天狗が城・中岳・久住山

2009年9月21日

 5連休(シルバーウィーク)である。できれば坊がつるにテント泊したかったのだが、19日(土)は体調が今ひとつで山行をあきらめ、20日(日)は娘(中3)の運動会。さすがに子どもの運動会の日に山登りなどしていたら後が怖い。そこで残る3日の間にテント泊といきたいところであるが、どうやら22日(火)は天気があやしい。そういうわけで結局いつものように日帰り登山となった次第。ところがその山行予定を決めた後に、数年も会えていない知人から久しぶりに電話があり、まさにこの日に子どもさんを連れて久住山へ登るという。そこで山頂で会えることを期待して私も久住山をめざすことにした。
 大曲から入山しすがもり越から北千里浜を歩く。北千里浜を歩くのは久しぶりである。ゆっくりあせらず久住分かれに到着。しかし久住山はガスの中だ。そこでいつものように天狗が城から中岳へと向かった。中岳山頂でガスが晴れるのを待ち、ようやく晴れた山頂からビデオ撮影。
 御池のほとりで昼食を食べ、久住山へ向かう。山頂には知人の姿は見あたらず、下山を始めた直後、登ってくる二人に出会えた。しばし歓談ののち、リンドウの花を撮影しながらのんびりと下山した。

牧の戸に自転車を置く→6:20大曲出発→7:05すがもり越→8:00久住分かれ→8:30天狗が城→8:45〜9:40中岳→9:50〜10:55御池(昼食)→11:15〜11:25久住山→11:55久住分かれ→13:40牧の戸→自転車で大曲に下る



今日はシルバーウィークの中日。どこも人だらけだろうが、九重連山も多くの人でにぎわうことだろう。
大曲に到着した6時すぎ、すでにほぼ満車状態で、ようやく見つけたスペースに入り込むことができた。
装備を確認し入山。今日は星生山ではなくすがもり越をめざす。




硫黄山道路を歩いていくと目の前に三俣山が姿を現す。
三俣山は見る角度によって印象が違う。
ここから見る三俣山は迫力満点だ。


順調にすがもり越までやってきた。
さて大船山はと見てみたが、巨大なガスに覆われているようである。


天狗が城と中岳は晴れているが、久住山にはガスがかかっている。
どうやら久住高原側からガスがやってきているようだ。


今日は北千里浜を歩く。実に久しぶり。
記録を調べてみると、この部分の北千里浜を歩くのは今年の2月15日以来だ。

もっとも、その時は久住分かれからすがもり越へと(つまり今回とは逆に)歩いている。
すがもり越から久住分かれへと歩いたのはいつだったのだろう・・・


のんびりマイペースで久住分かれに到着。
しかし見上げる久住山はガスの中。


星生崎にもガスがからんでいる。


久住高原側から冷たい風が吹いており、ガスが次々と発生しては押し寄せてくる。
このガスでは久住山に登っても展望は望めない。
潔く天狗が城に向かう。




天狗が城に向かう前に、御池越しに中岳を望む。
中岳にもガスがかかっているようだ。


天狗が城を見上げ、取りつく。


山頂より御池を見下ろす。
水量はずいぶん少なくなったようだ。


続いて中岳へ向かう。




鞍部より見上げる中岳。
やはりまだガスっているようだ。


ほどなく山頂に到着。
中岳は数人しかいないことが多いのだが、今日はちょっと多い気がする。
やはりシルバーウィークだからだろう。




山頂から御池・久住山方面を振り返ってみたものの、やはりガスの中だ。
しかたない、しばらく粘ってみることにしよう。


ガスが晴れるのを待つ間、することと言えば周囲の撮影。
まずは坊がつるを見下ろす。
多くのテントでにぎわっている。
ざっと数えると60を越えているようだ。


東千里浜の草紅葉。
九重連山の本格的な紅葉が待ち遠しい。


待つこと20分、ようやく断続的にガスが切れるようになってきた。


大船山も姿を現した。


そして三俣山も。


ガスの晴れた中岳山頂から360度の風景をビデオカメラに収めた。
今日は三脚を持ってきたのだが、山頂標識のそばに三脚を立てる場所はない。
しかたなくまたもや手持ちでの撮影となった。


九重連山 中岳山頂より 2009年9月21日


ビデオ撮影を済ませ、中岳を下る。
そろそろお昼時。さて今日はどこで食べようか。
一旦は久住山頂でとも思ったのだが、今日はすごい人出に違いない。
ゆっくりと落ち着いて食事ができるのは、やはりいつもの場所だ。




御池の湖面と遠く星生山を望む。
この景色は何度見てもいい。


いつものように御池のほとりで昼食。
今日は焼きうどん。ウインナー、タマネギ、ピーマンを入れた。
うどんは2玉。
かなりのボリュームだ。




今日はこのあたりにも昼食中のグループがあちこちに腰をおろしている。
いつもならほぼ私だけの貸し切り状態なのだが。


コーヒーも飲んだことだし、そろそろ久住山へ向かうことにしよう。




ほどなく久住山頂に到着した。
やはり予想通りの大にぎわいである。
しかも周囲にはガスがあり展望はあまりきかない。


星生山を撮影して下ることにした。


子どもさんを連れた知人がそろそろ山頂に着く時刻ではと思いつつ、
(何時から登るのかとは聞かなかったが、まあおよその想像はつく)
山頂から下りながら登ってくる人の中を探していると、やはりいた!
久しぶりの再会に話がはずんだ。
だが待たされている息子さんは暇そうである。ごめんごめん。


2人と分かれ、牧の戸をめざして下山を始める。


久住分かれにて。
今日は小学生を連れた家族連れが異常に多かった。
どの家族も楽しそうで、見ていると実にほほえましい。
私ももう数年早く登山を始めていれば子どもたちと一緒に登れたのに。
子どもが親の言うことを素直に聞いてくれるのは小学生までである。



花を探しながら牧の戸へと下る。
今の季節、主役はリンドウだ。


登路わきに点々と咲いているリンドウをのぞき込みながら歩いていると、
次々と追い越されていく。


ほんの数株が咲いていた、ヤマラッキョウ。
そういえば雨ヶ池の大群落も見頃だろうか。


人気者のワレモコウ。人垣ができていた。
モデル並みの撮影会である。


モデルと言えば、このきょうだいもかわいかった。
2人とも自分のぬいぐるみをしっかり抱えているところがなんとも愛らしい。

膝小僧のバンドエイドもいいなあ。


みなさんに追い越されながら、ようやく沓掛の手前までやってきた。
三俣山を振り返る。


沓掛の周辺では気の早いドウダンが紅葉していた。
今年の紅葉はどうだろうか?

全山が染まるのが今から待ち遠しい。


牧の戸まで下り、朝置いておいた自転車に乗って大曲へと下る。
大曲の駐車スペースの端っこに1台の自転車を見つけた。
防犯登録証を見ると佐賀県と書いてある。
私と同じようなことを考えている人がいるんだなあ。


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