久住山・天狗が城・中岳

2009年12月6日

 今日の予報はくもりのち晴れ、昼頃から晴れるとのことである。だが山の天気は行ってみなければわからない。とりあえず御池の氷の様子を見ようと7時過ぎに牧の戸から入山した。
 登山口から見上げるとやはりガスっている。午前中はガスの中を歩く覚悟でのんびりと登り始める。ところが第1展望台に上がるとあたりには一面の霧氷があった。展望はないものの周囲の霧氷を眺めながら歩いていく。扇ケ鼻分岐が近づく頃、ようやく一瞬だけガスが晴れた。「意外と早く晴れるかも」と思うと体まで軽くなる。
 星生崎を越えて驚いた。ガスが完全に晴れ、久住山・中岳・天狗が城が青空にそびえており、しかも久住高原側には雲海が広がっている。これほど劇的に変わるとは。焦る気持ちを抑え、久住分かれからとりあえず久住山へ向かう。山頂から雲海を撮影した後、しばらく休憩し御池へ。だが残念ながら御池は一部しか凍っていなかった。
 天狗が城を経由して中岳へ向かい、霧氷で白くなっている大船山を見ながら昼食。ところが御池に下る頃にはガスが立ちこめ晴れることが少なくなってきた。これでは撮影もままならない。しかたなく下山することにした。

7:05牧の戸→7:25沓掛展望台→8:25扇ケ鼻分岐→8:55久住分かれ→9:20〜9:50久住山→10:10御池→10:20天狗が城→10:40〜11:50中岳(昼食)→12:05御池→12:30久住分かれ→12:50扇ケ鼻分岐→13:35沓掛展望台→13:50牧の戸


明るくなった7時過ぎに入山。
だが上の方はガスっている。


第1展望台に上がるとあたりには一面の霧氷が広がっていた。


周囲の霧氷を眺めながらのんびりと歩いていく。
沓掛展望台の温度計は−4℃を示していた。



沓掛の岩場よりガスかかる尾根道を撮影。
風がほとんどないためそれほど寒さは感じない。
ただ、カメラを構えるときは手袋をはずさなくてはならず、
強烈に手がかじかんでしまう。


ガスに煙る霧氷。幻想的な風景が広がる。


ガチガチに凍てついた登路を歩いていく。


扇ケ鼻分岐に近づく頃、一瞬ガスが晴れ、頭上に青空が広がった。


だが再び深いガスに覆われてしまった。
このガスの向こうには星生山が見えるはずなのだが。


ケルンの並ぶ西千里浜を歩く。


星生崎が近づく頃、ようやくガスが切れ、青空が見えるようになってきた。


ふと右手を見ると、雲海が広がっていた。
霧氷と久住山と雲海。


星生崎を越え久住避難小屋を見下ろす地点まで来て驚いた。
なんと雲一つない青空が広がっている!


久住分かれを通過。


久住山頂よりガスかかる天狗が城と中岳を望む。
右奥に見える大船山もきれいだ。


星生山方面を見ると、その向こうから押し寄せてくるガスに完全に包まれていた。


霧氷越しに久住高原とその上に広大に広がる雲海を撮影した。


山頂は風が強く、寒い。しばらく風下で風を避けて休憩。
やがて御池へ向かう。



意外にも御池の氷はまだ小さかった。
去年の12月7日は一面に氷で覆われていたのだが。

氷に包まれた御池はこちら(2008年12月7日)


天狗が城山頂。


続いて中岳へ向かう。


御池と久住山。
次から次へとガスがやってきては吹き過ぎていく。


中岳への登路。
ここはまさに冬。


中岳山頂。


霧氷越しにガスかかる大船山を望む。


大船山も霧氷で白く装っている。

大船山(472KB)


今日はこの絶景を見ながらの昼食。
スーパーで見つけた「煮込みラーメン カレー鍋風」。
ウインナー・白菜・長ネギ・卵を入れた。
ラーメンというよりはチャンポン麺である。


親子3人で食事中。
この景色を見ながら食べたいのは皆同じようだ。


中岳から御池へと下ってきたが、あいにくガスが立ちこめている。


しばらく寒さをこらえて待つうち、ようやく一瞬ガスが晴れた。


下山は再びガスの中。


沓掛で霧氷を振り返って牧の戸へと下った。


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