彦岳
2011年1月1日
新年おめでとうございます。つたないHPですが今年もよろしくお願いします。
昨年末はずいぶん山行できずにHPの更新ができなかった。平日は通常の勤務、土日や祝日(天皇誕生日)にも休日出勤が入るという状況で、これは仕事なので仕方のないこと。それに休日の仕事は(内容は書けないが)ストレスのない仕事なので全く苦にならないのが幸いである。ただ、予定のなかった12月19日(日)は天気も絶好だったのにもかかわらず、前夜から体調を崩してしまい山行できなかったのが悔やまれる。まあ、「山は逃げないし本格的な冬はまだこれからだから」とのんびり構えて日々を過ごした。
さて今日は毎年恒例の初日の出山行。年末より寒波がやってきており日本海側では大雪のため交通渋滞などの被害が出ているという。ネットカメラで見ると九重連山も雪のようだ。被害に遭われた方々には申し訳ないのだが私は九重連山の方が気になってしまう。ちなみに私の住む佐伯市はというと雪はちらつく程度である。
前夜は家族と紅白歌合戦を見た後、年越しそばを食べ12時過ぎに就寝。5時前に起床し、しっかり着込んで自宅を出発、林道の駐車スペースに一番乗り。見上げる空には星が煌めいている。ゆっくりマイペースで登る。最近筋トレを欠かさずやっていることもあり順調に登っていく。まあ、わずか30分程度の山道なので楽勝なのだが。
で誰もいない山頂に到着し、まずは祠にお参り。今年1年の安全を祈願した。カメラの準備を済ませて待っていると東の空に黎明が広がってきた。
30分ほど経った頃、ようやく2番目の方が登ってきた。やがてぽつぽつと増え始め、日の出前にはいつものように30人ほどの人数になった。たき火で暖まらせてもらいながら日の出を待つ。東の空には低く雲がかかっていたため、ちょっと遅れた7時半にご来光。カメラに納めて下山した。
5:45林道登山口(7合目)→6:10〜7:30彦岳山頂→7:50林道
彦岳は佐伯市と津久見市の境にある低山で、自宅の窓からも見える。
林道が通じており車でも7合目まで行くことができる。
駐車スペースが狭いので今日は妻の軽自動車を借りた。
わずか数台分しかない駐車スペースに一番乗り。
車の後ろにある標識には「彦岳山頂まで900m」とある。
立派な(?)ゲートをくぐり山頂へ向かう。
山行できなかったここ数週間、足の筋肉を強化するべく、毎日の筋トレ(片足でのスクワット)に励んできた。
これまでも何度か筋トレに取り組んだ時期があったのだが、どうしても忘れたりさぼったりしてしまうので長続きしない。
そこで今回は、朝晩の歯磨きのときにやることにした。これなら忘れることはない。
我ながらいい案だと思っているのだが、家族には冷たい目で見られている。
だがその甲斐あってか順調に登る。
約30分で誰もいない山頂に到着した。
しばらく待っていると東の空が明るくなってきた。
右下の明かりは佐伯市中心部の明かりである。
上空には三日月と金星が輝いていた。
私が好きなのは日の出よりも黎明。
茜色から紺碧へとつながるグラデーションがたまらない。
徐々に明るくなってきた。
7時20分頃、雲の上に光芒が見えてきた。
雲の向こうに初日の出が昇ってきている。
しばらくすると雲間から島に向かって光が伸びた。
神々しさを覚えるほどだ。
雲の上からではあるが、今年の初日の出を迎えた。
今年もいい年になりますように・・・思わず手を合わせた。
今年の初山行は1月3日の予定。雪がそれまで融けずに待っていてくれるとうれしいのだが・・・。
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