大船山

2009年9月13日

 前日寒冷前線が通過しさわやかに晴れそうな天気なので、久しぶりに大船山に登ることにした。前回大船山に登ったのは5月31日。3ヶ月もご無沙汰してしまった。
 今水駐車場に到着し見上げる空は青空でガスもない。気持ちよく今水登山口より入山。ゆっくり登り始める。岳麓寺への分岐を過ぎ東尾根コースの取りつき地点はそこからすぐなのだがうっかり通り過ぎてしまい、途中で引き返すはめになってしまった。後戻りして前セリから東尾根コースに取りつく。順調に登っていくと木々の間から黒岳とその上空の青空が見えてくる。さわやかな風が心地よい。最後の急登をあえぎながら上り、誰もいない山頂に到着した。雲一つないとはいかないものの、青空の広がる絶景が迎えてくれた。
 周囲をカメラと、そして今日初めて持ってきたビデオカメラで撮影。その後しばらくして7人グループが到着。そのほかにも単独登山の方や小グループも登ってきて急に山頂はにぎやかになった。のんびりと昼食を食べ、コーヒーを飲む頃になるとみんな下山していった。再び訪れた静寂の中でコーヒーを飲みほし、風穴経由で下山した。

6:10今水駐車場→6:20今水登山口出発→7:35東尾根コース取りつき→8:00ポールのある台地→9:10〜10:50大船山→11:05段原→12:20風穴→13:20今水登山口→13:35今水駐車場


6時20分に今水登山口から入山。
駐車場には他の車はなく、私がトップバッターだ。


登路にどんぐりが落ちている。秋だな〜


岳麓寺分岐に到着し小休憩。ここまでは順調だったのだが・・・。


今日は東尾根コースを登り、米窪壁から風穴に下る予定にしていた。
東尾根コースの取りつき地点は岳麓寺分岐からわずか数分のところである。
ところがその地点をめざして歩き始めたはずなのだが、気がつけば5分以上歩いている。
どうやら取りつき地点を見落としたらしい。しかたなく後戻りするはめになった。




今水側から見た東尾根コースの取りつき地点。
右が風穴へと向かうルート、左が東尾根コースだ。


以前はなかった標識が掛けられていた。
矢印の上には「大船山はここを左折」と書かれていた。


そう言えばここを歩くのはずいぶん久しぶりである。
前回ここを歩いたのはいつなのかと調べてみたら、
なんと昨年の10月18日。ほぼ11ヶ月ぶりだ。




ポールのある台地に上がってくると、大船山の山頂が見えた。
上空は雲一つない青空だ。


足下にはワレモコウが咲いていた。


木陰に咲いていたテンニンソウ。


高度を上げると黒岳が姿を現した。


米窪壁も見えてきた。
さわやかな風が吹いている。そして何より青空がうれしい。


東尾根コースはなだらかに登っていくのだが、ここからはかなりの急登だ。
あえぎつつ頂上をめざす。




頂上が近づくと、突然御池を見下ろすポイントに飛び出した。


アキノキリンソウが木漏れ日を浴びている。


ようやく大船山頂に到着した。
今水登山口より約3時間。


まずは周囲に広がる絶景の撮影。
青空の下に広がる九重連山。


段原と米窪方面。
右奥には遠く由布岳の双耳峰が見える。
そう言えば由布岳を見るのも久しぶりの気がする。


南側には祖母傾山系が雲の上に浮かんでいた。


まだ緑一色の御池周辺。
ここが紅葉に彩られる季節ももうすぐだ。


実は先日待望のビデオカメラを購入し、今日初めて持参してきた。
いつかはやってみたいと思っていた山頂でのビデオ撮影に初挑戦だ。
三脚を使用せず、しかも頂上にある岩の上に立っての不安定な状況なので、
ある程度の手ぶれはしかたのないところか。次回は三脚を用意しよう。

大船山頂より 2009年9月13日



見上げると秋の雲が空に広がっていた。
今日の主役はこの雲かもしれない。


撮影を終える頃、大勢の人が山頂に登ってきた。
けっこうにぎやかだが、気にしないようにして昼食とする。




まずは前回同様、ウインナーをつまみに「フリータイム」だ。
と言っても自由行動ではなく、「キリンフリー」である。


今日のメニューはラーメン。私の好きな中華三昧。
チャーシュー5枚に卵、たっぷりのネギを入れた。
デザートはグレープフルーツである。


やはりこの絶景を見ながらの食事はうまい!


多くの人でにぎわっていた山頂もみんな下山してしまい、静かな山頂が戻ってきた。
一人静かにコーヒーを飲む。
ところが気がつくと南側からガスがやってきてしまった。

しかたない、十分休憩したことだし、下山することにしよう。


段原まで下り、フクオウソウとホクチアザミを撮影。


イヨフウロ


リンドウ


米窪を見下ろす。
太古の大船山はどんな山だったのだろうと思いを馳せた。


このルートはあまり人が通らないのか、枝が迫り通りにくいところが多い。
今日も頭を枝にぶつけること2回、ザックが枝にひっかかること2回。


マツムシソウ


ようやく風穴へと下る地点までやってきた。
ここから風穴までは長い長い下りが続く。


下山途中、黒岳と対峙する。


風穴までようやく下ってきた。


今水登山口まで淡々と下り、乱れ咲くハガクレツリフネソウを撮影した。


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