久住山・天狗が城・中岳

2011年1月23日

 blogにupしたように、散々だった初山行(未遂)。その車の修理が先週の土曜(15日)に終わった。費用がかなりかかってしまったが、これでまた山行できると一安心。だが翌日16日は大寒波がやってきて大荒れで、とても山行できる状況ではない。この悪天候の中、無理に山行してまた事故を起こしたりすれば今度こそ何を言われるかわかったものではない。潔く(?)自重することにした。
 そういうわけでようやく今年の初山行となった。天気もいいし、雪もまだ十分に残っているはず。あちこち登りたいコースはあるが、久しぶりでもあり今年の初山行ということで、無理をせず牧の戸から久住山をめざすことにした。
 昨日も天気がよかったため路面には雪は全くなく、チェーンなしで牧の戸峠に到着。だが駐車場は一面の雪。慎重に乗り入れ、さらに慎重に駐車。
 まだ薄暗い中、ヘッドライトを点けて入山。雪は凍っておらず、快適に登っていく。気温は−6℃ほどだが、ほぼ無風のため寒さをあまり感じない。風がなかったためか霧氷はないが、周囲の雪景色は実に美しい。やがて雪の星生山が見えてきた。よほど登ろうかとも思ったが、やはり最初は盟主にごあいさつということで久住山に向かう。
 久住分かれから久住山へ登っている途中、「yamachan」とハンドルネームで呼びかけられびっくり。熊本のKさんご夫妻だった。「今年もよろしく」とごあいさつして山頂へ。山頂にはだれもおらず、絶景をしばし楽しむ。次は天狗が城へ。ここにも誰もいなかった。さらに中岳。ここにもだれもいなかったが、昼食の準備をしていると数名のグループが入れ替わり立ち替わりやってきては下山していった。周囲の絶景を眺めながら食後のコーヒーを飲み、下山。
 御池に立ち寄り、全面凍結した氷の感触を楽しんでから牧の戸へと下った。

6:40牧の戸→7:00沓掛展望台→7:50扇ケ鼻分岐→8:20久住分かれ→8:45〜9:10久住山→9:30天狗が城→9:50〜11:00中岳(昼食)→11:10〜11:25御池→11:40久住分かれ→12:00扇ケ鼻分岐→12:35沓掛展望台→12:45牧の戸



第1展望台に上がり夜明けを迎えた三俣山を望む。
左はるか遠くに由布岳が覗いている。
上空には青空。今日は絶好の登山日よりになりそうだ。


沓掛展望台より阿蘇五岳を望む。
上空には白い月が浮かんでいた。


沓掛の岩場より、これから向かう尾根道を撮影。
この雪の中を歩いていくのだと思うとうれしくなる。


両側の雪の壁に挟まれた登路を歩く。
私の住む佐伯市ではあり得ない風景だ。


雪の残る星生山西壁が見えてきた。


望遠で切り取ってみた。
モノクロに近いこの景色がたまらない。


扇ケ鼻分岐より雪景色の星生山を望む。
この景色、最高だ。


この星生山を左に見ながら西千里浜を歩いていくうち、星生山に登りたくなってしまった。
だが、今日は今年の初山行。やはり年の最初は盟主にあいさつしておきたい。
迷った末、予定通り久住山をめざすことにした。



久住山が見えてきた頃、ようやく登路にも朝日が差した。


久住分かれにて久住山を見上げる。


久住分かれから久住山へ向かう途中、下ってきた男性にハンドルネームで呼びかけられびっくり。
熊本のKさんご夫妻であった。ヘッドライトを頭につけていたとろこを見ると、朝駆けだったのだろう。
「今年もよろしく」とごあいさつした。



だれもいない山頂に到着。


星生山(右)と肥前が城(中央)、扇ケ鼻(左)。雪景色が美しい。


天狗が城と中岳。右奥に黒々とした大船山。
左奥の由布岳が、いい。


久住高原の雪もなかなかいい。この季節ならではの風景だ。


阿蘇五岳を望遠で捉えてみた。


次に天狗が城へ向かう。



ここにもだれもいなかった。


純白の星生山。


久住山と御池。


続いて中岳に向かう。



天狗が城の北斜面は雪の深いところだ。慎重に歩いていく。
トレースがあるからいいが、なければ果たして歩けるだろうか。


中岳に到着。
ここにもだれもいなかった。


大船山と平治岳、雪で覆われた坊がつるを撮影。
大船山の雪もまだ融けていないはずだが、木々で覆われているためだろう、黒々としている。


坊がつるにはテントが4張り。


久住山越しに阿蘇五岳を望む。


今日はこの雪景色を眺めながらの昼食。
雪見酒ならぬ雪見うどんである。


風がわずかにあるものの、この景色を眺めながらの温かいうどんは実においしかった。


食後のコーヒーも飲み干し、雪景色の九重連山を撮影して下ることにした。


完全に凍結した御池を見下ろす。


氷の上を次々と登山者や犬が歩いていく。


私の好きなアングルで。
凍結した湖面、雪化粧した天狗が城、そして青空。


下りてみると、平らに見えた湖面には自然の作ったオブジェができていた。


氷の上を歩く。
岸に近いところはこんな感じ。


岸から離れると白っぽいところが多くなる。


白く見える氷をよく見ると、小さな白い粒子が無数に見える。
一体どういう仕組みでこんな氷ができるのだろう?


御池を後にして久住分かれへ下る。



完全に無風となった。実に穏やかだ。



久住分かれより純白の北千里浜と三俣山を望む。
こんな北千里浜をいつか歩いてみたい。


星生崎にて久住山を振り返った。


今回見送った雪の星生山も近いうちに登りたい。


扇ケ鼻分岐まで下り、星生山を振り返る。


沓掛の岩場を過ぎ、歩いてきたルートを振り返って牧の戸へと下った。


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