平治岳

2010年6月2日

 先日「お知らせ」にも書いた通り、先々週は職場の行事と休日出勤のため山行できず、先週の土日(29日と30日)も休日出勤のため山行できなかった。さらに今度の土日(5日と6日)も休日出勤で山行できないことがわかっている。今年のミヤマキリシマは例年より10日ほど遅れているからまだ見頃は先だとは言え、さすがにここまで山行できないのはつらい。そこで、平日の今日、有給休暇を取って山行することにした。めざすのはやはり平治岳、ミヤマキリシマの開花状況の確認である。
 6時に吉部から入山し、平治岳をめざす。私の住む佐伯市の予報は雨模様だが、幸いなことにこちらは青空が見える。大船林道から4号集材路へ分岐し、さらに平治岳北登山道へと分岐する。はしご場とロープ場を慎重に通過し、直後の大窓で今年もシロドウダンを撮影した。さらに高度を上げ、平治の尾に到着。ミヤマキリシマが咲き始めている。雨の滴が残っている花を撮影していると、薄日が差してきた。
 すべりやすい登路に苦労しながら、ようやく平治岳北峰に到着。だが、「ようこそ九重連山へ」さんのHPで見たとおり、まだほんのわずか咲き始めた程度である。それでも辺りの風景を撮影し、南峰へと向かう。南峰の咲き具合も同様で、まだ1分咲きという程度。大戸越を見下ろす南斜面でせいぜい3分咲きというところだろうか。
 大戸越に下ってミヤマキリシマを眺めつつコーヒータイム。今日は予想外に天気もよく、大船山まで足を伸ばそうかとも思ったのだが、自重して潔く下ることにした。下山後はとりあえず温泉に入り、昼食を食べてから、残務処理をするべく佐伯市にある職場へと向かった。

6:05吉部→6:40大船林道合流→6:454号集材路分岐→6:55平治北登山口→7:15はしご場→7:25大窓→7:35平治の尾→8:20〜8:30平治岳(北峰)→8:40〜9:00平治岳(南峰)→9:20〜9:40大戸越→10:00平治岳巻きルート分岐→10:25大船林道合流→10:40吉部ルートへ分岐→11:05吉部


吉部から入山。
薄暗い林の中に純白の花が浮かんでいた。


新緑のシャワーを浴びつつ歩く。
大船林道との合流地点はもうすぐだ。


大船林道から、左に分岐する4号集材路へと向かう。


やがて平治岳北登山道の入口が見えてきた。
ここからはすべりやすい登路となる。


はしご場を通過。


はしご場に続くロープ場を慎重に通過する。
写真ではわかりづらいが、高所恐怖症の私にとっては鬼門の場所。


ロープ場を過ぎたところから登路を少しはずれた大窓より。
残念ながらガスっていた。


ここでシロドウダンに出会うのが毎年の楽しみ。
今年も咲き始めていた。


ここからさらに登路はすべりやすくなる。
すべる登路を踏みしめながら登るのはけっこう疲れる。
ようやく平治の尾に到着した。



辺りにはミヤマキリシマが咲き始めていた。
だがまだ満開には至っていない。


中にはきれいに咲いている株もある。
雨の滴が残る花を撮影。



ミヤマキリシマ越しに平治岳を見上げる。


さらに滑りやすくなる登路を登り平治岳山頂をめざす。



平治岳(北峰)に到着。


ミヤマキリシマ越しにガスかかる九重連山を望む。


ミヤマキリシマはまだようやく咲き始めたばかりだ。
だがこれは「ようこそ九重連山へ」さんのHPでわかっていたことなので、それほど落胆はない。


続いて南峰へと向かう。



南峰へ向かう途中、きれいに咲いたミヤマキリシマを撮影。


一面に咲くミヤマキリシマもきれいだが、
こうしてアップで見るのも可憐で美しい。


ほどなく南峰に到着。



南峰からの景色が絶景になるにはまだ1週間ほどかかりそうである。


大戸越を見下ろす。
こちらも見頃にはもう少しかかるだろう。


大戸越に下ってきた。
満開の株越しに三俣山を望む。


この斜面が一面ピンクになる頃にまた来たいと思う。


この風景を眺めつつ、しばしのコーヒータイム。


青空の広がる気持ちよさから大船山に向かうことも考えたのだが、残務処理や明日の勤務を考え潔く下山することにした。



坊がつるへ下る途中から分岐する、平治岳を巻いていくルートを歩く。
このルート、今の季節は新緑を見ながら歩ける気持ちの良いハイキングコースだ。


さわやかな風を感じつつ大船林道を下っていく。


吉部へと下り、流れ落ちる水の流れを新緑越しに眺めた。


上にも書いている通り、今週末(5日・6日)は休日出勤で山行できない。
次回の山行は12日か13日になりそうである。


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