三俣山

2014年3月31日


先週金曜日(28日)は職場のお別れ会。

土日は雨だが3月31日は晴れの予報。
そこで残務整理を28日までに済ませ、31日に有給休暇を取って山行することにした。

吉部から入山し急登を越え、春を探しながら歩く。
坊がつるに着くとやはりアセビが咲き始めていた。
撮影は後回しにして、とりあえずすがもり越をめざす。

すがもり越で小休憩の後、西峰にとりつく。
西峰から本峰へ。さらに南峰へ向かう。
南峰のいつものテラスで昼食を食べ、急坂を坊がつるへと下る。
坊がつるに到着しマンサクとアセビを撮影。

下山後は男池での花散策へ向かった。

5:55吉部→7:15坊がつる→8:05~8:15すがもり越→8:35三俣山西峰→9:05本峰
→9:20~10:20南峰(昼食)→11:15~11:50坊がつる→13:00吉部→男池で花散策




6年間通い慣れた職場を異動することになった。

28日(金)は私を含め異動する5人のお別れ会。
50過ぎのおっさんが泣くのはみっともないので、会では笑顔でお別れの言葉を述べた。
ところが会の後のサプライズではさすがに涙をこらえきれなかった。

11人のみんな、2年間ありがとう。
4月からもがんばるんだぞ。


先週は三連休で天気もよかったというのに山行できなかった。
坊がつるではアセビが咲き始めているはず。
そうなるとぜひ自分の目で確認したい。
幸い31日(月)は晴れの予報。
お別れ会を終えた後にまた出勤し、顔を合わせるのもなんだか妙な気分。
そこで年度末の文書処理や、身の回りの片付けを28日までにすべて済ませ、
31日は有給休暇を取得しての平日山行である。

だがどう歩こうか。ねらいは坊がつるのアセビ。
思案した末、吉部から入山し、坊がつる→すがもり→三俣山→坊がつると周回するルートを考えた。



明るくなった6時に入山し、まずは急登をクリア。



雨に濡れた落ち葉を踏みながら歩いていく。
周囲に春を探すものの、なかなか見つからない。



暮雨の滝が近づく頃、ようやく春色を見つけた。
バイケイソウの芽吹きだ。



坊がつるの北端に到着し、朝日を浴びた山々を見上げる。
三俣山の裾野に大船山の影が伸びている。



坊がつるに到着し、ベンチで小休憩。



休憩を終えて歩き始めると、北大船山の辺りから朝日が差した。



法華院山荘を通過。



山荘裏の登りで10人ほどのグループに追い越された。
ずいぶん若いので訪ねてみると、福岡県の修猷館高校山岳部だという。
土曜日に入山したそうで、土日は大荒れだったとか。


山岳部の荷物は1人20㎏以上あるだろうか。
さすがの若者もきついようで、私が再び前を行くことになった。
私の荷物は6㎏ほど。もちろん20㎏を背負って歩くことなど無理に決まっている。



登りながら坊がつるを振り返る。



ケルンの並ぶ北千里浜を歩く。
そういえばここを歩くのは久しぶりだ。


北千里浜から一頑張りでだれもいないすがもり越に到着した。



休憩を終え、三俣山西峰にとりつく。

登りながら振り返ると、先ほどの高校生がすがもり越に到着したようだ。



西峰に到着。



山頂より久住山方面の山々を望む。



続いて本峰へ向かう。



本峰にも誰もいない。それもそのはず、今日は平日だ。うっかり忘れていた。



北峰と大鍋を見下ろす。
多少霞んでいるものの、由布岳が見えている。



大鍋をよく見ると、わずかにマンサクの黄色が見える。



静かな山頂で休憩していると、高校生が次々と到着。
どうやらすがもり越に荷物をデポしてきたようである。
全部で20人ほどだろうか、山頂は急に賑やかになった。
賑やかなのはかまわないが、ちょっと人数が多すぎる。
そこで腰を上げ、南峰へ向かう。



南峰に到着。すぐにいつものテラスに向かう。


テラスにも誰もいない。まあそうだろう。
静かなテラスで昼食づくりにとりかかる。



今日の食材。
前日に冷蔵庫を覗いてみると、白菜も白ネギもなかった。



カレーうどんの完成。
平地はずいぶん暖かくなったが、山ではまだこんな温かい食事がおいしい。




うどんを食べ終え、コーヒーを飲みながら周囲の風景を眺める。
見下ろす坊がつるはまだ冬景色。
4月4日に野焼きが行われれば、坊がつるも春景色になる。



この写真を最後に、坊がつるへと下ることにする。


南峰から坊がつるまでのルートは、まさに急坂。
ところどころに落差の大きい段差がある。
「慎重に、慎重に・・・」と言い聞かせながら下っていく。




約1時間、かなり疲れを感じながら、ようやく坊がつるまで下ってきた。


さて、花は咲いているだろうか。



マンサクはまだ咲いていた。
平治岳をバックに撮影。



アセビは予想通り咲き始めていた。



アセビに会えて、坊がつるにも春が来たのだと実感した。



野営場の岩に腰掛け、三俣山を見ながら休憩。
コンビニで買った草餅を食べようとしたが、車の助手席に忘れたことに気がついた。
何かないかな・・・と探してみると、非常食として忍ばせているカロリーメイトを見つけた。
賞味期限も過ぎているし、在庫処分ができてちょうどいい。


さて、吉部に下るとしよう。



雪解け水の流れる鳴子川越しに大船山を見上げた。



今日はもう急な坂を下りたくない。そこで大船林道を選んだ。
ゆるやかに下っていく。


1時ちょうどに吉部に到着。
車に戻り、男池に移動する。



ハルトラノオが咲き始めていた。



アズマイチゲにも出会えた。


九重の山々にもようやく春が訪れたようである。


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