大船山

2010年9月20日

 今日は3連休の最終日。先週は14日から17日まで関西地方(奈良・京都・大阪)へ出張で、その疲れがようやく抜けた感じがする。と言っても18日(土)はいつものように休日出勤、19日(日)は私の住む地区の敬老会。私は地区の会計をしており、一応役員ということで敬老会の裏方を務めてきた。そういうわけで2日とも絶好の晴天だったのに山行できなかった(涙)。今日はくもりの予報だが、満を持して久しぶりの大船山に登ることにした。
 5時半に今水駐車場着。夜が明けるとほぼ同時に出発。登り始めるとすぐに朝日が差してきた。途中からコンクリート道へ向かいショートカット。岳麓寺からのルートと合流してガラン台ルートを登る。そういえばこのルートを登るのも久しぶりだ。時折現れる花を撮影しながら登っていく。久しぶりだからだろうか、ずいぶん長く感じられた。
 ようやく山頂に到着。ところが山頂標識の撮影をしていると、すぐそばにいた男性が「佐賀は雨がふっているらしい」と話している。向かいの九重連山にもガスがかかっており、撮影を済ませてすぐに昼食の準備。ところがまだガスは大丈夫だろうと思っていたのに、あっというまに真っ白になってしまった。結局いつもより昼食休憩を短く切り上げ下山することにした。
 花のほとんどない東尾根ルートを淡々と下り、今水にて咲き誇るハガクレツリフネソウを撮影した。

6:00今水→コンクリート道(ショートカット)→7:05岳麓寺ルート合流地点→7:50入山公墓入口(通過)→8:05鳥居窪→8:45展望岩→9:30〜10:35大船山(昼食)→東尾根ルート→11:50今水風穴ルート合流地点→12:30今水


今水6時入山。
秋分の日が近い今頃はほぼ6時が日の出。
登り始めてすぐに朝日が差してきた。

登路の落ち葉が朝日に染まる。
山頂の夜明けはさぞきれいだっただろう。


コンクリート道へ向かいショートカット。


コンクリート道の途中、草原より山頂方面を望む。写真中央が山頂。
はるか遠くに見えるが、これが一歩一歩歩いていくと、
そのうちたどり着いているのだから登山とは不思議なものだ。


岳麓寺からのルートと合流。
それにしてもこの標識は立派。標柱と呼びたくなる。
これを持って上がるのはさぞ大変だっただろう。


登路脇には晩夏や初秋を彩る花たちがちらほら。



イヨフウロ


ワレモコウ


マツムシソウ


初めて出会ったアソノコギリソウ
その名の通り、葉はのこぎりに似ていた。


入山公墓入口を通過。


この花は何だろう?
ネットで調べてもわからなかった・・・


いつもメールをいただくGさんに教えてもらった。
アキチョウジというのだそうだ。
Gさんに感謝。

(9月21日追記)



鳥居窪よりススキ越しに大船山方面を望む。


上の写真を撮影し、ふと足下を見ると
ヤマラッキョウが一輪、草に埋もれるように咲いていた。


テンニンソウを吸蜜するアサギマダラ


今日は久しぶりにこのルートを歩くせいだろうか、ずいぶん長く感じる。
もうすぐ展望岩に着くはずなのに、なかなか着かない。



ようやく展望岩で一息つく。

ミニサラダを食べ、小休憩。
さて、もう一頑張りだ。



気の早いカエデが紅葉している。紅葉三枚。
「紅葉三昧」になるのももうすぐだ。


アキノキリンソウ


これが「九重連山の光と影」さんいわく、「メタボチェック岩」。
もちろん私は難なくスルーした。


ようやく山頂が見えた。


大船山頂に到着。


ところがこの写真を撮影しているとき、すぐそばにいた男性が携帯で話している。
その男性が同行者に言った「佐賀は雨がふっているらしいぞ」にびっくり。
確かに目の前の九重連山にはガスがかかっているし、これは急いだ方がいいかもしれない。



とりあえずガスかかる九重連山を撮影。


続いて段原方面を望む。


ようやく秋が訪れて涼しくなった。
そこで今日の昼食は久しぶりの味噌ラーメン。
デザートは冷蔵庫にあった梨。ちょっとへたっているかな?


さっきまではきれいに見えていた九重連山があっという間にガスで見えなくなった。
数分も待てばガスは晴れるのだろうが、かと言ってその数分の間に麺がのびてしまう。
この写真、うっすらと九重連山が見えているのだが・・・。


食事を終え、コーヒーも飲んだ。
雨が心配なので早めに下山するとしよう。



下山前に、ガスかかる御池を撮影。


今日は東尾根ルートを下る。



米窪壁


時折木々の間から覗く黒岳を眺めながら下っていく。


かすかに色づき始めた木もある。
だが全山が赤く染まるのはまだ先だ。


足下にも気の早い一枚が。


とは言えまだほとんどは緑色。
東尾根ルートはこの季節、花も少ない。
淡々と下る。


今水登山口に下り、駐車スペースに戻る途中、咲き乱れるハガクレツリフネソウをカメラに納めた。



キツリフネも、いい。


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