三俣山

2011年2月6日

 ここ数日暖かい日が続いている。天気もよく、登山日よりなのでどこからどの山をめざそうか迷ったが、先週登った三俣山へまた登ることにした。前回のリベンジである。
 先週は長者原から入山したので、できれば大曲からと思い、駐車スペース入口付近に停車して中をチェックしてみると、雪の積もった駐車スペースに1台の四駆が留まっている。折しも登路には1つのライトが見える。この車の持ち主に違いない。でも私の普通車では乗り入れは厳しいと判断し、長者原へと車を走らせた。
 長者原から7時前に入山。先週と同じルートとあって淡々と歩く。雪はほとんど先週と変わらない。だが見上げる三俣山の雪はずいぶん融けたようだ。これはまあ予想されたこと。のんびりと歩き、1時間45分ですがもり越に到着。すでに朝日が差して明るくなった三俣山西峰にとりつく。今回は周囲が望めるので気分がいい。途中、単独登山の男性が下ってきた。朝駆けだろうか。西峰を通過し本峰へ。本峰では3人の男性が食事中だった。
 さらに南峰へ向かう。ここからトレースが細くなってきた。途中、雪を踏み抜いてしまって腰まで埋まったがこれもご愛敬。はい上がって雪をはらい、慎重に足を踏み出しながら進んだ。やがて南峰に到着。すぐにいつものテラスへと向かう。だれもいないテラスで昼食。大船山はやや霞んで見えるが、雪で覆われた久住山・中岳方面を見ながらの昼食はおいしかった。コーヒーを飲んでいるうち、男性2人組がやってきた。入れ替わりに下ろうと思ったのだが、そのうちの1人が何か途中で落としたらしい。無事に見つかっただろうか。
 すがもり越に下るとツアーらしいご一行が食事中。そこに幼稚園くらいの男の子を連れた家族も到着しにぎやかとなった。小休憩の後、下山。7,8人の大学生とおぼしきグループに何度も抜かれながら長者原へと下った。

6:50長者原→8:35すがもり越→9:15三俣山西峰→9:40本峰→10:10〜11:00南峰(昼食)→11:20W峰→12:00すがもり越→13:20長者原



長者原より、めざす三俣山を望む。
今日は快晴。絶好の登山日よりだ。


先週と同じルートを歩く。
雪はほとんど融けずに残っているようだ。


硫黄山道路(右)をショートカットする。


今日は天気がいいので周囲を眺めながら歩いていく。
泉水山に三俣山の影が伸びていた。


雪景色越しに三俣山を見上げる。
三俣山の雪は先週より少なくなったようだが、ここ数日天気がよかったので仕方ない。
それよりも上空の青空がうれしい。


防護壁付近の雪はあまり融けていなかった。


先週と違い、トレースはしっかりしている。


硫黄山の噴煙と星生山。そして青空。


だれもいないすがもり越に到着。


今日は多少霞んでいるものの、大船山がはっきり見える。


これから登る三俣山を見上げながら行動食のチョコレートを食べる。
さて、登るか。


融け残った雪に残るトレースをたどって登る。


西峰の東端に上がり、雪の九重連山を望む。
この風景を見たくてここまでやってきた。


ケルン越しに山頂を望む。
小さく(ほんとに小さく)山頂標識が見える。


だれもいない西峰に到着。


雪で装った九重連山を一望する。
この景色、最高だ。


続いて本峰へ向かう。


本峰とW峰の鞍部が近づくと、複数のトレースに分かれている。
せっかくなので本峰への最短ルートと思われる左のトレースをたどることにする。
だがしばらくいくとすべて合流してしまった。


本峰では3人の男性登山者が食事中。


北峰と大鍋を見下ろす。


はるか遠く、薄もやに由布岳が浮かんでいる。


さらに南峰をめざす。

ここからの雪は深い。
トレースはいくつか見えるのだが、どれも細い。


最短ルートのトレースを選び、慎重にたどっていく。
トレースがなかったらえらいことだ。


慎重に歩いていたつもりだが、それでも踏み抜いてしまい、腰まで埋もれた。
この辺りはミヤマキリシマなどが一面に枝を伸ばしており、雪はその上に積もっている。
うっかりその上を踏んでしまうと踏み抜いてしまうことになる。



南峰への登路を見上げる。
もう一頑張りだ。


南峰到着直前、本峰を振り返った。
よく見るとトレースが途中でとぎれている。
深い雪に断念したのだろう。


望遠で拡大してみた。
確かに深い雪だ。
この登りはさぞきつかったことだろう。


南峰に到着。
すぐにいつものテラスへ向かう。


テラスより雪の積もる坊がつるを見下ろす。


こんな日でもテントが2張り。


ここから望む久住山・中岳方面も実にいい。


この雪景色を眺めながらの昼食。
2回目の「佐伯名物ごまだしうどん」。
確か、1回目もこの三俣山だったような・・・。


ごまだしうどんは実においしかった。
それはこの景色があったからか、それともごまだしがうまいからか。

もちろん両方だろう。


この景色を眺めつつコーヒーを飲む。
このひとときがたまらない。


さて、下山するとするか。



本峰(右)を見上げつつ、W峰へと向かう。


W峰からの風景。
三俣山から望む九重連山はここが一番だと思う。


いくつかのグループとすれ違いながらすがもり越へと下っていく。



再びのすがもり越ではツアーらしきグループが昼食中だった。


休憩していると、幼稚園か小学1年生くらいの男の子が北千里浜から上がってきた。
実に元気な男の子。この得意げな表情はどうだ。


小休憩の後、下山。



大学生らしきグループが足早に下っていく。
中年の私はのんびりマイペースだ。


何度も三俣山を振り返りながら下る。


木々の影が伸びる純白の雪の美しさに見とれながら長者原へと下った。


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