御池

2011年12月25日

はじめにおことわりしておく。今回の山行記録はBlogに載せたものと同一である。
もしBlogでご覧になった方はそのつもりでお願いしたい。
そうなった顛末はというと・・・


2,3週間前からパソコンの調子が良くない。
冷却ファンに異音があり、それでもきちんと起動するのだが、
使っているうちに画面が真っ白になることがある。
冷却が十分できないために熱暴走しているのではと考えている。
このまま使い続けるのはあまりにも危険なので、
年明け早々にも修理に出そうと思っている。
それまでは帰省している息子のノートパソコンでしのぐつもり。
だがノートパソコンにはHP作成ソフトがインストールされておらず、
しかたなくBlogでの掲載となった次第。
今は本来のパソコンでHPを作成しているのだが、
いつ画面が真っ白になるか、こわごわである(笑)。




第1級のクリスマス寒波がやってきて北日本は大荒れだそうだ。
九州でも山間部は積雪するという。
そこで、雪景色の中、今年最後の山行を楽しもうと考えた。

牧ノ戸に到着し、念のためアイゼンをつけ、7時過ぎに入山。
薄く積もった雪を踏みしめながらゆっくり登る。
沓掛の岩場を慎重に下り、淡々と歩いていく。
雪の深さは5pほど。これで青空であればいうことなしだが、仕方がない。

深いガスのため、西千里浜でも星生山や久住山の気配すら見えない。
とりあえず久住山避難小屋で小休憩。中では3人の男性が食事の準備中だった。
小屋を出て御池に向かう。極寒の御池の上を歩き、池の小屋へ。
意外にもだれもいない。すぐに昼食の準備にとりかかる。
昼食後、小屋にいる単独登山の男性と話す。先週もこんなガスだったが、
待っているうちに一気に晴れたそうだ。

まだ粘るというその方と別れ、下山。
晴れれば星生山か扇ケ鼻に登るのだが、一向に晴れる気配はない。
登ってくるグループの方々に挨拶しながら牧ノ戸へと下る。

久住高原で振り返ると、九重連山の上空には青空が広がっていた。


7:15牧ノ戸→7:35沓掛展望台→8:35扇ケ鼻分岐→9:00久住山避難小屋→9:15久住分かれ
→9:35御池→9:45〜11:05池の小屋(昼食)→11:10御池→11:20久住分かれ
→11:55扇ケ鼻分岐→12:40沓掛展望台→12:55牧ノ戸




クリスマス寒波とやらで北日本は大雪になっている。
南国佐伯市では雪はほとんど降ることがなく、ましてや積もるのは数年に一度。
この雪を見ながら今年最後の山行を楽しむべく牧ノ戸に向かった。

車を走らせていくうち、竹田市あたりから路面にうっすらと雪が積もっている。
竹田の道の駅でチェーンを巻くことにした。先日購入したばかりで新品である。
久しぶりということもあって少々てまどったが、なんとか巻くことができて牧ノ戸へ向かう。
慎重な運転でトラブルこともなく無事牧ノ戸に駐車。装備を調え7時過ぎに入山した。



薄く積もった雪を踏みながら入山。


のんびり歩いていると、単独登山の男性に追い越された。まあ、よくあること。


第1展望台より霧氷に覆われた沓掛山を見上げる。


周囲の木々にも雪が積もり、どの木が何の木なのか判然としない。
ただ、アセビだけはわかる。雪から花芽が突き出ていた。


みごとな霧氷のトンネルをくぐりながら歩いていく。


沓掛の岩場より尾根道を見下ろす。
このガスではしばらく晴れそうにない。ゆっくり歩くとしよう。


周囲の雪景色を眺めながらゆっくり歩いていくうち単独登山の男性に追い越された。ま、いいか。


ガスで煙る西千里浜を歩く。このアングルで撮影するのは何度目だろう・・・
と思いながらカメラを構えていると、傍らを単独登山の男性が追い越していった。


星生崎より、ガスでかすむ久住山避難小屋を見下ろす。


このガスと寒さのため、一旦避難小屋で小休憩することにした。
小屋の中には男性が3人、食事の準備をしているところ。
みなさん暖かいものを作っていた。
この寒さではせめて食べ物や飲み物で暖まらなければやってられない。
私はチョコを食べテルモスの紅茶で暖まり、御池へと向かう。



周囲には一面の霧氷。これで晴れていればなあ・・・


この細い登路をたどっていく。もうすぐ御池だ。


凍結した御池に到着。だがガスのため見えるのはごく一部のみ。
しかも氷上には投げられた石ころが乗っている。う〜ん・・・


今日はアイゼンをつけているので氷上を歩くことにした。
せっかくなので石ころを撤去する。
いくつかを取り除いたが、なにせ数が多いうえに、
がっしりと氷に張り付いているものもあってあきらめた。

すべらないように気をつけながら渡り終え、池の小屋へ向かう。


池の小屋に到着。やれやれである。
中には意外にもだれもいなかった。
ガスは一向に晴れる気配がないため、昼食の準備にとりかかる。


今日の昼食は暖かいそば。鶏肉、ちくわ、かまぼこ、白菜、ネギ、天かす、卵。
今日は前回の山行のときからメニューはそばと決めていた。
今回が今年最後の山行となるため、ちょっと早めの年越しそばである。


そばとデザートのバナナを食べ終えコーヒーも飲んだ。

私より後に小屋に入ってきた男性と会話する。福岡のSさん。
先週は待っているうちに一気にガスが晴れたそうだ。
今日はどうなのだろう。

まだ粘るというSさんと別れ、根性なしの私は下山することにする。



小屋を出たとたん、強烈な向かい風に悲鳴をあげた。
すぐ下に見えるはずの御池も見えない。
意を決して下山する。


久住別れを見下ろす。標識の柱が写真の中央に写っているが、見えるだろうか。
このガスでは慣れない人は迷ってしまうだろう。


霧氷越しに星生崎を見上げる。


扇ケ鼻分岐を通過。霧氷の美しさに感心しながら下っていく。


沓掛の岩場で振り返った。朝よりもガスが薄くなったようである。
これは午後には晴れるかもしれないな。



下山して車を走らせる。
久住高原で車を停め振り返ると、九重連山の上空には青空が広がっていた。


今年の山行はこれで終わり。公私ともにいろんなことのあった1年であった。
来年も安全に、楽しい山行をできればと思う。


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