久住山・天狗が城・中岳・星生山

2014年1月4日

今日は今年の初山行。ただし朝は晴れそうにないのでいつもの早朝登山である。
明るくなった7時前に入山。雪はまだしっかり残っている。
第1展望台に上がるとやはりガス。晴れることを期待して登る。
途中上空に青空が見え、もしかすると晴れるかもと期待がふくらむ。
やがて西千里浜に差し掛かった頃から少しずつガスが晴れ始め、久住山が見えるところですっきりと晴れた。
まずは盟主久住山へ。山頂で周囲の景色を撮影し、風を避けて小休憩。
天狗が城経由で中岳へ。いつものように中岳で昼食。1時間以上休憩して御池へと下る。
久住分かれで思案。このまま下るのはもったいないので星生山経由で下ることにした。
星生山頂で絶景を見ながら小休憩ののち、牧の戸へと下った。

6:50牧の戸→7:10沓掛展望台→8:10扇ケ鼻分岐→8:45久住分かれ→9:15〜9:30久住山→10:00〜10:05天狗が城
→10:20〜11:35中岳(昼食)→11:45御池→12:05久住分かれ→12:55〜13:05星生山→13:25扇ケ鼻分岐→14:00沓掛展望台→14:10牧の戸




前日3日は朝駆けするつもりでいたが、途中断念。今日はしきり直しの初山行である。
天気予報は6時までくもり、その後午前中は晴れ。どうやら朝駆けは撃沈模様で、通常の早朝登山とした。

路面には全く雪や凍結はなかったが、駐車場はガチガチに凍っていた。慎重に駐車。
ゆっくり装備を調え、6時50分に入山した。


第1展望台に上がって見上げる沓掛山にはガス。まあこれは予想の範囲内。
今日はずっとガスの中かもしれないと覚悟してきた。
もしそうなら池の小屋までの往復となってもしかたない。



沓掛の岩場よりガスに煙る登路を見下ろす。
ガスは深く、見通しがきかない。



岩場を下るとかわいいお出迎え。



ガスの中で小休憩していると男性が追い越していった。
お互いお疲れさまです。



周囲にはモノクロの景色が広がる。
この箱庭のような風景もいい。



星生山が見えてきたが、ガスが晴れる気配はまだない。



西千里浜を歩いていくと、徐々に星生山が姿を現し、上空に青空が覗いてきた。
これは意外に早く晴れるかもしれない。



ガスがほとんど晴れ、目の前に久住山が見えてきた。
ちょうど横にいた男性と「晴れましたね〜」と笑い合う。



久住山避難小屋の前の広場より。
雪越しに見上げる久住山、遠くに阿蘇五岳が見える。
雪に足跡がないのがいいなあ。



久住分かれより三俣山を望む。
北千里浜に天狗が城と中岳の影が伸びている。
硫黄山の噴煙は真っ直ぐに上がっている。今日は風も弱く穏やかだ。


今日は今年の初山行なので、まずは盟主久住山へ、あいさつに向かうことにした。



久住山頂を見上げる。



雪原に斜光が差す。



前には4人が久住山をめざしている。
この方々の後を追うようにゆっくりと登っていく。山頂までは一頑張りだ。



尾根に上がると久住高原が見えた。
この開放感。手前には雪、右奥には阿蘇五岳。
今日、ここまで晴れるとは思わなかったのでうれしくてたまらない。
心の中で「いいね!」ボタンを5回も押してしまった。



山頂に到着。


すぐに周囲の風景にカメラを向ける。



右に星生山、中央は肥前ケ城、左奥が扇ケ鼻。
手前には影久住が伸びている。



山頂の雪越しに阿蘇五岳を望む。


弱いながらも風が吹いており、その風を岩陰で避けながら小休憩し行動食を食べる。
すぐそばにいる男性は早くも食事中だった。
まだ9時過ぎだし、私は別の山頂で食べることにしよう。



久住山頂にて山々を一望する。右端の稲星山から左端の三俣山までを捉えた。
私の広角レンズ(NIKKOR 16-35mm)ではこれが限界。もっと広角なレンズがほしくなってしまった。


次に天狗が城へ向かう。



空池の縁を歩いて天狗が城へ。



天狗が城に到着。ここには誰もいなかった。



お決まりのアングルで。
御池の氷の上を歩いている人が見える。



純白の星生山を撮影。この白さがたまらない。



山頂をわずかに下り、中岳と大船山を撮影してから中岳へと向かう。



中岳山頂を見上げる。山頂までは一息だ。



山頂に到着。


やはりまずは周囲の撮影から。



いつものアングルで。
霧氷が融けてしまっているのが残念だが、それはわがままかもしれない。



稲星山とその奥に祖母・傾山系を望む。


さて、昼食づくりにとりかかろう。



今日の食材。ちょっと変わった組み合わせかもしれない。
手前の袋に入っているのはとろけるチーズである。

今日のメニューは超お手軽な「トマトリゾット」。
作り方は簡単。少量の湯にごはんを入れ、ほぐれたらミートソースを投入。
弱火にしてよくかき混ぜながら煮込む。



とろけるチーズを乗せてできあがり。



次はデザート。



まずはじっくりと餅を焼く。
いい感じにふくらんできた。



フリーズドライのお汁粉に餅を入れて完成。
やっぱりお正月なのでこんなデザートがいいな。
(残り物の餅を使っただけと言うなかれ・・・)


食後のコーヒーも飲み、すでに1時間以上が経過。そろそろ腰を上げよう。
先ほど到着したご夫婦が、私の座っている場所が空くのを待っているようだ。



御池に下る途中、すれ違ったカップル。
2人が指さす先には何が見えているのだろう。
共に同じ感動を味わえるというのは幸せだろうな。



岩の上より、真っ白な御池を見下ろす。



忘れ物の手袋だろうか、まるで指で指し示してくれているようだ。



久住分かれまで下ってきた。
左に見える若者グループは久住山からの下り。初めての雪山に大満足の様子。
こんな日に登ってしまったら病みつきになってしまうのではないだろうか。

もっとも私も同じようなものだ。


ここでしばし思案する。星生山に行こうかどうしようか。
だが結論を出すのにそんなに時間はかからなかった。
この雪に青空。しかも時間はまだ余裕がある。
これで星生山に行かないという選択肢はない。



星生崎への登りは少々きつい。時折足を止め、息を継ぐ。



星生崎にて。
今日これまでに歩いてきた久住山と天狗が城を振り返った。



尾根道を星生山めざして歩く。



星生の窓にて。
内側には岩氷がまだびっしりと残っていた。



こんな風景を歩けるのだからたまらない。
やっぱり星生山経由にして正解だった。



最後の岩場を慎重にクリア。



山頂では男性が一人、風を避けて休憩中だった。


ここでも周囲の撮影を。



山頂の雪越しに扇ケ鼻(右)と肥前が城(左)を望む。



星生崎へと続く尾根道越しに久住山を望む。



山頂標識のそばに腰を下ろし、この絶景を眺めながら小休憩。
「来て良かった」と思いつつ。


十分に雪の九重連山を味わった。
そろそろ下山することにしよう。



ゆるやかに尾根道を下っていく。
雪は深いが、しっかりトレースがついているので楽だ。



池塘付近より先ほどまでいた星生山を振り仰ぐ。


今年の初山行は青空の下、実に気持ちよく歩くことができた。
いい1年になればと思いつつ牧の戸へと下った。



牧の戸では子どもたちが歓声を上げながら雪遊びを楽しんでいた。


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