大船山

2011年12月18日

 寒気が訪れ寒い日が続いている。土曜日は極寒の1日。寒さに震えながらの休日出勤だった。
明けて日曜日は晴れの予報。そこで大船山の霧氷を見に行くことにした。
気になるのは路面の状況である。土曜日は晴れていたので凍結はないと思うが、
念のためと思いチェーンを探したが見つからない。
今後を考えるとやはりチェーンは必要だ。
下山後に大分市で購入しようと決め、その分、早めに入山することにした。

 まだ暗い6時過ぎ、ヘッドライトを点けて入山。登りながら時折振り返り、黎明を撮影。
ガラン台ルートへショートカットしているときに朝日が昇ってきた。
遥か遠くに見える大船山頂にはガスがかかっている。雪の残る登路をゆっくり歩く。
入山公墓を通過し鳥居窪で見上げると、ガスはほとんどとれているようだ。
見晴らしの良い岩場で小休憩ののち、山頂へ。

 山頂には単独登山の男性がガスが晴れるのを待っていた。
時折ガスが切れるが一瞬のみ。そのうち晴れるさと食事の支度にとりかかる。
ガスを気にしながら準備しているうち、ガスが少しずつ晴れてきた。
晴れたりガスったりを繰り返しながら徐々に晴れの方が時間的に長くなってきた。

食事後、霧氷越しに九重連山を撮影しようと待機していると、男性が声をかけてきた。
しばらくガスが晴れるのを待ちながら会話。撮影を終え、「では」と失礼し御池に下る。
当然だが御池は完全に凍結していた。こちらもカメラに納め、下山。
雪がある急斜面ではすべらないように慎重に下った。

6:15今水→コンクリート道→7:25ガラン台ルート合流→8:05入山公墓(通過)→8:45見晴らしの良い岩場
→9:40〜11:25大船山(昼食)→東尾根ルート→12:35風穴ルート合流→13:10今水




6時前に今水駐車場に到着。私が先頭だと予想していたが、1台先着していた。
すぐに装備を調え、ヘッドライトを点けて入山。


登っていくうち、背後に黎明が広がってきた。
何度も振り返り、木々の向こうに広がる黎明を撮影。


うっすらと雪の残るガラン台へのショートカット道を歩く。


この登路こそ私が先頭だと思ったが、
どうやらここでも2番手のようだ。


朝日に染まる山越しに大船山頂を見上げた。
山頂だけがぽっかりとガスに包まれている。
まあ、山頂に着く頃には晴れているだろう。


ガラン台ルートとの合流地点に到着。


朝日を浴びながらのんびりと歩いていく。


入山公墓前を通過。


木々の向こうに黒岳が見える。


やはり山頂は白くなっている。



ほどなく鳥居窪に到着し、山頂を見上げる。幸いガスも晴れた。
遠くてわかりにくいが、こちらもわずかに白くなっているようだ。


ここからがまだ長い。焦らずのんびり歩いていく。



頂が近づいてきた。
穏やかなお顔に手を合わせる。
ちょうどこのあたりから周囲に霧氷が見えてきた。


雪が徐々に深くなってくる。
とは言えまだ初冬。積雪深は5pほどである。


ガスの向こうにようやく大船山頂が見えた。


霧氷越しに山頂を見上げる。


山頂に到着。今水より約3時間半。

周囲はガスで真っ白である。
単独登山の男性がガスの晴れるのを待っていた。
一瞬だけ晴れたけどまたガスだ・・・とのこと。


ガスが晴れた一瞬。だがこの後はまたガス。


ガスの晴れ間に御池を見下ろす。


私もしばらく眺めていたが、晴れそうで晴れない。
そこで、晴れるのを待ちながら昼食の準備にとりかかることにした。



今日の昼食はカレーうどん。
時間短縮を考えてシンプルにしたが、これが妙においしかった。



ガスがほとんど晴れ、九重連山が姿を現した。


こちらも絶景が広がっている。


霧氷の美しさに思わず歓声を上げた。


段原方面を見下ろす。


北側の霧氷は迫力満点だ。


坊がつるを見下ろしてみるとテントが7張り。
この寒いのによくやるよなあ。


この後、霧氷越しに九重連山を撮影しようとガスの晴れるのを待っていると、男性が「佐伯市の方ですか」と声を掛けてくれた。
福岡県の八女市からというYさん。いつも私のHPを見て参考にしてくれているとのこと。私の車の車種までご存じで驚いてしまった。



ようやくねらいの写真が撮影できた。


山頂の岩より御池を見下ろす。
この寒さなので凍結しているのは当然だ。
湖面に下ることにした。


全面凍結した御池。


ついこの前、きれいに紅葉していたと思うのだが・・・。


この純白の美しさはどうだろう。


いつまでも見ていたい気分であるが、そろそろ下山することにしよう。


下りは急斜面のある東尾根ルート。
滑らないように慎重に下った。



下りながら黒岳を眺める。



下山後、林道より大船山を振り返った。


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