平治岳・大船山

2012年6月10日

先週末は2日(土)・3日(日)とも休日出勤で山行できなかった。
5日(火)・6日(水)、職場の大きな節目となる行事が終わり、ようやく一息ついた。
今週は土日とも完全休養日。梅雨入りしたため天候があやしい。
天気予報とにらめっこし、ようやく晴れマークのついた日曜日に山行決定。
平治岳のミヤマキリシマは今週末がほぼピークのはず。そこで前回と全く同じコースで登ることにした。

前回より早く自宅を出発。吉部に車を走らせ、300円駐車場に到着。まだ薄暗い5時過ぎに入山した。
はしご場と急登を越え大窓で小休憩。だが完全なガス。まあ昼前には晴れるだろうとのんびり登り始める。
前日までの雨でぬかるんでいるのではと心配していたがそれほどでもない。

平治の尾に着くと周囲のガスが晴れ始めていた。これはいいぞと快調に登る。
平治岳北峰はやはりほぼピークを迎えている。西端まで降りてあちらこちらで撮影。
南峰に向かったがあいにくのガス。しばらくガスが晴れるのを待って撮影。大戸越に下る。

尾根に上がりミヤマキリシマ越しに大船山や三俣山を撮影しながら歩いていく。
段原でもいいアングルで撮影でき、満足。
ヨウラクツツジに出会うべくちょっと寄り道をしながら山頂到着。
あいにくガスで周囲は見えないが、いつもの場所で昼食。

 昼食を終えるころガスが切れ始め、九重連山を撮影。
いつものようにデザートを食べ、コーヒーを飲んで下山した。

5:05吉部→6:00平治岳北登山道入口→8:30〜6:40大窓→6:50平治の尾→7:25〜8:00平治岳北峰→8:10〜8:30平治岳南峰→8:45大戸越→10:00段原
→10:45〜12:05大船山(昼食)→12:30〜12:40段原→13:40坊がつる→14:15暮雨の滝ルート分岐→15:10吉部




先週末はいつもの休日出勤が土日ともあって山行できなかった。
これはこの職業を選んだ宿命とあきらめている。
でもおかげで5日・6日の結果は満足できるものであった。
そのご褒美(?)とでも言うべきか、この土日は完全休養日である。

数日前から気象庁のHPをチェック。土日ともくもりの予報。
金曜日は職場の宴会が入っている。さてどうしたものか。
ようやく日曜日に晴れマークがつき、日曜日の山行となった。
と同時に宴会でビールだけで我慢する必要もなくなった(笑)。


いつもより早く起床し、車を九重連山へと走らせる。
4時過ぎに牧の戸駐車場を通過したが、車内から見た駐車場はほぼ満車。
あきれるほどの状況である。

5時前に吉部着。急いで装備を調え、まだ薄暗い5時過ぎに入山した。


今回は前回と全く同じルート。
このHPは私の山行記録を紹介する全く私的なHPなのだが、
この山行記録を参考に登る方も多いようである(ありがたいことです)。
できれば前回とは違う違うルートを歩きたい。
ところが今日は平治岳と大船山のミヤマキリシマのピークの日。
となれば吉部から入山するこのルートがベストである。
振り返れば、前回平治岳の開花状況が気になり、「ふと」このルートで平治岳と大船山を歩いたのがいけなかった。



というわけで途中を省略。
はしご場と急登を越えて大窓に到着。
残念ながら周囲はガス。



今日の行動食はげんこつ飴。
「第2回全国菓子大博覧会金賞受賞」が決め手となった。
素朴な、初めてだがなつかしい感じのする味である。



登路脇の葉は昨日の雨のためか、しっとり濡れている。
登路も完全にぬかるんでいると予想していたが、そうでもなかった。



平治の尾に上がると、周囲のガスが晴れていくところだった。これはいい!
重いザックも軽く感じられるようになった。気分良く歩く。



平治岳(北峰)に到着。



早速ミヤマキリシマ越しに撮影。

見晴らす限り巨大な雲海が広がっている。
九重連山はその雲海からぽっかり浮いている状態のようだ。
その雲海が坊がつるにも流れ込んできている。



西端へと下りながら撮影。



山頂方面を振り仰ぐ。



北峰の西端よりミヤマキリシマ越しに雲海に浮かぶ九重連山を望む。


動画でも撮影してみた。
ミヤマキリシマ咲き誇る九重連山の平治岳山頂風景
(クリックするとyou tubeが開きます)


