彦岳

2014年1月1日

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


地元佐伯市にある低山、彦岳へ、例年の恒例となっている初日の出山行。
5時半に自宅を出発し、林道の途中にある7合目登山口に先頭で到着。
準備を調えて出発する頃、2台目が到着した。
ゆっくり登るうち、その車の方々に追い越された。
山頂に到着し日の出を待つ。やがて雲の上に朝日が昇ってきた。
朝日を眺めていると、近くから合唱が聞こえてきた。

5:55七合目登山口→6:25〜7:30山頂→7:45七合目登山口




今年の元旦の天気は晴れ。そこで毎年恒例となっている初日の出山行に向かった。
今年は19才の末娘も友だちと一緒に初日の出を見に行くという。
初日の出のスポットとして有名な佐伯市上浦の「豊後二見ヶ浦」に行くのだそうだ。

早朝に起床すると、居間で末娘がテレビを見ていた。
寝てしまっては起きられないので徹夜したそうだ。まあ賢明な判断だろう。

自宅から彦岳の登山口までは20分ほどの道のり。今年も先頭で到着した。
準備を調えて出発する頃、2台目が到着。
ゆっくり登るうち、その車の方々に追い越された。
小学生の男の子を含むその3人は、あっという間に遠ざかっていった。



登山道はよく整備されており、100mごとに標識がある。
彦岳の標高は639m。麓から登ればそれなりにきつい山だが、今日は7合目から。
マイペースでゆっくり歩けば十分間に合う。


入山後わずか30分で山頂に到着。
まずは祠に手を合わせ、今年1年の安全を祈願した。

そういえば先日知り合いに、「初詣は行かないの?」と尋ねられた。
「いや〜ここ数年行ってないですね」と答えたのだが、それは間違いだった。
毎年彦岳山頂でお参りしているのを忘れていた。


お参りを済ませ、カメラを三脚にセットする。



佐伯市中心部を撮影。
写真の右下あたりに私の自宅がある。



そして今日の黎明。

左下に見える灯りは、末娘が行っている「豊後二見ヶ浦」の駐車場である。

日の出にはまだずいぶん時間がある。
そこで暇つぶしに、昨日届いたばかりのさだまさし「天リ(あっぱれ)」の Disc 2を聞くことにした。
何曲目かに流れてきたのは「親父の一番長い日」。
次第に明けゆく風景を眺めながら、久しぶりにこの長い曲の世界に浸った。
以前聞いたときとは感慨が異なるのは、私が年を取ったせいだけではないだろう



そのうちたき火が始まった。
これも毎年の風景だ。


やがて雲の上から朝日が覗いた。



(旧)鶴見町の大島の上から朝日が昇ってきた。



毎年のことだが、ご来光を見ると手を合わせたくなる。



この1年、どうか良い年でありますように。


しばらく眺めているうち、たき火の周囲からハーモニカに合わせて唱歌「一月一日」の合唱が聞こえてきた。

年の始めの 例(ためし)とて
終(おわり)なき世の めでたさを
松竹(まつたけ)たてて 門ごとに
祝(いお)う今日こそ 楽しけれ


穏やかな日本の元旦である。


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