三俣山

2012年7月8日

 今年の梅雨は雨がよく降る。そのため3週間山行できなかったが、この週末は梅雨前線が九州の南まで南下し晴れの予報。
そこで長者原から三俣山をめざすことにした。ねらいはヤマアジサイである。

 久住高原を走っているときには晴れていたのに長者原に着くと曇り空。三俣山にもガスがかかっている。
今日は晴れの予報なのでそのうち晴れるさと歩き始める。
ほぼ1ヶ月ぶりの山行で体力的に不安。超ゆっくりと歩いていく。
硫黄山道路をショートカットしている途中、見上げる三俣山の上に青空が広がってきた。

 晴れたりガスったりを繰り返しながらすがもり越に到着。小休憩しているうちにすっきりと晴れた。
西峰に上がると北側には雲海。どうやら九重連山の周りは一面の雲海が広がっているようだ。
 W峰に脚を伸ばしてから本峰へ。さらに南峰へ向かう。
いつものテラスに到着し、早めの昼食。

 坊がつるへの下りを慎重に下る。1時間以上かかってなんとか下ったが、疲れ果ててしまった。
このルート、上るのも下るのもきつい。ベンチで小休憩ののち、長者原へ。
花を探しつつ、撮影しながらのんびりと下った。

6:00長者原→7:35すがもり越→8:15三俣山西峰→8:40W峰→8:45本峰→9:05〜10:20南峰(昼食)→11:30坊がつる→12:50雨ヶ池→14:30長者原




今年の梅雨は本当に雨がよく降る。
晴れなくとも、せめてくもりであれば山行しようと思うのだが、雨では登る気になれない。
ところがすごい人はいるもので、「ようこそ九重連山へ」さんは雨でも必ず入山している。
私はそんな気力も根性もない。

今週もまた雨か、とあきらめていたが、日曜日は晴れの予報。これはチャンスだ!
そこで土曜日、いつもの休日出勤の後、午後も職場に残り残務処理。
こんなときは仕事がはかどる。月曜日に予定していた仕事まで済ませてしまった(笑)。



久住高原を走っているときには青空が広がっていたが、長者原に到着すると曇り空。
三俣山も完全にガスの中だが、今日は晴れるはずと言い聞かせて登り始める。


しばらくはコンクリート道を歩く。
ほぼ1ヶ月ぶりの山行なので体力が不安。
焦らずゆっくりと歩いていく。


砂防ダムの並ぶ沢を渡る。
水量はいつもより多めだった。


硫黄山道路をショートカットする。


クマザサについた朝露が美しい。


濡れた新緑もいい。


ふと見上げると、三俣山の上空に青空が広がっていた。


硫黄山道路と合流し、ガスのかかる三俣山を眺めながら歩く。


周囲は晴れたりガスったりを繰り返している。
すがもり越へ向かうガレ場もガスの中。



スガモリ越に到着する直前、周囲のガスが一気に晴れた。
振り返るとブロッケンと白い虹が私を包んでいた。


スガモリ越に到着。


今日の行動食は「瀬戸の汐揚」。
ほどよい塩味とサクサクの食感がなかなかのもの。オススメである。


小休憩しているうちにガスが晴れ、すっきりと青空が広がってきた。
やっぱり山はこうでなくっちゃ。



西峰の肩に上ってきた。



青空と緑濃い九重連山のコラボがたまらない。



西峰に到着。


北側には雲海が広がっていた。
写真の中央、わずかに頭を覗かせているのは湧蓋山だろうか。



続いて本峰へ向かう。



W峰より



本峰に到着。


本峰より北峰を見下ろす。
写真のほぼ中央、はるか遠くに由布岳が見える。


あまりに遠いので、切り取ってみた。



続いて南峰へ向かう。



南峰に到着。すぐにいつものテラスに向かう。


テラスには誰もいなかった。


まずは緑濃い大船山を撮影。


続いて久住山方面。



撮影を終えるとすることがない。
まだ9時過ぎだが、昼食づくりに取りかかる。

まずは今日の食材の撮影。
ごはん、卵、たまねぎ、鶏肉、ねぎ、「ちょっとどんぶり」。


鶏肉たっぷりの親子丼と、桃。
親子丼もだが、瑞々しい桃が実においしかった。


親子丼と桃を食べ終え、コーヒーを飲みながら周囲の風景を眺める。


いつものように1時間以上が経ってしまった。
そろそろ坊がつるに下るとしよう。


南峰から坊がつるまでのルートは急である。
手がかりが乏しい場所も何カ所かあり、緊張を強いられる。
しかも以前、このルートを下山中に足を滑らせた拍子に肩を痛めたことがあり、なおさら慎重に下る。



1時間以上かけてゆっくりと下り、ようやく坊がつるに到着。
ベンチに腰掛け三俣山を見上げる。


一息入れて長者原へと下る。


ここからはゆるやかなアップダウンが続く樹林帯。
のんびりと、花を探しながら下っていく。



イブキトラノオ


ノアザミを吸蜜中。


シモツケ。可憐な花である。


シライトソウ



雨ヶ池は珍しく水を湛えていた。



木道越しにガスかかる三俣山を望む。



咲き始めたウツボグサ


登路脇に純白のショウキランを見つけた。


あちこちにヤマアジサイが咲いている。


そのたびにのぞき込んで花を眺めては撮影する。
これでは時間がかかるのも当然だ。




樹林帯を気分良く下っていく。


見上げた頭上に深緑が広がる。
遠く近く、さまざまな鳥の囀りが降ってくる。



タデ原が近づいてきた。



ノハナショウブ


キスゲ



九重連山に夏が来るのももうすぐである。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system