大船山

2010年10月17日

 大船山頂直下の御池周辺の紅葉がもうすぐ見頃のはずである。次週末では遅れてしまうので、2週連続とはなるが大船山に行くことにした。
 まだ明けやらぬ今水から入山。のんびりマイペースで登っていくと初老の女性に追い越された。ちょっとショックだがそれでもマイペースで登る。今日は1ヶ月前と同じ今水からなので、最初は東尾根を登ろうかとも考えたのだが、最後の急登があまりにもきついので前回と同じガラン台コースを歩くことにした。
 のんびりと、しかしほとんど休憩することなく高度を稼いでいく。2時間40分で山頂に到着。
 山頂でひとしきり風景を撮影し御池に下る。しかしまだ斜光のため写りが悪い。そこで再び山頂に引き返し、のんびりと昼食タイム。食後、御池の紅葉を眺めながらのコーヒーは最高だった。
 やがて再び御池に下り、順光での紅葉を撮影。近くにいた人が「もう数日後がピークかな」と話していたが同感。もうちょっと赤くなりそうな感じがするものの、十分に満足した。
 11時を過ぎ、東尾根を下った。

6:00今水→コンクリート道(ショートカット)→6:55岳麓寺ルート合流地点→7:30入山公墓入口(通過)→7:40鳥居窪→8:05展望岩→8:40〜11:20大船山・御池(昼食)→東尾根ルート→12:10今水風穴ルート合流地点→12:45今水


実は15日(金)は休暇を取っていた。有給休暇ではなく、先日土日に出張したときの代休である。
予定ではこの日三俣山に登り、続く17日(日)に大船山というつもりであった。
ところが明日は三俣山という14日の夜は雨。これではテンションが上がらない。
しかも大船山頂直下の御池周辺の紅葉がずいぶん進んでいるらしい。
三俣山にムリして登って体力を使い果たし、ねらいの大船山に登れなかったら大変だ。
そこで15日は完全休養の日とし、満を持して今日の山行となった次第。


まだ夜の明けぬ5時半、今水駐車場に到着。すでに8台が駐車していた。
準備をし、まだ暗い6時前に出発。

彼岸を過ぎ日が昇るのが徐々に遅くなってきた。薄暗い登路をのんびり歩く。
すると私に追いついてくる単独登山の方がいる。
道をゆずりながら挨拶すると、なんと還暦を超えたと思われる女性であった。
軽いショックを感じつつもそこはマイペースで登っていく。
大船山は長丁場。焦ることなくゆっくり登るに限る。


今日は約1ヶ月前の大船山行と同じ今水発。
となると、できれば前回とは違うルートを歩きたい。
だが東尾根ルートは最後の急登があまりにもきつい。

そこで前回と全く同じルートを歩くことにした。


前回と同じポイントより山頂を望む。
今日は青空がきれいだ。


岳麓寺からのルートが合流する標柱を通過。


木々の隙間から祖母山が見えた。
靄に煙る山並みが幻想的だ。


入山公墓前を通過。


鳥居窪より大船山を見上げる。
徐々に紅葉がすすんでいるのがわかる。


今日は「まだか」と思わないまま、見晴らしのよい岩場に到着。
ここのモミジも紅葉し始めていた。


さらに山頂をめざす。
頭上には時折紅葉が現れる。


今日もなかなかの透明度。
阿蘇五岳を眺めつつ山頂へ。


ようやく山頂が見えた。


山頂に到着。
今水より2時間40分。
これは私の最短記録かもしれない。


まずは御池を見下ろす。
やはり紅葉はきれいに色づいていた。


御池に降りたいというはやる気持ちをおさえ、まずは周囲の景色を撮影する。



九重連山と阿蘇五岳。
今日のねらいは
紅葉だったのだが、この写真には納得。


今日は雲のほとんどない超快晴。
いつものアングルだが、いい。


周囲の撮影を終え、御池に下る。



色づきはいいのだが、まだ9時。
しばらく佇んで撮影したが、斜光ではうまく撮影できないようだ。

そこで一旦山頂に戻ることにした。


順光になるまで山頂で待つ。
となれば急ぐ必要もないのでのんびり昼食とする。
今日はたっぷりの鶏肉、白菜、白ネギ、ちくわ、卵を入れたうどん。
デザートは梨。

私のコメントと写真のうどんを細かくチェックする方はいないと思うのだが、
中には「なぜ卵が入っていないのか」と疑問に思う方もいるかもしれない。
実は今日はうどんを2玉持ってきた。
しかし私のコッヘルでは2玉を一度に入れることはできない。
そこで2回に分けて入れることにした。
すなわち、ラーメンにおける「替え玉方式」である。
卵は半熟で食べたいので、その替え玉の時に入れたというわけ。


食後のコーヒーは御池の紅葉を見下ろしながら。最高のひとときを過ごした。



御池に下る前に段原の紅葉を撮影。


ここが赤く染まるのはまだ4、5日はかかりそうである。


そろそろ11時近く。
再び御池に下ることにする。


もうちょっと湖面が鏡であったならと思うが、それは贅沢というものだ。


すでに11時を過ぎた。この景色をずっと見ていたいが、そろそろ下山することにする。



米窪


黒岳の紅葉はまだ始まったばかりだ。


ポールのある台地より大船山を振り返る。


足下には名残のリンドウが咲いていた。


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