三俣山

2011年4月9日

 春らしく暖かい日が続いており、坊がつるのマンサクが散ってしまわないかと気になってしかたがない。そこで、長者原から入山して坊がつるに向かい、三俣山南峰に直登することにした。前日の雨でしっとり濡れた落ち葉を踏みしめながらのんびりと雨ヶ池をめざす。途中で三俣山を振り仰ぐと山腹は多くのマンサクで彩られていた。雨ヶ池に到着し、新調された木道と、「三俣山へのルート使用禁止」の状況を確認。やがて野焼きを終えた坊がつるが見えてきた。下っていく途中、アセビが1株だけきれいに咲いており、さっそく撮影。後でわかったことだが、今日咲いていたのはこの1株だけ。撮っておいてよかった。
 坊がつるに到着し、散策しながらマンサクの撮影を済ませ、南峰にとりつく。以前よりもきつく感じながら急登を登る。こんなにきついとは思わなかった。やはり年を重ねて体力が落ちていることを実感。ようやく南峰のテラスに到着し、のんびりと気持ちの良いひとときを過ごした。
 いつものように本峰と西峰を経由して下る。本峰とW峰との鞍部にはまだ雪が残っていた。

大曲に自転車を置く→6:30長者原→7:50雨ヶ池→8:40〜9:10坊がつる→10:40〜11:50三俣山南峰(昼食)→12:05本峰→12:20西峰→12:40すがもり越→13:30大曲→自転車で長者原に下る


 前日の8日は職場の歓迎会。みなさんで大いに盛り上がったのだが、私は翌日の山行を考え、控えめにビールのみで我慢。
そんな宴会のさなか、いつもの先輩(ちなみに日本酒党)と歓談しているうち、私のHPの昼食メニューの話になった。
以前「野菜が少ないなあ。チャンポンはどう?」という助言で登場したチャンポン。その後も何度か食べ、今や定番メニューの1つである。
ところがこの「野菜が少ない」という指摘は実は先輩自身の意見ではなく、先輩の奥さんの意見なんだということが判明した。
新メニューの助言もいくつかもらったが、残念ながらアルコールに弱い私はビールだけで酔っぱらってしまっていたため、
今思い出そうとしてもほんの1つ2つしか思い出せないというありさまである。


明けて早朝6時過ぎ、大曲に自転車を置き、車を長者原へと走らせる。


6時半に長者原を出発。
野焼きを終えたタデ原湿原の中の木道を歩いていく。
上空には雲一つない青空が広がる。
空気も澄んでおり気持ちよい。


樹林帯に入ると、木々の芽吹きに昨日の雨が水滴となって残っていた。


歩いていくうち、見慣れないものを発見。コレハナンダ?


隣に看板が設置されていた。なるほどそういうことかと納得。
以前、アクティブレンジャーのひろえさんの手伝いをして
坊がつるの外来植物を抜いたことがあったのを思い出した。


周囲には昨日の雨でしっとり濡れた落ち葉が広がっている。


このルートを歩くのは久しぶり。
その間にあちこちで手入れがされており、
ずいぶん歩きやすくなっていた。


やがて三俣山の見えるポイントにやってきた。
振り仰ぐ三俣山の山腹を黄色いマンサクが装っている。


改めて、こんなに多くのマンサクがあるんだと感じた。


ほどなく雨ヶ池に到着。
木道も新調されていた。


木道のそばに設置されていた看板。
ネットの情報で知っていた通り、三俣山小鍋〜雨ヶ池のルートは使えないことを確認した。
三俣山を周回するためによく利用したルートだったが、仕方がない。


雨ヶ池を過ぎ、坊がつるを見下ろす。
ここからゆるやかに下っていく。


しばらく歩くと、1株のアセビが開花していた。
思わず足を止め撮影。


アセビは私の好きな花。
九重連山に春が訪れたことを実感させてくれる花だ。


三俣山と青空を背景にした。


野焼きを終えて黒々とした坊がつるが見えてきた。


坊がつるに到着。ベンチで小休憩ののち、今日の目的であるマンサクの撮影に向かう。



まずはアップで撮影。何度見ても不思議な形状の花である。
まるで春寒に凍えているようだ。


川沿いのマンサクを、平治岳をバックに。


今度は炊事棟近くのマンサクを、中岳をバックに撮影。


今日の目的は坊がつるのアセビとマンサクの撮影であった。
アセビは残念ながらまだ咲いていなかったが、マンサクの撮影ができたので満足だ。
これで下山してもいいのだが、さすがにそれではもったいない。
そこで予定通り三俣山に直登することにした。



これから登る南峰を見上げる。


坊がつるから南峰へと向かうルートは、直登と言うにふさわしい厳しい登りである。
両脇の木の枝や根っこをつかみながらよじ登る感じだ。
年相応に体力が衰えており、何度も休憩して登る。

それにしてもこんなにきつかったっけ・・・?



見晴らしのよいところに出てきて思わず上を見上げてしまった。
まだこんなにあるのかとため息が出る。見上げるんじゃなかった・・・。


坊がつるから約1時間30分、ようやく南峰のいつものテラスに到着。やれやれだ。

私のこのルートの所要時間を調べてみた。
2006年5月 5日(44才) 1時間 5分
2008年4月 5日(46才) 1時間 5分
2009年8月 8日(47才) 1時間25分
2010年4月 4日(48才) 1時間25分
2010年9月26日(48才) 1時間20分
 やっぱり今回が一番時間がかかっている。47才から急に衰えたようだ。


まずは昼食。今日はチャンポンとオレンジ。
今回は、前夜の先輩の助言というわけではない。
宴会に行く前に準備していたもの。
宴会で教えてもらった新メニューは次回以降に乞うご期待、といったところ。


向かいの大船山を眺めながらの昼食。


この風景を眺めながら食後のコーヒーを飲む。
私の一番好きなひととき。


コーヒーを飲み干し、気がつけばいつものように1時間経っている。
そろそろ下山することにしよう。



南峰山頂から本峰を見ると、W峰との鞍部に雪が残っているのが見えた。
これは行ってみなければ。


この季節にこれだけの量の雪が残っているとは思わなかった。
気がつくと足下には雪融けの水が流れていた。


本峰に到着。
4人の方が休憩中。


大鍋を見下ろす。
ここにもマンサクがあるはずだが、残念ながらまだあまり咲いていないようだ。


西峰に到着。


わずかに雪の残る星生山を望む。


すがもり越に下ってきた。


すがもり越に以前あったスガモリ小屋や、北千里浜での遭難事故についての詳細を書いたHPを最近読んだ。
オアシスさんが開設している「九重連山の光と影」の「スガモリ小屋のルーツ探訪」というページである。

私自身は、以前のスガモリ小屋には、24才のとき人に連れられて1度来ただけ。
それも「多分あれがすがもり小屋だったのだろう」という程度の記憶しかない。
北千里浜での遭難事故にしても、昭和37年元旦というと、私の生まれる2ヶ月前のことである。
断片的なことは知ってはいたが、詳細を読むのは初めてであった。
九重の山々を愛する先人たちの思いがよくわかる、渾身のレポートである。
九重連山に登る方々にぜひ読んでもらいたいと思い、ここで紹介させてもらった。



「愛の鐘」越しに大船山を望む。



三俣山を仰ぎ見ながら硫黄山道路を下っていく。


登路脇の木々の芽吹きに春を感じつつ大曲へと下った。


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