立中山・大船山

2013年4月14日

先週は春の嵐のため山行を見送った。2週間ぶりの山行。
前回の山行でYさんからくたみ分かれからの入山が可能だと聞いていたので、近いうちに利用しようと思っていた。
そこで今回、さっそくくたみ分かれから立中山を経由して大船山へと向かうことにした。

くたみ分かれから土石流の跡を数カ所乗り越えながら登る。
鉾立峠で休憩し立中山へ。
かなりの疲れを感じながらようやく段原にたどり着いた。
やっとの思いで山頂に到着し昼食を食べる。

坊がつるに下り、一休憩。
アセビはすでに花期が終わっていたが、わずかにハルリンドウが咲き始めていた。
鉾立峠・鍋割峠を経由してくたみ分かれへと下る。
こんなに疲れたのは久しぶりだった。

沢水(レゾネイト第3駐車場)→くたみ分かれ→鍋割峠→鉾立峠→立中山→坊がつるからのルートと合流→段原
→大船山(昼食)→段原→坊がつる→鉾立峠→鍋割峠→くたみ分かれ→沢水




先週は土日とも大荒れの予報で山行を見送ったため2週間ぶりの山行。

新年度になり忙しい日々が続いている。
昨日の土曜日は絶好の天気だったが午前中はいつもの休日出勤。
午後も職場に残りパソコンに向かった。もちろん日曜日に山行するためである。
明けて日曜日は「晴れのちくもり夜は雨」という下り坂の予報。
山の天気はどうなるかわからないので早めに下山する方が無難である。

前回の山行のときにYさんからくたみ分かれからの入山が可能だと聞いた。
山行後には「通行禁止」の看板が取り除かれたくたみ分かれ画像までメールで送ってくれた。
これではそのルートを歩かないわけにはいかない。
そこで今回、くたみ分かれから立中山を経由して大船山へと向かうことにした。 


今回は初めてレゾネイトくじゅうの第3駐車場に車を置いて入山してみた。
まずは車道を歩く。



レゾネイトくじゅうの向かいにあるこの標識から右に折れ、川沿いの湯歩道を歩く。



この道でいいのか不安になり始めた頃、くたみ分かれへの標識を発見。
左端の看板には「山桜の園ルート」とあった。



その名の通り、山桜の林が見えてきた。
山桜越しに見上げるのは鳴子山だろうか。



30分ほどでくたみ分かれに到着した。
沢水展望台からと時間はあまり変わらないが、アップダウンがないのがいい。


一休憩の後、歩き始める。



登路はところどころ整備されている。
このルートは九州自然歩道の一部。
整備してくれているのはありがたい。
できればこちらも整備してもらいたいものである。



巨大な土石流の跡を横切る。



やがて鍋割坂にさしかかった。
朝日を浴びつつ登っていく。


このルートは谷筋のはずなのに強風が吹いており、山頂方向からはすさまじい風の音が聞こえてくる。
いったい山頂はどれほど吹いているのか心配になった。



鍋割峠に到着しお地蔵さんに手を合わせた。




鍋割峠から佐渡窪を見下ろす。
この風景を見るのは何年ぶりだろう。



佐渡窪を過ぎて登りにさしかかって息を呑んだ。
生々しい土石流の跡である。
もちろんこれは大雨によって一気に流れてきたものだろう。
大自然の猛威のすさまじさを実感した。



鉾立峠に到着し一休憩。



前回も見上げた白口岳を見上げる。
だが今日はこの反対側へと向かう。



まずは立中山へ。



さほど時間がかからず立中山に到着。



山頂からは周囲の山々が一望できる。ガスのかかり始めた中岳方面を撮影。


立中山は周囲の山々に比べて圧倒的に標高が低い。
だがそれでもれっきとした山。
山とは「周囲よりも高く盛り上がった地形」のことだそうである。
ちなみに日本で一番低い山はこちら



だだっ広い山頂の端にあるこの標識に従い、下っていく。



灌木の枝が顔に当たり歩きにくいがしかたがない。



やがて鉢窪の近くまで下ってきた。
右に見える平地が鉢窪である。


ここからルートは左に折れて登っていく。

だがかなり疲れを感じてきた。
実は今日は出発前から足の筋肉に張りを感じていた。
山行の2日前に職場の行事で近くのグラウンドに向かい、年甲斐もなく何度か全力疾走したためである。
それが2日後に響いたというわけ。年を考えた行動をしないといけないなあ・・・。


やがて坊がつるから段原へ向かうルートに合流した。
ここでしばし思案。予定通り段原経由で山頂に向かうか、それとも坊がつるへ下るかである。
すでに疲れを感じている状態では、山頂に向かうのは厳しいかも。
やはり潔く下るべきかな・・・と考えた時である。
かなりの高齢のご夫婦が登ってきて私の前を通過していった。
それを見て考えが変わった。よし、登ろう。



ようやく5合目に到着。わずかにテラス状になった場所で小休憩。
疲れはかなり限界に近い。これではここから段原まで登れるかどうか。
もう今日はここでやめよう、と思った時である。
私と同年配と思われる男性6人ほどのグループがそばを通過していった。
これはやっぱり行くべきだよな、と気が変わった。



なんとか段原に到着。強い風が吹き抜け、カメラを構えるのも大変なほど。
男性6人のグループはわずかな休憩で山頂へ。
私はといえばすぐには動けず、風を避けて腰を下ろし、しばらく休憩。

よし、ここまで来たら山頂までがんばろう。



足は重く、体力的にはもう限界だ。
山頂が近くに見えたときには本当にうれしかった。



やっとの思いで山頂に到着。



九重連山はガスでほとんど見えない。
おまけに風が強く、寒い。



男池を見下ろしてみると、岸の方は凍っているようだ。
道理で寒いはずである。



今日の昼食はパーポーを使った中華丼。
フライパンで調理していると、近くのご婦人が「あら、いいにおい」「おいしそう」
そのたびになぜか恐縮してしまう。



今日は強風を避けたため、いつもとは違う場所で食べる。


食べ終えた後は急いで撤収。今日はこれから長い長い道を下らなければならない。
疲れているし、時間がかかることを考えると、少しでも早く山頂を発ちたい。


段原を経由して坊がつるへ下っていく。
こんなとき、ドラえもんの「どこでもドア」があったらなあ、と思ってしまう。
登ったら下らなければならないのはわかっているが・・・。



それでも登りよりは下りの方が楽。坊がつるに無事到着して一安心。
そこでこの風景を眺めながら、コンビニで買った大福を食べ、山頂で省略したコーヒーを飲む。



コーヒーを飲みながらふと見ると、傍らにハルリンドウが咲いていた。



木道越しに大船山を振り返り、鉾立峠へと向かう。



鉾立峠に到着。
長い時間をかけて周回してきたことになる。


さらに鍋割峠へと下っていく。
鍋割峠を越え、ようやく下りのみとなった。


くたみ分かれに着いたときには本当にほっとした。


くたみ分かれから遊歩道を下る。
周囲にはたくさんのスミレが咲いている。
そこでのんびり撮影しながら下ることにした。




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