三俣山

2014年3月16日

今週末の土日の天気予報はともに晴れ。土曜日はいつもの休日出勤に励み、日曜日に山行。
下山後の花散策に期待して、お手軽な大曲からの三俣山に決定。
明るくなった6時過ぎに入山。
三俣山には大きな雲がかかっている。まあそのうち晴れるさと歩き始める。
誰もいないすがもり越でしばし待機したが、すぐには晴れそうにない。
それでも西峰にとりついた。登っていると時折ガスが薄れ久住山方面が見えた。
展望のない西峰をパスして本峰へ。本峰でもガスが晴れるのをしばらく待つ。
ガスは南峰へ向かう途中に一気に晴れてきた。
南峰到着後いつものテラスに向かい、早めの昼食。デザートとコーヒーを飲んで下山する。
すがもり越で小休憩ののち、大曲へと下った。
下山後は花散策を楽しんだ。

6:10大曲→7:00~7:30すがもり越→8:25~8:35三俣山本峰→8:50~10:10南峰(昼食)
→10:50西峰→11:15すがもり越→11:55大曲→花散策




3月14日は私の52回目の誕生日。だがその早朝、伊予灘を震源とするM6.1の地震が発生した。
折しも前日、職場で「今月中に南海トラフで地震が起きるっていう予測がある」という話をしたばかり。
ゆれとスマホの緊急地震速報で目が覚めた瞬間に思ったのは、「津波が来る」ということ。
すぐに寝室を飛び出し、「津波が来るぞ!逃げよう!」と叫びつつ家族を起こす。
すると居間では宵っ張りの息子が起きており、冷静にテレビの地震速報を見ていた。
「お父さん、震源は瀬戸内海らしいよ」と冷静な反応に拍子抜けした。
だが、おかげでいい訓練になった。南海トラフ地震はいつ起きてもおかしくない。

おまけに職場でのいい話題(笑い話)にもなった。


この週末は土日とも晴れの予報。
土曜日はいつもの休日出勤に励み、日曜日に山行。
咲き始めた坊がつるのマンサクも気になるところだが、
下山後の花散策に期待してお手軽な大曲からの三俣山にした。



雪はすっかり融けているはずと思っていたが、意外にもところどころに残っていた。



見えてきた三俣山には雲がかかっている。



朝焼けに染まるすがもり越が近づいてきた。



誰もいないすがもり越に到着。



西峰にはガスがまとわりついている。
風で流れてはいるが、しばらく晴れそうにない。
そこで風を避けつつ休憩することにした。



30分ほど待つ間、時折ガスが薄れるものの、なかなか晴れない。
待ちかねてとりつく。



ところが、西峰へと登っていくうち一瞬ガスが薄れ、久住山方面の展望が開けた。



ガスはわずか一瞬晴れるのみ。山々はすぐにガスに覆われて見えなくなる。
待っているとわずかに山頂がガスの上から覗いた。



西峰の肩まで上がってきた。
このケルンを直進すれば西峰山頂だが、展望のない西峰に行く気にならず、
右のルートを選び本峰へ向かう。



下界はすでに春の気配だが、ここはまだ冬の様相。



今日は3月中旬。
まさかこんな雪の斜面を歩くことになろうとは。



本峰とⅣ峰の暗部に到着。
ガスっていれば本峰もパスしようと思っていたが、
ちょうど本峰方面のガスが晴れた。
やっぱり本峰に行くことにしよう。



本峰に到着。ここにも誰もいなかった。



北峰が見えるのではと待ってみたが、ようやく一瞬見えただけ。


ガスはまだ晴れそうにない。
南峰へ向かおう。



ところが南峰へ向かう途中、一気に晴れ始めた。



北峰と大鍋も見える。

晴れるのはもちろんうれしいのだが、ちょっとタイミングが悪い。
できれば南峰山頂から、ガスに浮かぶ大船山を見たい。
これは急がないと間に合わないかも。



一面の霧氷で覆われた南峰を見上げ、急いで登る。
私はいつもあえぐことなくマイペースを心がけているが、
久しぶりにあえぎつつ急いだ。



ようやく南峰に到着。
やはりガスはほとんど晴れていた。



ガスのかかる久住山方面を撮影。星生山はまだガスの中だ。
この風景を見ることができただけでよしとしよう。



大船山方面のガスはすっきりと晴れた。
そこで霧氷越しに撮影。



いつものテラスには男性が一人休憩中。
すぐに山頂方面に向かわれたので私一人になった。
静かなテラスで、まだ9時だが食事とする。



具材が煮えるのを待つ間に、霧氷越しに大船山と平治岳を撮影。



具のたっぷり入ったちゃんぽんの完成した。
デザートは一足先に春モードだ。




食後のコーヒーを飲みながら坊がつるを見下ろす。


さて、下山するとしよう。


あえぎながら登った南峰山頂からの下りを、今度はゆっくりと風景を眺めながら下る。



霧氷越しに本峰を望む。



遠く由布岳がかすかに見えるのだが、わかるだろうか。



本峰との鞍部まで下ってきた。
日の当たる場所では雪はどんどん融けていく。
雪解の水に春を知った。



本峰とⅣ峰の鞍部をめざして雪面を歩く。



雪面を歩きながら、霧氷越しに南峰を振り返った。


すっきりと晴れた山々を見ながらゆっくりと下っていく。



西峰では4人グループが思い思いに休憩中。



西峰山頂より、ガスの晴れた久住山方面を望む。


この風景を見ながらすがもり越へと下っていく。



日の降り注ぐすがもり越に到着。



朝のガスが嘘のようにすっきりと晴れた。
西峰と遠く大船山を見上げ、大曲へと下った。


下山後は某所に向かい花散策。



今年も出会えた、ユキワリイチゲ。





フクジュソウは満開を迎えていた。



そしてこちらは咲き始めたばかりのアズマイチゲ。



可憐という表現がぴったりなアズマイチゲに出会え、満足して帰宅した。


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