大船山

2011年10月16日

前回の記録の最後に「15・16日は両日とも休日出勤で山行できない」と記したのだが、
週明けに職場に行ってみると、その休日出勤は22・23日であることが判明した(笑)。
となると大船山の紅葉を見に行かなければなるまい。
そこで、
天候の回復した日曜日に先週に続いて大船山に登ることにした。
ねらいは当然、今がピークのはずの御池の紅葉である。


 今回は今水より入山。5時半の今水駐車場にはすでに7、8台ほどが駐車していた。
装備を調えて車を出ると子ども連れのお父さんに声を掛けられた。初めて今水から東尾根ルートを登るという。
今水登山口から、なんとなく先導することになってしまった。東尾根ルートでもほぼ一緒に登っていく。
休憩中に聞くと、妹さんは小4、お兄さんは中1でサッカー部とのこと。なるほど元気なはずだ。
お父さんが写真を撮影している間に一足先に登る。
急登なので心配していたが、意外なほどばてることなく急登をクリア。

 山頂直前に御池を見下ろしてみると、やはり先週より色づいている。
御池には後で下ることにしてとりあえず山頂へ。周囲の景色を撮影してから昼食。
そのうち次々にグループが上がってきて山頂はずいぶんにぎやかになった。
気がつけば1時間半以上経っている。そこで御池に下る。
狭い湖畔に立ち紅葉を眺め、撮影。すばらしい時間を堪能し下山した。

6:05今水→6:55東尾根ルート分岐→7:20ポールのある台地→8:40〜10:25大船山(昼食)
→10:35〜11:00御池→12:00鳥居窪→12:45岳麓寺分岐→(コンクリート道)→13:25今水




私はまだ九重連山でピークの紅葉を見たことがない。
今年も無理かとあきらめていたが、幸い山行できることになった。

金曜日に低気圧が通過し、かなりの雨が降った。
土曜日もその名残で天候が思わしくなく、回復した日曜日に山行することにした。

きっと多くの方も同じように考えていることだろう。
すると今水の狭い駐車場はすぐに満車になってしまうに違いない。
そこで早朝に到着できるように早く自宅を出発した。


5時半に今水駐車場に到着。まだ周囲は真っ暗だ。
明るくなり始めた6時前に出発。


車を出たときに会話を交わした家族連れの前を歩くことになった。
私、2人の子どもさん、そしてそのお父さんというご一行となった。
お父さんはともかく、子どもさんは元気だ。その気配を感じつつ、多少焦りつつ登る。



登っていくうち、木々の隙間から朝日が見えてきた。


多少平坦になった登路を気持ちよく歩いていく。


小休憩。ここで少し会話を交わす。福岡市の太宰府からとのこと。
今日は大船山を周回するということで、ルートを書き込んだ登山地図を持参されていた。
「さすが」と思いつつ地図を見ると、今日の私の予定ルートと全く同じであった。


ほどなく東尾根ルートの分岐に到着。


足下の紅葉を踏みしめながら登っていく。



ポールのある台地に到着。


足下にヤマラッキョウを見つけた。
3人には先に行ってもらい、撮影する。


頭上には時折見事な紅葉が見える。



右にはこちらも紅葉が始まった黒岳。


やがて紅葉に彩られた米窪壁が見えてきた。


徐々に斜度がきつくなる。



先頭はサッカー部で鍛えているお兄さん。続いて妹さんにお父さん。
私はどうしても置いて行かれそうになる。
この急登とこの年なんだからそれも当然だ。


周囲が開けたところではお父さんがカメラを構える。
おかげで私も追いつける。


それにしても、このグラデーションはどうだ。
これをどう言い表せばいいのだろう。



急登をクリアし、ようやく山頂が見えてきた。


紅葉の御池が見えた。


まだ日が低いため斜光である。
そこで御池に下るのは後回しにして、先に山頂に向かう。



山頂に到着。
今水より2時間35分。これは私の最短記録ではないだろうか。


早速岩の上に立ち御池を見下ろす。


予想していたとは言え、これほど紅葉しているとうれしくなる。
やはり今日を含めここ数日がピークと思われる。


続いて周囲の景色を撮影する。



まずはいつものアングルで。


三俣山を望遠で捉えてみた。
こちらも色づいているようだ。


段原方面は先週とさほど変わらない様子。
もしかすると強風で紅葉が飛ばされたのかもしれない。


まだ9時過ぎだが、昼食とする。



今日はパーポーを使った中華丼。


本当は御池の紅葉を見下ろしながら食べたかったのだが・・・


岩の上から御池を見下ろす方々。
この視線のすぐ下で食べる勇気はない。


すぐそばでは一緒に登ってきた親子連れが食事中。

いつだったか、次のようなことを聞いたことがある。
「一生もんの思い出を作ってあげるのが親の務め」。
この素晴らしい天気と紅葉を見ながらの山頂での昼食は、
きっと2人の「一生もんの思い出」になることだろう。


のんびり昼食を食べ、コーヒーを飲む。

御池を見下ろすと、日が高く昇り色鮮やかな紅葉が見えた。




そこで御池に下ることにした。



少し下って山頂を見上げる。


さあ、いよいよ御池だ。



先週に比べて明らかに色づいている。


望遠で捉えるとこんな感じ。


水辺の紅葉も捨てがたい。まさに日本庭園。
これで風がなければいいのだがそれは贅沢というもの。


水が多いため狭くなった湖畔では多くの方がカメラを構えている。


いつまでも眺めていたいが、この写真を最後に下山することにした。


今水までは長い道のりだが、今日はすばらしい紅葉を見ることができた。
気分良く下っていく。



登路脇に鮮やかな紅葉が散っている。
見上げてみると・・・



鳥居窪まで下ってきた。



まだ咲いていたリンドウ。
これが今年の見納めかもと思いながらカメラに納めた。


岳麓寺、ガラン台との分岐に到着。
ここから左に折れ、今水へ下る。



無事登山口に到着。
咲き残ったハガクレツリフネソウを撮影した。



狭い今水駐車場は車で一杯だった。


来週は(今度こそ本当に)土日とも休日出勤で山行できない。
代休を取れれば、三俣山か黒岳か、それとも3連続の大船山かと思うのだが、
さてどうなることやら。


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