三俣山

2009年9月5日

 この土日は土曜日が休日出勤、日曜日は地区の出合い(神社清掃)があり、山行はあきらめていたのだが、職場の先輩のおかげで登れるようになった。感謝感謝である。天気も良さそうだし、せっかくの好意を生かす意味でも、久しぶりの大船山に登ることにしていた。気合いを入れていつもよりずいぶん早い2時半に起床し装備をチェックしているとき、なんと職場にデジカメを忘れたことに気がついた。こんな夜中に真っ暗な職場に入る勇気などなく、しかたなく5時まで待って取りに行くことにした。これでは大船山はあきらめねば・・・(泣)。
 そういうわけでなんとも遅い7時50分に長者原出発。すでに朝のすがすがしさはなく、日差しを受けると暑い。樹林帯に入ると少し涼しくなった。雨ヶ池に到着し、お目当てのマツムシソウを撮影する。だがヤマラッキョウの群生はようやくほころび始めたところだ。
 雨ヶ池から三俣山へとりつく。すぐに通過する天ヶ池は水が干上がっていた。やがてルートは急登となり、あえぎつつもようやく北峰との分岐である小鍋の縁に上がった。南峰のいつものテラスで昼食をとり、ゆっくりと本峰・西峰を経由してすがもり越へと下った。

大曲に自転車を置く→7:50長者原出発→9:10〜9:40雨ヶ池→9:40三俣山取りつき→10:30北峰分岐→11:00〜12:20南峰(昼食)→12:35本峰→12:55〜13:05西峰→13:25〜13:35すがもり越→14:15大曲→自転車で長者原へ下る


まずはヒゴタイにごあいさつ。だがすでに花期を終えようとしていた。


朝日さすタデ原湿原から三俣山を望む。
山頂付近にはガスがからんでいるようだ。


当初の予定ではまだ薄暗い頃に長者原を出発し、雨ヶ池経由で坊がつるに入り、大船山をめざすつもりだった。
だがすでに時刻は8時。大船山は無理である。強くなり始めた日差しを浴びながら雨ヶ池をめざした。




コオニユリ(木道より)


木道を過ぎ、樹林帯に入る。今日は時間が遅いためか、前後に複数の登山グループがいて、同じように雨ヶ池をめざしている。




ツリフネソウ。この花のつくりにも感心するが、この花をツリフネと名付けた感性もすごいと思う。


雨ヶ池が近づいてくると花が増えてきた。




イヨフウロ


ママコナ


雨ヶ池に到着。花を探しながら散策する。




私の好きな花、ワレモコウをススキ越しの三俣山とともに撮影した。


今日のねらいの1つ、マツムシソウ。
山はもう秋なのだと実感。


雨ヶ池にはヤマラッキョウの大群落がある。
だがまだほとんどがつぼみ。
なんとか咲き始めた1株を見つけることができた。


今日はここ雨ヶ池から三俣山をめざす。
とりつき地点がわかりにくいのが難点だ。
長者原方面から雨ヶ池に入ってすぐのところ(木道より手前)で
右に伸びる踏み跡が取りつき地点である。




5分ほど進むと天ヶ池がある。
ほとりのサワギキョウ越しに見る三俣山。


このルートは最初は草原であるが、樹林帯に入ると次第に斜度がきつくなり、最後は木の枝や根をつかみながらよじ登るところもでてくる。
何度か休憩しあえぎつつ、ようやく北峰との分岐に上がってきた。




小鍋を見下ろしながら一休憩。
さて、南峰へ向かうとするか。


南峰山頂。すぐにいつものテラスへと向かう。



坊がつるを見下ろすテラスより、ススキ越しに大船山を望む。


今日もここで昼食。まずはアルファ米にお湯を注ぎ、できるのを待つ。
その間にソーセージをつまみにビールタイムだ。
しかし今日はテント泊ではないため、最近はやりの「キリンフリー」。
アルコール0.00%ではあるが、それなりにおいしいのがうれしい。

これはやみつきになりそうだ。(もちろん私はキリンの回し者なんかではない)


今日のメニューは焼肉丼。レトルトではなく、肉とタマネギを炒め、持参のたれをかけたもの。
それにわかめスープ。デザートは「なし」である。

ところがけっこう満腹になってしまい、デザートは後で食べることにした。


ガスのかかる大船山を見ながらの食事はうまい。



食事を終え、今日山に来られたことに感謝しつつコーヒーを味わった。
そろそろ下山するとしよう。



テラスの近くには咲き始めたリンドウが笹の葉から顔を覗かせていた。


登路を縁取るように咲いていたアキノキリンソウ。


本峰を通過。


本峰より北峰と大鍋を見下ろす。


続いて西峰に到着。


西峰の端の岩に腰掛け、久住山・中岳方面を眺める。
後はすがもり経由で大曲に下るだけ。急ぐこともないので、この景色を見ながらなしにかぶりつく。


すがもり越まで下り、西峰を振り返った。


硫黄山道路を下山中、土石流の跡に遭遇した。
このあたりではすさまじい雨が降ったのだろう。
今年の夏の異常さを改めて感じた。


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