天狗が城・中岳

2013年8月10日

酷暑が続いている。樹林帯を歩こうと思えば男池から黒岳。ネットで調べるとキツネノカミソリが見頃という。
だがそれ以外にめぼしい花がないようだ。そこで牧の戸から朝駆けをし、下山後に男池へ行ってみることにした。

2時半に牧の戸から入山。順調に天狗が城に到着した。
ほどなく黎明が始まった。大船上空に筋雲がかかり、徐々に赤く染まっていく。
ガスはなかったがそれなりに美しい朝を迎えた。
中岳に移動して朝食を食べ、御池を経由し、花を撮影しながらゆっくりと牧の戸へ下る。

男池へと車を走らせ、園地を散策。キツネノカミソリがあちこちに乱れ咲いていた。

2:30牧の戸→2:50沓掛展望台→3:30扇ケ鼻分岐→4:00久住分かれ→4:25〜5:50天狗が城
→6:05〜7:10中岳(朝食)→7:20御池→7:40久住分かれ→8:35扇ケ鼻分岐→9:20沓掛展望台→9:35牧の戸→男池で花散策




連日酷暑が続いている。甲府市と四万十市では40.7度を記録したという。
こう暑くては、日中、まともに日差しを受けながら九重連山を歩く気にはならない。
となると前回のように日差しを避けて樹林帯を歩くことにしようか。
だがそれよりも涼しい山歩きをできるのは朝駆けである。
いつも気合いが足りず朝駆けはほとんどできていないのだが、ここはひとつ気合いを入れよう。

というわけで深夜に起床し車を走らせる。
牧の戸に到着した2時20分頃、何台もの車が次々に到着。にぎやかな笑い声も聞こえてくる。
とても深夜の登山口の状況とは思えないが、私とてその状況を作っている1人である。

急いで装備を調え、2時半に牧の戸から入山した。


沓掛の岩場で灯りを探すと、岩場のすぐ下に2つ、遥か遠くにも2つ。私のすぐ後ろにも1つ。
どうやら今日の朝駆けはにぎやかなようだ。


今日の月齢は3日のため月明かりはない。ライトの灯りを頼りに、歩き慣れた登路を歩く。
いつも休憩するポイントで立ち止まり、ライトを消してみると
上空にはすばらしい星空が広がっていた。


4時ちょうどに久住分かれを通過。
さらにひと頑張りでだれもいない天狗が城に到着した。

風はほとんどないが、それでも夏仕様の服では寒さを感じる。
ザックからウインドブレーカーを引っ張り出して着込んだ。



4:38撮影。黎明が始まった。
画面中央の上にかすかに見えるのは木星か。
中央の右に見える灯りは中岳山頂。その右下にも1つ、山頂に向かっている灯りが見える。
画面右下の灯りは天狗が城との鞍部を歩く複数の登山者の灯りである。

しばらくするとこの方々が到着し、山頂はにぎやかになった。



5:00撮影。
東の空が明るくなってきた。
筋状の雲が大船山上空から中岳上空へと伸びている。
この雲が染まってくれればうれしいのだが。



5:13撮影。
雲が染まり、幻想的な景色が広がる。



まだ目覚める前の三俣山と平治岳。
遠くには朧に由布岳が見える。



5:32撮影。
大船山頂の左から朝日が昇ってきた。



朝日が射してきた久住山。



そして星生山にも。
こちらは裏焼けが美しい。




鏡のように静かな御池の湖面を見下ろし、中岳へ向かう。



天狗が城の直下にある岩の上にて。
いつものアングルなのだが、静かな御池の湖面から
九重連山の朝の静謐さが伝わるだろうか。



同じ岩の上から、先ほどまでいた天狗が城山頂を振り返る。
私を含めて9人いたが、全員下ったようだ。


やがて中岳山頂に到着。



まずは久住山方面を撮影。
影中岳が御池の先まで伸びている。



ノリウツギ越しに三俣山を望む。



稲星山の遥か遠くには祖母傾山系が浮かんでいる。
そういえば中岳でこんなに天気がいいのは久しぶりの気がする。



多少かすんでいるが阿蘇五岳も見える。


この風景を見ながら朝食を食べることにしよう。



今日の食材。
ただ、実際に使った豆腐は1つのみ。



ニラの入った麻婆豆腐をつくり、



ご飯にかけて麻婆丼のできあがり。
デザートは前回に続き、凍らせて持ってきたゼリー。



今日は周囲の風景、そして涼しい風がなによりのごちそうだ。



この風景を眺めながら飲むコーヒーはおいしかった。


まだ7時過ぎだが下山することにする。



静かな御池を見下ろす。
だがこの直後、そよ風が吹き始めさざ波が立ってしまった。



さざ波のないところをねらい、水面に映る天狗が城を撮影。



朝日が射してきてすでに暑くなってきている。
これは早めに下山した方が良さそうだ。



久住分かれにて、久住山と阿蘇五岳を望む。
緑が実に鮮やかだ。



私同様朝駆けしたのだろう、早くも下山する人がいる。


ここからは花を探しながら下っていく。



イブキトラノオ



ママコナ



ワレモコウ
ロープが張られており、このアングルで撮影できる株を探すのに苦労した。



シモツケソウ



イヨフウロ



サイヨウシャジン



沓掛山頂で歩いてきたルートを振り返る。
ちょうど小学生を2人連れた家族が尾根道を向かうところ。



牧の戸に到着し、「ソフトクリーム」の看板に心惹かれた。
高原ミルクソフト、300円ナリ。


食べ終えて車で男池に移動。



男池園地にはキツネノカミソリが乱れ咲いていた。



さて、男池での花散策を終え、湯平温泉橋本の湯で疲れを癒した後のことである。
携帯電話の電源を入れたところ(私は通常、山行時には携帯の電源を切っている)
珍しいことに「伝言メッセージ」が残されていた。すぐに再生してみる。すると・・・
「今日、10時から私が参加するはずの会議(というか作業)が別府市で行われているからすぐに来い」というものであった(汗)。
もちろんすぐに向かったのは言うまでもない。疲れた体にむち打って作業に励むはめになった。
しかも温泉の後に着替えたのは、先日法華院山荘で購入した「くじゅうにこだわる!」とプリントされたシャツであった・・・。


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