星生山・天狗が城・中岳

2010年11月16日

 13日・14日の2日間は別府にいて山行できなかった。往復の車中で見る周囲は黄砂で霞み、「これなら山に登っても展望はないかも」などと自分を慰めていた。今日は以前日曜日に出勤したときの代休。とは言え代休を自分の都合だけでは決められず、他の方のことも考えて「この日ならなんとか大丈夫だろう」という状況で10日ほど前に今日の代休を決めた。「雨さえ降らなければ山行しよう」と考えていたのだが、運良くいい天気に恵まれた。これも日頃の行いがいいからだろう(笑)。
 ところが出発時にまたもデジカメを職場に忘れたことが判明。しかたなく早朝(深夜?)の職場に向かい、デジカメを持って牧の戸へと車を走らせた。閑散とした牧の戸駐車場に到着し、装備を整え出発。風はほとんどないがかなり寒い。第1展望台では三俣山と由布岳がくっきり見える。今日は絶好の登山日よりになりそうだ。
 沓掛展望台に登ると周囲の木々がうっすらと白い。近づいてみると、小さいながらも霧氷だ。私にとって今季初めての霧氷である。そこであちこちで霧氷を撮影しながら歩く。扇ケ鼻分岐を通過し、今日は久しぶりに星生山を経由していくことにした。星生山頂には今日初めて出会う先客がいた。福岡から来たという男性としばらく話す。周囲の展望はすばらしく、先週の黄砂が嘘のようだ。男性と別れ天狗が城をめざす。天狗が城でも霧氷を撮影し、中岳へ。山頂でうどんを作っていると、それまで晴れていた空を突然雲が覆い始めた。みるみるうちに曇り空となり肌寒さを感じる。そこでうどんを食べて下山することにした。
 久しぶりの御池を経由して淡々と牧の戸へと下った。

7:05牧の戸→7:25沓掛展望台→8:25扇ケ鼻分岐→9:10〜9:20星生山→10:00久住分かれ→10:25天狗が城→10:45〜11:40中岳(昼食)→11:50御池→12:05久住分かれ→12:30扇ケ鼻分岐→13:20沓掛展望台→13:30牧の戸


瀬の本から牧の戸へ向かう途中の展望台にて。
夜が明けてきた。涅槃像もお目覚めかな?


牧の戸駐車場は閑散としていた。


第1展望台より三俣山と遠く由布岳を望む。
雲一つない空が広がり、右端に硫黄山の噴煙が見える。

今日は絶好の登山日よりである。


沓掛山を見上げるとかすかに白くなっている。
登って近づいて見ると、霧氷だ。
今日は風がほとんどないため霧氷はあきらめていたが、これはうれしい。



私にとって、今季初めて見る霧氷。
だが、ほんとに小さい。霜と見間違うほど。


沓掛の岩場より朝日を浴びた登路を見下ろす。


歩いていくうち、右に白くなった扇ケ鼻が見えてきた。
一面、霧氷がついているのだろう。


扇ケ鼻分岐直前の霧氷を撮影。



扇ケ鼻分岐で小休憩したのち、星生山めざして歩く。
このルートを歩くのは久しぶりだ。


朝日を受けて輝く地塘を見下ろす。


尾根に上がり山頂方面を見ると、まだ霧氷が残っているようだ。


今季初めて出会った霧氷。
青空をバックにすると一段ときれいに見える。


実は今日久しぶりにこのルートを歩いたのは、
「大曲から星生山へ向かうルートが使えなくなっている」という情報をネットで見たため、
それを自分の目で確認するためであった。



確かに、そのポイントにはロープが張られ、
看板が立てられていた。


このルート、好きなのだが・・・う〜む・・・。

ちなみに下山時、大曲にも行ってみたが、
大曲の方の入口にも同じようにロープが張られ、
この看板が設置されていた。


気を取り直し、山頂へ向かう。



山頂付近は小さな霧氷で覆われていた。


小さいがこれでも霧氷。
まるで白い花がさいたようだ。


山頂に到着し、三俣山と大船山を撮影する。
いつものアングルだが、今日は硫黄山の噴煙が三俣山を隠してしまった。


山頂には単独登山の男性が食事の準備中だった。
福岡からというこの男性としばらく山談義。



今日の展望はすばらしい。
阿蘇五岳の中岳から噴煙が上がっているのだが、見えるだろうか。


はるか遠くに雲仙普賢岳も見える。


望遠で撮影してみた。
雲仙がこれだけはっきり見える日も珍しい。


男性と別れ、岩尾根を慎重に久住分かれへと向かう。


久住分かれにて。


天狗が城が近づいてきた。
わずかに白いものが見える。
こちらもまだ霧氷が残っているのだろう。


霧氷越しに天狗が城山頂を見上げる。


誰もいない山頂に到着。



山頂の霧氷は日が当たって早くも融け始めていた。


すぐに中岳へ向かう。



天狗直下の岩の上より御池を見下ろす。
いつものアングルだが、雲仙普賢岳が写っているのがうれしい。


中岳直下の霧氷。


足下には針状についた霧氷。


山頂到着直前、霧氷越しに大船山を撮影。


中岳山頂に到着。



山頂でザックをおろし、のんびりと昼食の準備を始めたが、
ふと見ると大船山との間に雲が広がってきていたためあわてて撮影。


大船山頂付近も白くなっている。


きょうはうどん。
鶏肉・かまぼこ・白菜・白ネギ・卵を入れた。


ついさっきまでは青空だったのに、うどんを作っているときに雲が押し寄せ、一気に曇ってしまった。
日が陰ると急に肌寒くなってきた。そこでうどんを食べ終えたところで下山することにした。



久しぶりの御池。
こんどまだ青空のときにやって来よう。


久しぶりの牧の戸コースに満足し、登山口へと下った。


今週末(20日・21日)も所用のため山行できない。
だが今回は22日が職場全体で振替休日となっており、22日・23日は連休である。
その2日間のうち、天気のいい日に登る予定にしている。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system