大船山

2012年10月7日

先週は雨で(というより台風で)山行できなかったため2週間ぶりの山行。
あれほど暑かった日々も過ぎ朝晩はずいぶん涼しくなった。気がつけばすでに10月。
そろそろ大船山頂の御池の紅葉が気になる。そこで毎年恒例の紅葉チェックに向かうことにした。

三叉路の狭い駐車スペースに先頭で到着し6時ちょうどに登り始める。
ガラン台から登るのは実に久しぶり。長いコンクリート道をゆっくりと歩いていく。
ガラン台登山口に到着し、ほどなく岳麓寺ルートとの合流地点に到着。
その後も順調に歩き、鳥居窪で小休憩。展望岩でもう一度休憩したあと、入山から3時間半で山頂に到着した。

九重連山の山々を隠すようにガスが流れており山頂は見えない。そこで撮影は後にしてひとまず昼食を取ることにした。
食事を終えるとガスもほとんど晴れ、のんびりと風景の撮影。その後御池に下る。
紅葉はかなり色づいているもののピークにはまだ時間がかかるようだ。それでもカメラに納め、じっくりと眺めた。
下山は東尾根ルート。コンクリート道へと向かいガラン台へ。長い下りにはやはり飽きてしまった。

6:00三叉路→6:55〜7:10ガラン台→7:20岳麓寺ルートと合流→8:00入山公墓→8:10鳥居窪→8:45展望岩→9:30〜11:00大船山頂(昼食)→11:10〜11:20御池
→東尾根ルート→12:25ポールのある台地→12:45風穴ルートと合流→12:50今水ルート分岐→コンクリート道→13:30ガラン台→14:05三叉路




3連休前日の夜は職場の慰労会。日曜がよい天気のようなので山行は日曜に決定し、久しぶりに気持ちよく飲んだ。
翌土曜日は休日出勤。午前中は赤ペンを持ち、午後はパソコンに向かい来週末に〆切の迫ったレポートづくりに励んだ。
もちろん翌日の山行のためである。


夜の明けやらぬ5時半過ぎに三叉路に到着。
ここはガラン台へと向かう登山口なのだが、3台がやっとの狭い駐車スペースしかない。
私が入山しようとしていた6時に2台目が到着した。



実は私はこのルートが苦手。というのもコンクリート道があまりにも長いからである。
そこで前を見ず足下だけを眺めて歩くことにした。
幸い考えることは山ほどある。一番考えたのはこの3連休でしなければならない劇の台本づくり。
場面ごとにあれこれ考えながら歩いていく。



歩いていくうち、雲の上から朝日が差した。
頭上には雲一つない青空。実にいい気持ちだ。



ほぼ1時間かけてようやくガラン台の登山口が近づき、朝日を浴びた大船山と黒岳が見えてきた。



ガラン台登山口に到着。
しばし周囲の花を撮影する。



ウメバチソウ。
この繊細なつくりをどう表現すればいいのだろう。



ノコギリソウも咲いていた。



草むらにはヤマラッキョウ。


気がつけば花の撮影に15分もかかっていた。
ちょっと急いで歩くことにする。



岳麓寺ルートとの合流地点に到着した。
いつもならここで休憩するのだが、そのまま通過。


登路脇に咲くヤマラッキョウやアキノキリンソウを眺めつつ登る。



見晴らしのよい場所に到着し小休憩。
今日の行動食は黒糖かりんとう。だが私には甘すぎた。

もっと疲れたら食べたくなるかもしれない。



目の前にはワレモコウがそよ風に揺れていた。


小休憩の後、歩き始める。ゆっくりと、マイペースを保つ。



やがて鳥居窪に到着。ススキ越しに山頂を見上げる。



足下にはリンドウが咲いていた。
そこに舞い落ちたモミジとのツーショット。


名残のイヨフウロ


鳥居窪を後にして山頂をめざす。
大船山はこれからがきつい。焦らずに登っていく。



展望岩に到着。
カエデがわずかに紅葉していた。


景色を見ながら甘いかりんとうをおいしく頬張り、休憩。
さてもうひとがんばりだ。



足下にモミジが散っている。



見上げると青空に紅葉が映えていた。



展望が開け山頂を見上げる。



ようやく山頂が見えた。



入山後、3時間半で山頂に到着。


すぐに九重連山の撮影。だが段原方面から次々とガスが通り過ぎていく。



ガスの切れ間から、一瞬、中岳と天狗が城の吊り尾根が覗いた。


さらにしばらくカメラを構えていたが、どうも今日はガスが高く、山々を隠してしまう。
そこで撮影は後ですることにして、昼食準備にとりかかった。


そうそう、その前に御池の紅葉を見下ろしておこう。



山頂の岩の上に立って御池を見下ろす。
う〜ん、やはりまだだったか・・・。



気を取り直して昼食づくり。
今日は久しぶりのうどん。
実はこれにはわけがあるのだが、それは後日報告する予定。



新メニューを試してみた。ニラ卵うどん。
ニラの卵とじをうどんに乗せたイメージで作ってみた。
優しくホッとするうどんに仕上がった。



ガスが流れていく九重連山を眺めながら食べるうどんはおいしかった。


今日は3連休の中日、しかも絶好の天気とあって山頂には次々と人が訪れる。
私のすぐ横にも4人グループが到着しコーヒータイム。
私もその横で一人コーヒーを飲む。


ガスはほとんど晴れたようだ。



いつものアングルで九重連山を撮影する。
すぐそばにいた男性から「レンズは何mmですか」と尋ねられた。
風景用には広角レンズを使用。16-35mmである。
広角であればこそのこの1枚。



段原方面を撮影。
足下のドウダンが色づいていた。


いつものように、山頂到着後、すでに1時間半が経っている。
そろそろ御池に下ることにしよう。



下の台地で九重連山をもう1枚。
このあたりが紅葉したときにこの写真が撮れれば・・・。



御池の紅葉はかなり色づいているが、まだピーク前。
ピークを予想するのは私には難しいが、来週あたりが見頃になるのだろうか。



撮影後も湖畔に佇み紅葉を眺める。


御池の紅葉を確認できたことで満足した。
そろそろ下山することにしよう。


予定では段原に下り風穴経由で今水にもどるつもりだったが、
気が変わり素直に東尾根ルートを下ることにした。

ねらいの写真はまた来年ということにしよう。



東尾根を下山中、視界が開け黒岳を撮影。



ポールのある台地で山頂を振り返る。



今水ルートとの分岐まで下り小休憩。



足下にユキザサのつややかな果実を見つけた。



岳麓寺ルートに向かう道からコンクリート道へと抜けた。
この道を歩くのは確か2回目のような気がする。


多分花など咲いていないだろうと思って歩き始めたのだが・・・



ここにもヤマラッキョウが咲いていた。



名残のマツムシソウ



さらにはリンドウ


ガラン台登山口に到着し、さらにコンクリート道を下っていく。



見下ろすと秋色の田んぼが広がっていた。



長い、長い下り道。やはり最後には飽きてしまった。


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