鳴子山・白口岳

2009年6月20日

 鳴子山のオオヤマレンゲがそろそろ咲き始めているはず。本格的な雨になる前にカメラに納めておきたい。そこで職場の先輩に配慮してもらい山行することにした。感謝。
 沢水に到着した6時過ぎ、駐車場には4台が先着していた。いつものように花の撮影をしながらマイペースで登っていくと、4人組のグループに追い越された。「まあいつものことだ」と焦ることなくのんびり登る。それでも次第に汗が噴き出てくる。徐々に高度を上げ尾根に上がると、下にいるグループの歓声が聞こえる。何事かと見てみるとガスに白い虹がかかっていた。
 鳴子山山頂を経てオオヤマレンゲの群落へ。やはり予想通り咲き始めていた。まだつぼみの方が多く、来週末がピークかもしれない。30分ほど撮影し稲星越をめざす。
 ガスが晴れないので稲星山はあきらめ、白口岳の岩陰で風を避けながら昼食をとり、鉾立峠へと下山。佐渡窪からくたみ分かれへと淡々と歩いた。

6:25沢水出発→8:00直登ルート分岐→8:40鳴子山→オオヤマレンゲ撮影→9:45稲星越→10:00〜10:55白口岳(昼食)→11:35鉾立峠→12:00佐渡窪→12:40くたみ分かれ→13:05沢水


6時すぎに沢水駐車場に到着。すでに4台が駐車していた。
急いで装備を調え出発。


駐車場のすぐ横ではヤマボウシが満開だった。


艶やかなシモツケ。


林道から登山道へ右折する。


樹林帯を歩いていく。
ヤマアジサイが咲き始めていた。


同じアジサイ属に属するコガクウツギ。こちらは純白の花が美しい。
この写真を撮影中、4人グループに追い越された。
だが追い越されるのはいつものこと。焦ることなくマイペースで歩く。


林道を横切り再び登山道へ。
山頂付近にはガスがかかっている。


4人グループに追いつき、「お先にどうぞ」と言われた。「では」と追い越そうとしたとき、名前で呼びかけられてびっくり。
福岡県大野城市のIさんであった。昨年6月27日のオオヤマレンゲ山行の後にメールを下さった方である。

その後もメールをいただいたのだが、まさか今日お会いできるとは。


人の横顔に見える岩を通過。
この岩、名前がついているのだろうか?


ベニバナニシキウツギ。いつのまにか青空が広がっていた。


ようやく鳴子山へ直登する分岐に到着した。


この場所には稲星越への登山道を示す標識があり、その登山道はここを左に折れていく。
だが鳴子山への直登ルートはここを直進する。


このルートは最初ガレ場を登っていく。


やがてロープが見えてくるとガレ場から離れ、尾根をめざしていく。
この場所のすぐ上には新しい巻き道がつくられていた。


尾根に上がるとベニドウダンが咲き乱れていた。

だが辺りは再びガスに包まれてしまった。上には青空も見えているのだが。
そのとき、下から登ってくるIさんのグループから歓声が聞こえてきた。
何事かと振り返ってみると・・・


ガスに白い虹がかかっていた!
白い虹(別アングル)(373KB)


やがてガスが晴れ、広大な雲海が眼下に広がる。いい気分だ。


苦手な岩場もなんなくクリア。
もうすぐ鳴子山山頂だ。


山頂では1人の男性が休憩中だった。


辺り一面に咲いているコケモモを撮影し、いよいよオオヤマレンゲの群落へと向かう。


やはり咲いていたオオヤマレンゲ。
オオヤマレンゲ1(483KB)


辺りには多くのつぼみがある。ピークは来週末くらいだろうか。
オオヤマレンゲ2(483KB)


林の中に咲く気品ある姿はさすが「山の貴婦人」と呼ばれるだけのことはある。


オオヤマレンゲ3(432KB)


30分ほど歩き廻り撮影した。これで今日の山行の目的は達したので稲星越へ向かうことにする。




夏山には白い花が似合う。
もうすぐ夏山の季節がやってくる。


稲星越に到着。標識のプレートがテープで固定されていた。


ここで休憩していると3人のグループが中岳方面からやってきた。
私を見ると「よかった〜。あんまり人がいないから寂しかったんですよ」とのこと。
ミヤマキリシマが終わった今、九重連山は閑散としている。こんな静かな山こそ楽しいのだが。
鳴子山へのルートについて説明し、3人の方々は鳴子山へ。私は白口岳へ向かう。




ガスの中を歩き、白口岳山頂に到着。
ガスのため展望は全くない。


ガス混じりの風が吹いているので岩場で風を避け、昼食とした。
今日はペンネのミートソースにオニオンコンソメスープ。


食べ終えてコーヒーを飲んでしまってもガスは晴れない。
あきらめて下山することにした。


山頂直下はロープ頼りの急斜面。慎重に下る。


鉾立峠まで下ってきた。
ちょうど男性2人が休憩中。やはりオオヤマレンゲねらいで沢水から歩いてきたそうだ。


佐渡窪にて。緑濃いマンサクもいいものだ。


佐渡窪を過ぎたところにある石仏。
いつものように山行の安全を祈って手を合わせた。


濡れたカエデが輝く。


淡々と下り、ようやくくたみ分かれに到着した。


「勘弁してくれ」と言いたくなるようなアップダウンを越え、沢水に戻った。


来週末は土曜が結婚式、日曜は職場のボランティアに参加することになっているため山行できない。
実は次の山行予定が立たないので困っている。もっとも梅雨に入り山行するのも難しい季節である。
なりゆきにまかせることにしよう。


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