天狗が城・中岳・星生山

2011年11月7日

 前日(6日)に職場の大きな行事があり今日はその振休。
今回は九重連山200回目の記念登山である。
しばらく前から200回目は100回目と同じルートを歩こうと決めていた。
土日は雨だったが、幸いその雨も上がった。天気予報でも秋晴れが望めるとのこと。これは行くしかない。

 6時半の牧の戸は予想に反してガス。そのうち晴れることを期待して入山。
周囲の展望が開けないので淡々と歩く。
扇ケ鼻分岐に到着し、一旦は予定通り扇ケ鼻に向かおうとも思ったのだが、展望が全くないのでは仕方ない。
あきらめて西千里浜に向かう。星生山もパスして久住分かれへ。こうなれば池の小屋に行くしかない。
 だれもいない池の小屋に転がり込んでガスが晴れるのを待つ。

やがてガスが晴れて青空が見えてきたため喜び勇んで山頂へ。
天狗が城では周囲が望めたが、中岳では展望はなく、あきらめて御池に下る。御池にて昼食。

 久住分かれまで下ってみるとガスがようやく晴れてきたようなので、星生山経由で下ることにした。
だが今日のガスはすっきり晴れてくれない。時折ガスのかかる尾根道を歩き、星生山着。
 200回記念だったが、まあこんなこともあるさと言い聞かせながら、なんとも中途半端な気分で下山した。

6:30牧の戸→6:50沓掛展望台→7:50扇ケ鼻分岐→8:20久住分かれ→8:40〜9:55池の小屋→10:10天狗が城→10:25〜10:35中岳
→10:45〜11:55御池(昼食)→12:15久住分かれ→13:00星生山→13:30扇ケ鼻分岐→14:15沓掛展望台→14:25牧の戸




私が九重連山に登り始めたのは2004年の4月3日。早いものでそれからすでに8年目になる。
その間、ほとんど他の山に浮気することなく(笑)、九重連山に登り続けて今回が200回目。
前日の職場で「明日は200回目の記念登山です」といつもの先輩に言うと、あきれたような苦笑いが帰ってきた。
まあ、自分でもよくここまで登ってきたと思う。

200回目は、100回目と同じルートを歩こうと決めていた。
私が九重連山にのめりこむきっかけとなった、2004年6月13日のルート。

牧の戸→扇ケ鼻→星生山→天狗が城→中岳→御池(昼食)→久住山→牧の戸。
今考えるとちょっと頑張ったルートである。


6時過ぎに牧の戸に到着してみると残念ながらガス。しかも気温11℃。
どうやらこの秋初めての寒気がやってきているらしい。



コンクリート道をのんびり登っていく。
周囲の木々は多くが葉を落としている。
なんだかここを歩くのは久しぶりの気がする。
それもそのはず、記録を見てみると9月11日以来。2ヶ月ぶりである。


周囲はこの通り。このガスではどうしようもない。
そのうち晴れることを期待してのんびり歩くことにしよう。


扇ケ鼻分岐に到着したが、星生山はガスで全く見えない。
予定ではここから扇ケ鼻に向かうつもりだったのだが、このガスの中を登る気にならず、西千里浜へ向かった。
予定変更も気分次第。単独登山の気楽さである。


ガスの中、ケルンの並ぶ西千里浜を淡々と歩く。
前回もこの風景を見たような・・・。
帰宅して記録を見てみると、撮影ポイントもほとんど同じだった。


久住分かれを通過。
当然周囲の展望はなく、
この状況では池の小屋に向かうしかない。


御池までやってきたが、湖面がわずかに見えるのみである。


誰もいない池の小屋に転がり込んだ。


小屋に入ったはいいが、ガスが晴れる気配もなく、することがない。
そこで、今週末(12日・13日)に参加する研究会での発表の練習をすることにした。
小屋の中にだれもいないことをいいことに、一人でぶつぶつ練習をする。
いきなりだれかが入ってきたらきっと不審がられたに違いない。


しばらく練習しているうち、なんだか外が明るくなっている。
外に出てみると、ガスが晴れつつあるようだ。



ようやく御池と天狗が城を望むことができた。


よし、山頂に向かおう。俄然気合いが入る。


まずは天狗が城へ。



天狗が城山頂を見上げる。青空がうれしい。
やっぱり山はこうでなくっちゃ。


だれもいない山頂に到着し御池を見下ろす。


御池と空池、そしてガスかかる久住山。


続いて中岳へ。



山頂を見上げる。なんとか晴れてくれれば・・・


だが山頂はガス。周囲は全く開けない。
それでも10分ほど待ったのだが、私が到着する前からいた2人の男性が、
「1時間半粘って、一瞬だけ晴れた」というのを聞いてあきらめた。
私にはとてもそんなに粘る気力はない。



御池まで下り、私のお気に入りの場所で昼食。これは予定通り。
しかも待っているうちに上空に青空が広がってきた。


今日は200回目ということで、ぜいたくに焼肉丼。


昼食を終え、御池を後にする。


久住分かれより三俣山を望む。


目の前の星生山方面はかなりガスが晴れてきている。
そこで、星生山を経由して下ることにした。



尾根道を歩いているうち、またもガスの中になってしまった。


山頂に到着し歩いてきたルートを振り返る。


ようやくガスの晴れた星生尾根を見下ろす。さて下山しよう。


ガスかかる池塘を撮影。
手前の池の左奥に、ガスに煙る池が見えるだろうか。


さてここからは淡々と下るのみ。



扇ケ鼻分岐を過ぎる頃、すっかり冬の装いとなった星生山が姿を現した。


200回目記念としては残念だったが、天気はどうすることもできない。
また今度青空の広がる九重連山を歩くことにしよう。

さて、201回目はどこを歩こうかな?


なお、上述したように、今週末(12日・13日)は研究会に参加するため山行できない。
だが、先日の土日出勤の代休を15日に取るようになっていて、天気や他の都合がつけば山行できるかもしれない。
なんとか気持ちよく晴れることを祈ろう。


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