三俣山

2009年11月28日

 29日(日)に職場の行事が予定されており、ここ数日異様に忙しかった。特に26(木)と27(金)は昼休みもほとんど取れないほど。そのためか、早朝4時に目覚めたもののどうも体が重い。だが今日は休日出勤もなく、しかも晴れの予報。これはやはり登りたい。そこで疲れが残っていることを考え、お手軽な大曲からの三俣山とした。
 九重へ向かう車中、ラジオの天気予報で「寒気がやってくる」と聞きいやな予感がした。大曲に着くとやはり三俣山はガスの中で全く見えない。10時か11時頃には慣れるのではとかってに予想して出発しようとしたとき、隣に車を停めたご夫婦が話しかけてくれた。
 すがもり越に着いたものの、断続的にガスがやってくる状況で三俣山は時折真っ白になる。そこでしばらく待機していると、先ほどのご夫婦が登ってきて歓談。やがてご夫婦が北千里浜へ向かったのを見送ってガスの三俣山に取りついた。
 展望のきかない各峰はパスしてまずは南峰へと向かう。南峰のテラスに着いてもまったく展望がなく、昼食。リンゴを食べているときにようやく坊がつるが見えてきた。だがガスは晴れることなく、あきらめて本峰→西峰とたどる。西峰の東端でガスが晴れるのを待ったが、大船山がなんとか見えた程度。今日は無理だとあきらめて下山した。
 大曲に戻って車のエンジンをかけたとき、すがもり越で見送ったご夫婦が下山してきた。星生山から星生新道を下山したという。「下山にはお勧めできないと言ったのに」と言うと「すべって大変だった」とのことだった。

7:30大曲→8:20すがもり越→10:00〜11:30南峰→11:45本峰→12:10〜12:25西峰→12:45すがもり越→13:25大曲


大曲より三俣山を見上げるものの、ガスの中。
だが「昼頃から晴れ」との予報を信じて入山。
出発しようとしたとき、隣に車を停めたご夫婦が「三俣ですか」と声をかけてくれた。


硫黄山道路に上がるとガスが取れてきていた。
これは意外と早く晴れるのでは。


近づくにつれて三俣山の迫力が増してくる。


すがもり越に到着し三俣山を見上げる。
このときは晴れていたのだが・・・


わすが数分で真っ白になってしまった。
これでは登っても仕方ないので、しばらく待機することにする。


そのうち先ほど大曲であいさつしたご夫婦が登ってきた。
大分市からという気さくな雰囲気のお二人で、楽しく話をさせてもらった。
ご主人は平坦なハイキングコースが好み、奥さんは急な山が好きと山の好みは違うとのことだが、
とても和やかなお二人の様子がとてもうらやましかった。

そのうち九重連山のルートの話になり、大曲から星生へ登る星生新道について、
「見晴らしがよくていいルートだけど下りにはお勧めできません」と紹介した。
なにせ、つい5日前に下ってきつい思いをしたばかりだ。



三俣山をあきらめ北千里浜へと向かったお二人を見送り、
ガスの三俣山へ取りつく。


西峰の東端に上がってきた。この向こうに西峰山頂があるのだが、
下山時に晴れていることを期待してまずは南峰をめざすことにする。


ここは本峰とW峰の鞍部。
この向こうに本峰があるが、ここもパス。


南峰に到着。
すぐに坊がつるを見下ろすいつものテラスへ向かう。


今日の昼食は焼肉。
わかめスープとデザートのリンゴをつけた焼肉定食である。


いつものように風景とともに撮影しようとしたものの、今日は展望がない。


デザートのリンゴを丸かじりしているときにようやくガスが晴れてきた。
コーヒーを飲みながらさらに晴れるのを待ったが、どうやら今日は大船山は見えそうにない。

あきらめて下山することにした。


のんびりゆっくり歩き、本峰に到着。
その間もガスが晴れないかと期待しているのだが。


西峰も通過し、西峰の東端までやってきた。
あとはすがもり越に下るだけである。
そこで、この場所でガスが晴れるのを待つことにした。



ようやく大船山がガスの向こうに見えた。
今日はこれが精一杯のようだ。


中岳や久住山方面はガスの中。
すがもりを越えて次から次へとガスがやってくる。


最近職場で「寒いね」と寒さが話題になるとき、私が「早く雪が降らないかな」と言うと皆さんあきれてしまう。
だが正直言って今のこの季節、九重連山には花も咲いていなければ新緑も紅葉もない。
私は本当に、早く霧氷や雪の季節にならないかと首を長くして待っているのである。



こんな純白の九重連山を早く見たい・・・ 2008年2月23日撮影


硫黄山道路を下りながら三俣山を振り返る。
だがこの数分後に振り返ると、三俣山はもうすっかりガスに包まれていた。


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