大船山

2013年9月23日

前日の日曜日に職場の大行事が終了し、夜はその慰労会。例によってビール中ジョッキ1杯で我慢。
今回は大船山と決めていた。ガラン台からとも思ったが、悩んだ末、吉部から入山した。
5時半にヘッドライトを点けて入山。坊がつるに到着して眺めると、大船山には雲がかかっている。
それでもここまで来たからには大船山に向かうしかない。
野営場で小休憩した後、大船山にとりつく。焦る必要はないので段原まで実にマイペース。
段原からもゆっくりと登り、大船山に到着。ガスが晴れるのを期待しながら昼食を作り、食べる。
大船山頂にはガスがやってきてはすぐに晴れる。だが久住山方面は一向に晴れる様子がない。
11時まで待ったがあきらめて下ることにした。
坊がつるでねらいの花を撮影し、下山。暮雨の滝ルートを下る。
最後の急坂を慎重に下ると、一面のツリフネソウが迎えてくれた。

5:35吉部→6:20大船林道合流→7:10坊がつる→7:35大船山取りつき→8:50段原→9:15〜11:00大船山(昼食)
→11:15段原→12:15〜12:45坊がつる→13:05大船林道分岐→13:35暮雨の滝(通過)→14:35吉部




前日(22日)に職場の大きな行事が終わった。昨夜はこれまでの約3週間に渡り奮闘した担当者を囲んでの慰労会。
会が始まるときの幹事の「今日は飲み放題です」の一言に心揺らいだが、いつものようにビール少々で我慢した。
明けて23日(月)は晴れの予報。気持ちよく晴れると予想していた。

まだ暗い5時半、ヘッドライトを点けて吉部から入山。
今日は前から大船山と決めていた。ただ、今水・ガラン台と吉部とのどちらから登るか決めかねていた。
決めてとなったのは、坊がつると段原での花の撮影に期待を込めてのことである。



登っていくうちに明るくなった登路をゆっくりと登っていく。
木々の隙間から見上げると、上空にはすばらしい青空が広がっているようだ。期待が高まる。



やがて大船林道に合流。
まだ紅葉の気配は全くない。



それでも足下に転がっている小さな秋を見つけた。



やがて鳴子橋が近づいてきた。
朝日を浴びた三俣山を木々の間から望む。


坊がつる北端に到着し、周囲の山々を眺める。



するとどうだろう。今日は晴れると思って来たのに、予想に反して大船山には大きな雲がかかっている。



多少気落ちしつつ、坊がつる湿原の中を歩いていく。



野営場は多くのテントでにぎわっていた。
小休憩しながらガスのからむ三俣山を見上げる。



平治岳はすっきりと晴れている。
後で考えると、予定を平治岳に変更すればよかったのだが・・・



ここまで来たんだから仕方がない。「乗りかかった大船」だ。晴れるのを期待して登ることにしよう。



雲が晴れるには時間がかかりそうなので、いつもにも増してゆっくりマイペース。
還暦を過ぎたと思われるご夫婦と抜きつ抜かれつ。



お二人とほぼ同時に段原に到着。
三俣山はほぼ晴れているが、久住山方面にはまだ雲がまとわりついたままだ。

実は今日、職場の先輩夫妻が中岳をめざしているはず。
この雲では展望がないのではと心配になる。



大船山頂を見上げると、こちらもガス。
こっちだって展望があるかどうかあやしいものだ。



尾根道を山頂へと向かう。



吉部から3時間40分で山頂に到着。
やはり展望はなかった。



山頂の端の岩場に腰掛け、しばらくカメラを構えて待っていると、段原方面のガスが薄れてきた。



さらには三俣山も見えてきた。



やがてすっきりとはいかないまでも、まずまずの展望が広がった。


だが、久住山方面には大船山を越えた雲が次々と押し寄せる状況。
これは晴れるまでには時間がかかりそうだ。

そこで昼食を食べながらのんびり待つことにした。



今日は焼肉丼。ほうれん草とベーコンのスープ(フリーズドライ)。
デザートは柿。



昼食を食べ終え、コーヒーを飲みながら周囲を眺める。
やはり晴れたりガスったりの繰り返し。



ジェット機の音が聞こえて見上げた上空には青空が広がっている。


11時までは待つと決めていたが、11時になってもすっきりと晴れることはなかった。
仕方がない、下ることにしよう。


段原まで下り、ねらいの花を探す。



やはり咲いていたリンドウ。
背景は三俣山。


さらに坊がつるへと下る。ここは淡々と下るのみである。


ちょうど1時間で坊がつるに下ってきた。
ここでもねらいのリンドウを探す。



通常、くじゅうに多く見られるリンドウは背の低いものがほとんどだが、
このリンドウは凛と背筋を伸ばしていた。


今回のねらいの花はもう一つある。
だが、時期が遅く、もう咲いていないかもしれないと思っていた。
探してもなかなか見つからない。やはり遅かったかと思ったそのとき、ようやく1株咲いているのを見つけた。






今年も出会えたアケボノソウ。


これで今日の山行は満足だ。
吉部へと下ろう。


下山は暮雨の滝ルートを選んだ。
道沿いに咲く花を撮影しながら下っていく。



トリカブト



テンニンソウ



ハガクレツリフネソウ



やがて杉林の急坂が近づいてきた。
ルートが一部変更になっており、まさに急降下という感じに下っていく。
これは登るのもきついかもしれない。



慎重に下り終えると、ツリフネソウの大群落が疲れを癒してくれた。


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