三俣山

2010年1月30日

 週の中頃になると週末の天気予報が気になる。気象庁のHPを毎日チェックするのが私の日課。この週末は土曜が晴れ、日曜はくもりだったのが、直前の金曜の予報では日曜は雨の予報となり、土曜日の午前中に休日出勤の入っている私には残念な週末となった。ところがありがたいことに職場の先輩のはからいで土曜日に山行できることになった。
 さてどこからどの山をめざそうかと考えたが、なかなか決まらない。最近妙に暖かいので山の雪もすっかり消えているはず。当然まだ花も咲いていない。雪や花があれば、「あの風景を見たい」とねらいも決まるのだが・・・。そこで、お手軽な三俣山へ、大曲からのんびりと歩くことにした。
 明るくなった7時に入山。雪のほとんど消えた登路を淡々と歩き、すがもり越に到着。小休憩ののち三俣山に取りついた。登り始めると風が出てきて強烈な寒さを感じる。そういえば天気予報で強い寒気がやってくると言っていたのを思い出した。雪はないのに寒いのだから困ったものだ。
 西峰・本峰を経由して南峰に到着し、いつもの坊がつるを見下ろすテラスで風を避けて昼食。うどんを食べてようやく一息ついた。コーヒーを飲んでゆっくり下山する途中、登ってくる方々とすれ違う。こんな寒い日は遅い時間に入山するのが良かったかもしれない。

7:00大曲→7:45すがもり越→8:20三俣山西峰→8:45本峰→9:10〜10:20南峰(昼食)→10:45西峰→11:05すがもり越→11:55大曲


出発時の大曲駐車場。
到着したのは2番目だった。
上空には今日も青空が広がっている。


周囲の雪はほとんど融けてしまっているが、
硫黄山道路の一部にはまだ残っていた。


すがもり越に到着し北千里越しに大船山を望む。


小休憩ののち、青空の広がる三俣山西峰に取りついた。


登り始めたが風が強く、寒い。
周囲が一面の雪景色であれば寒くても我慢できるのだが、
雪のない山々の風景は単調で、どうにも寒さがやりきれない。



西峰の東端まで登り、久住山・星生山方面を撮影。
なんだか白く霞んでいてすっきりしないのはどうしてだろう。


西峰山頂に到着。風が強烈に冷たい。
写真を撮るためには厚手の手袋をはずさなくてはいけないのだが、
わずか数秒で手がかじかんでしまう。


寒さをこらえながら本峰へ向かう。
が、どうにも風が寒くてやりきれない。
本峰とW峰との鞍部直前で風を避け、休憩することにした。



休憩しながらふと足下を見ると立派な霜柱が。


テルモスの暖かい紅茶を飲んで体を温め、再び歩き始める。



本峰に到着。ここは吹きさらし。


北峰と大鍋を見下ろす。


大鍋にはわずかに雪が残っていた。


寒いので急いで南峰へ行くことにする。


南峰へ向かう登路にはやはり雪が残っていた。
だがツルツルに凍っているわけではなく、アイゼンは不要だった。


ようやく南峰に到着。
すぐにいつものテラスへ向かう。


坊がつるを見下ろすテラスで風を避けて腰を下ろした。
まだ9時過ぎだが、昼食を食べて暖まることにする。



今日は切り餅を入れて力うどん。鶏肉・卵・白菜・長ネギ、そしてなぜかウインナー。
実は前日の夕方、先輩と話をしていて話題に上ったのがこの力うどん。
やはり冬は暖かいうどんがいい。



今日のデザートはローソンで買った「プレミアムロールケーキ」。
右はいつも飲んでいるブルックスのコーヒーである。

山には不釣り合いな気もするが、なかなかおいしかった。


10時を過ぎて少し暖かくなったようだ。周囲の撮影をする。
まずは大船山と平治岳。


平治岳の向こうには遠く由布岳が雲の上に浮かんでいた。


まるで日本画のようだ。


久住山・天狗が城・中岳方面を撮影して下山することにした。



残雪が青空によく映えて美しい。
右のピークは本峰である。


手前の西峰の雪、奥の星生山の雪、その間の硫黄山の噴煙。
これでもっと雪が深ければなあ。


すがもり越へと下る途中、何人もの人とすれ違った。
確かに午後の方が暖かくていいかもしれない。



雪のない三俣山を振り返って大曲へと下った。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system