久住山・稲星山・白口岳
2011年9月11日
先週は台風と休日出勤のため山行できなかった。
この週末も弱い台風が九州の西を北上するということであきらめていたが、日曜の天気予報は晴れ。
これは行かねばなるまい。ちょうどリンドウが咲き始めている頃なので、白口岳をめざすことにした。
まだ明けやらぬ早朝5時半に牧の戸から入山。見上げると青空が広がっているようだ。
いつものようにマイペースで歩き、沓掛展望台に上がってみると、向かう山々には厚い雲がかかっている。
意気消沈しかけたが、そのうち晴れるかもと自分に言い聞かせて歩く。
扇ケ鼻分岐を通過する頃、急にガスが晴れ、正面の星生山がきれいに見えてきた。
気分良く歩いていくと、再びガス。この後も晴れたりガスったり。
久住山に到着してもガス。晴れないかなあと周囲を見渡していると、ブロッケンができている!
虹のようなきれいなブロッケンを見て大満足。
次に稲星山に向かう。このルートは実に久しぶり。
慎重に下り、神明水を飲んで稲星山へ。
山頂には単独の男性が休憩中だった。
さらに白口岳へ。途中の登路脇にはリンドウがちらほら。
山頂に到着したとき、大船山には厚い雲。
しかたなく昼食を食べながら待つことにする。
昼食を食べ終えコーヒーを飲んでいるうちに大船山が姿を現し始めた。
ようやく今日のねらいの写真をゲットし、下ることにした。
中岳に登ろうかとも思ったのだが無理をせず池の小屋に直行。
ここから慰霊碑を訪ね、お参りをして下る。
イヨフウロやマツムシソウもそろそろ終わり。
九重の秋の深まりを感じつつ牧の戸に下った。
5:30牧の戸→5:50沓掛展望台→6:50扇ケ鼻分岐→7:25久住分かれ→7:50〜8:05久住山→8:45稲星山
→9:20〜10:30白口岳(昼食)→11:05池の小屋→11:40久住分かれ→12:10扇ケ鼻分岐→12:45沓掛展望台→13:00牧の戸
第1展望台に上がり、三俣山を撮影。
折しも朝日から伸びる光芒が空に広がっていた。
沓掛展望台に上がると向かう山々を厚い雲が覆っている。
そのうち晴れるかもしれないし、
晴れなければそれでもいいやと歩き始める。
ガスかかる三俣山を見上げると、上空にジェット機の飛行機雲が伸びていた。
至る所に咲いていたアキノキリンソウ
ヒヨドリソウもそろそろ花期の終わり。
ホクチアザミ
扇ケ鼻分岐が近い。
ススキ越しにガスかかる星生山を見上げる。
ワレモコウ
扇ケ鼻分岐を通過する頃、一気にガスが晴れ、星生山が姿を現した。
気分良く西千里浜を歩いていく。
星生崎より久住山を見上げる。
久住高原には一面に雲海が広がる。
久住分かれより三俣山を臨む。
三俣山の右奥に雲海からわずかに双耳を覗かせた由布岳が見える。
久しぶりの久住山に到着。
肥前が城を見下ろして驚いた。ブロッケンができている!
ガスが動くに連れてゆらゆら・・・。
しかも三重の虹のように輝いている。
ガスが晴れるまでのわずかな時間だったが、見とれてしまった。
ブロッケンを楽しんだ後は周囲の絶景だ。
久住高原側は見事な雲海。
反対側にはガスかかる三俣山。
中岳と天狗が城。
星生山
ガスのからんだ山々を十分に楽しんだ。
さて、そろそろ稲星山に向かうとしよう。
その途中の尾根道より。
右が稲星山、左は中岳。その間に白口岳、さらに遠くに大船山が見える。
稲星山との鞍部を通過。
神明水でのどを潤し元気が出た。
登路脇にはちらほらとリンドウが咲いている。
稲星山に到着。
単独登山の男性が休憩中。
中岳と天狗が城をカメラに納め、さらに白口岳へと向かう。
白口岳へ向かう途中にもリンドウが咲いている。
好きな花なのでついカメラを向けてしまう。
ママコナは花期の終わりが近い。
ようやく白口岳に到着した。
だが大船山にが厚い雲がかかり、しばらくは晴れそうにない。
昼食を取りながらじっくり待つことにした。
今日は久しぶりのラーメン。キャベツを入れ、茹でたもやしも入れた。
もやしの上にある黒い物体は「食べるラー油」である。
デザートは今の季節ならではの極早生みかん。
私がラーメンを食べていると、同じように食事にやってきた・・・。
食事を終え、コーヒーを飲んでいるうちに大船山のガスが晴れてきた。
さあ、撮影だ。
ようやく撮影できた、大船山とリンドウのコラボ。
今日はこの写真を撮りたくてここまでやってきた。
写真を撮り終え片づけをしているときににぎやかな4人組が上がってきた。
笑いの絶えない楽しい雰囲気。こんな登山もいいなあ。
4人に別れを告げ、下山する。
中岳に向かう登路にイブキトラノオが揺れていた。
池の小屋の前より御池を見下ろす。
今日は御池には下りず、慰霊碑に立ち寄ることにした。
写真の左端に見えるのがその慰霊碑である。
お参りを終えると、そばで休憩していた方が、「なんて書いてあるんですか?」と聞いてきた。
そこで、オアシスさんのHP「九重連山の光と影」に書かれてあることをかいつまんで説明した。
先に下る男性を見送り、しばし休憩。
さて、暑くならないうちに下ることにしよう。
西千里浜で咲き残るイヨフウロをカメラに納め、牧の戸へと下った。
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