大船山

2013年2月23日

今日は休日出勤のない土曜日。しかも晴天が約束されている。
そこで、前回あきらめた大船山に決定。

ガラン台下の三叉路から入山しマイペースで登る。
ガラン台登山口で見上げると大船山頂は白くなっている。
霧氷か雪か、それともその両方か。期待が高まる。
雪の残る登路を歩き、山頂下の台地に到着すると、
残念ながら霧氷はごくわずかであった。
周囲の風景を眺めながら昼食。
食後は全面凍結した御池に下り、下山。
東尾根を慎重に下った。

下山後は花散策に向かった

6:25三叉路→7:30ガラン台登山口→7:40岳麓寺ルートと合流→8:40鳥居窪→9:10見晴らしのよい岩→10:00〜11:25大船山(昼食)
→11:30〜11:40御池→12:45ポールのある台地→13:05風穴ルートと合流→13:40今水登山口→13:50今水駐車場→13:55三叉路




今日は休日出勤のない土曜日。翌日(日曜日)は休日出勤が予定されており、どうしても土曜日に晴れてほしい。
その願いが通じたのか、移動性高気圧がやってきて朝から気持ちよく晴れる予報。
北日本にはこの冬最強の寒気がやってきているという。
その影響でまだ真冬のような寒さが続いている。もしかすると霧氷が見られるかもしれない。

どこから登るか思案し、ガラン台を選択。去年の10月7日以来、久しぶりである。
まだ暗い6時過ぎに先頭で三叉路に到着し、薄明るくなった6時半に出発。
コンクリート道を焦らずゆっくり登っていく。
最初のゲートに着く直前に1台の車が私を追い越し、ゲート前で引き返してきた。
どうやら時間短縮を図ってここまで車で上がってきたようだ。



歩いていくうち、木々の間から朝日が昇ってきた。



冬枯れの景色の広がる中、淡々と登っていく。
このコンクリート道はとにかく長く感じる。



少し開けたところから東側を撮影してみた。
ずいぶん霞んでいるが、これは中国から飛来した物質によるものだろうか?



ガラン台登山口直前、大船山と黒岳を撮影。
大船山頂が白くなっているのが見える。
もしかすると霧氷かもしれない。それとも雪か。
俄然気合いが入る。



ここからようやく登山道らしくなる。
薄く積もった雪を踏みつつ快調に歩く。



岳麓寺ルートとの合流地点に到着し小休憩。
さて、と立ち上がったとき、単独登山の男性が到着。たぶん先ほどの車の人だろう。あいさつして先に行く。



徐々に深くなる雪を踏みながら登る。
雪の下は凍っているようだが、アイゼンをつけるほどではない。



入山公墓前を通過。



鳥居窪より山頂を見上げる。
わずかに白くなっているのが見える。


ここからは勾配が少し急になる。そこで安全のためアイゼンを装着した。



雪の積もった沢を登っていく。



見晴らしのよい岩に到着し、小休憩。
やがて先ほどの男性も到着した。
どうやら私と同じくらいのペースで歩いているようだ。
再び男性より先に出発する。



お地蔵さんに手を合わる。山頂が近づいてきた。



山頂はもうすぐだ。



ようやく山頂が見えた。
だが、意外に霧氷が少ないような気がする。



霧氷越しに九重連山を望む。
残念ながら霧氷はごくわずかである。



三叉路より3時間35分で山頂に到着した。


まずは周囲の撮影。



今日はこの景色を見られると期待して登ってきた。

欲を言えばもっと霧氷が多ければと思うが、青空なのでよしとしよう。
春の日差しは予想以上に強くなっており、霧氷はすでに融け始めていた。
そういえばすでに2月も下旬。春は確実に近づいてきている。



北面の霧氷もささやかだ。
立派な霧氷を期待していただけに拍子抜けした感じがする。



遠く、祖母山がわずかに雲の上に覗いている。


周囲の撮影を終えた。さて、昼食作りにとりかかろう。



今日の食材。
うどん、白菜、人参、しめじ、豚肉。



2回目となる、「そば屋のカレーうどん」の完成。




食後はよもぎ大福とキリマンジャロ。



コーヒーを飲み終え、凍結した御池を見下ろす。
霧氷はすっかり融けてしまった。


山頂到着後、すでに1時間半が経過している。
御池に下ってから下山することにしよう。



全面凍結した御池に下ってきた。

2月3日の三俣山山行のときに出会ったYさんから、先週メールをもらった。
「(大船山頂で)御池を上から見たら、大きな石が三つほど、投げ込まれていました。」と書かれてあった。
来てみると、やはり石が数個氷の上にある。
そばまで行って撤去しようと試みたが、動かせたのは1個だけだった。



気を取り直して氷の上を歩き、アングルを変えて撮影。


さて、下山するか。



東尾根ルートに向かう途中、御池を見下ろす。
聞こえるのは風の音のみ。大自然の中にいるんだと実感したひととき。



東尾根ルート一番の急な下りを慎重に下りる。
雪の下は凍っており、アイゼンは必携だ。



左側に雪も霧氷もない黒岳が見えた。



下る途中、十数名のグループとすれ違った。
年配の方が多いように感じたが、みな元気で、「霧氷はどうでした?」「御池の氷は?」と聞いてくる。
御池が凍っていることを伝えるとうれしそうだった。



ポールのある台地で山頂を振り返る。



下るに連れて雪が少なくなっていく。
やはり春が近いことを感じる。



風穴ルートと合流。



雪の消えた林の中を歩き、今水へと下っていく。



今水駐車場には大型バスが停まっていた。
後部には「登山専門店シェルパ」とある。
先ほどのグループの方々が乗ってきたバスに違いない。


歩いて車を置いてある三叉路へ。


その後、一足早い春を求めて某所へ花散策に向かう。



ようやくつぼみがふくらんできたユキワリイチゲ



こちらは次々と咲き始めたフクジュソウ



九重連山に春が訪れるのももうすぐである。


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