撮影を終え南峰へ向かうべく北峰の山頂へ登り返す。
その途中、「くじゅう連山のひよっこ」のNさん親子とばったり。
男池を5時に入山したそうで、考えることは似たものである。

この後大船山に向かうとのことで、「ではまた」と分かれた。


ほどなく南峰に到着。



だがあいにくガスってしまった。
しばらくガスの晴れるのを待つ。



少しガスが晴れた間に大戸越方面を見下ろす。



ようやくガスが晴れた。
雲海が広がっていて坊がつるは全く見えないが、これはこれで味がある。


私には晴れるのを待つ根性はない。
潔く大戸越に下る。



人でごった返す大戸越に到着。



ガスかかる平治岳を見上げる。



小休憩ののち、大船山へ向かう。


しばらく登ると登路からわずかはずれたところに人がいる。
見るとNさん親子。オオヤマレンゲの開花状況をチェックしていた。



オオヤマレンゲはまだつぼみ。


あえぎつつ高度を上げていく。



ピンクに染まる平治岳を振り返った。



尾根に上がり、ミヤマキリシマ越しに大船山を望む。



そしてもう1枚。



北大船山を通過。


ほどなく段原に到着。



ミヤマキリシマ越しに大船山を望む。



さらにガスかかる九重連山を望む。



かなり疲れてきた。
休憩を兼ねてマイヅルソウを撮影。



山頂へ向かう途中、ちょっと寄り道。
燻し銀のような色合いが魅力のヨウラクツツジを撮影した。



そしてまだ咲いていたイワカガミ。



ようやく大船山頂に到着。山頂は多くの人でにぎわっていた。
そういえば、山頂到着直前、30人ほどのグループとすれ違った。
あのグループが山頂にいれば、のんびり昼食どころではなかったかもしれない。


山頂では一足先に到着したNさん親子がいた。


残念ながら周囲はガス。
そこで昼食準備にとりかかる。



今日の食材。



今日は中華丼。野菜を炒め肉を入れたとき、目の前にいた男性が振り返り「肉野菜炒め?」と聞いてきた。
「いえ八宝菜です。で、ごはんに乗せて中華丼にしようかと」「いいにおいだなあ」「人が多くて気が引けます」


食事を終えたころ、周囲のガスが晴れてきた。
そこでデザートの甘夏は後回しにして撮影に向かう。



おじいちゃんと来た小学生。この誇らしげな表情がいい。
「じいちゃんは山のことにすごい詳しいんで!」と言っていた。
将来こんなじいちゃんと孫の関係になりたい・・・。


デザートを食べコーヒーを飲んだ。



最後にガスかかる九重連山を撮影し、下ることにする。



ツクシドウダン



段原まで下り、再び大船山を振り返る。


一旦下りかけたのだが、ミヤマキリシマの咲くこの場所から下るのがもったいなくて仕方がない。
「くだるのがもったいない」という気持ちになったのは久しぶり。

それでも下山しなくてはならない。



この写真を最後に、下ることにした。


坊がつるまで淡々と下る。



下る途中、淡く色付いたベニドウダンを撮影。



さらに下ると、今度は赤く色づいたベニドウダンが目に留まった。



坊がつるでは多くの人が休憩中だった。

この中を歩いていくうち、歌声が聞こえてきた。
どうやら「坊がつる賛歌」のようである。
近づいてみると、ツアーらしい十数人のグループが合唱していた。



山頂付近がピンクに染まった平治岳を見上げ、吉部へと下った。



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