渡窪壁のマンサクも見頃を迎えていた。
しかし佐渡窪中央にある大木はまだ一分咲きというところだろうか。
山行の無事を祈り手を合わせた。
沢水に下山すると、まさに野焼きの真っ最中だった。
次週末(14日・15日)は両日とも休日出勤のため山行できない。
次の3連休(20日・21日・22日)も金土(20日・21日)は確実に休日出勤。
いつ山行できるか予想できない状況がこれからしばらく続く。どこかで山行できればよいのだが・・・。
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