三俣山

2014年8月24日


今年の夏は私自身の予定が立たない上に雨が多く、山行できない日々が続き、
今回も1ヶ月ぶりの山行となってしまった。

天気予報を見ると午前中はなんとか持ちそうである。
そこで大曲から三俣山へお手軽登山とした。
上空には雲の切れ間に青空が見える。
すがもり越まで順調。小休憩ののち、西峰にとりつく。
西峰で見ると泉水山にガスがからんでいる。
そのガスがこちらに来ないうちにと本峰をパスして南峰へ。
いつものように南峰で昼食を食べ、コーヒーを飲んで下山。
ガスがやってきたので本峰には行かず、そのまま下る。
すがもり越で再び小休憩。わずかに雨が降り始めた中を下山する。
すがもり越に着く直前、本格的な雨になってしまった。

6:05大曲→6:50~7:00すがもり越→7:25三俣山西峰→8:10~9:15南峰(昼食)→10:05~10:20すがもり越→11:00大曲




8月6日に私の担当する行事が無事に終わり、ほっと一息ついた。
だが今年の夏は太平洋高気圧の勢力が弱いとかで、大気の不安定な状況が続いている。
土曜日は毎週休日出勤でチャンスは日曜日しかないのだが、山行できずに過ごした。
お盆の間は夏期休暇を取っていたが、家族との予定を優先せざるを得ない。
平日、仕事の合間に青空を眺めながらため息をつく日々。

そんな状況の中、22日(金)に近隣の職場の同僚が一同に会する出張があった。
入り口のホールに佇んでいると、私のHPをいつも見てくれているUさん(女性)に遭遇。
「最近また登れてませんね」「そうなんだよね」という会話を交わした。
さらに前の職場で毎週土曜日の休日出勤を一緒にこなしてきたN先輩とも出会った。
「どうしよるんな」「忙しい上に雨で、登れないんですよ」とこれまた同じような会話。
先輩は紅葉の季節に今から期待し、さらに冬には雪の九重にもデビューするつもりだそうだ。
そんな先輩に負けてはならない。そこで「24日は多少天気が悪くても登ってきます」と約束してしまった。


山とは無関係な内容で恐縮だが、前日23日に家族で食事に行ってきた。
最近懇意にしてもらっている宮﨑さんが経営している「鉄板焼き宮﨑」である。

私は初めてだったのだが、前菜からデザートまで、すべてに大満足だった。
それもそのはず、宮﨑さんは以前は大分東洋ホテル調理部総料理長の職にあった人。
いわばプロ中のプロ。おいしいのも当然である。食べた一部をご覧あれ。


前菜。この時点で笑顔が止まらない。


メイン。牛肉(ロース)を岩塩で食べたのだが、まさに最高だった。


舌鼓を打ちつつ平らげて佐伯市の自宅に戻り、すぐに就寝。
だが正直なところ、食べ過ぎでよく眠れなかった(笑)。




さて、今回の山行。
今の季節、できれば雨が池に咲き始めている秋の花たちに会いたいところ。
天気予報をチェックしてみると、午前中はくもりだが、昼前から弱い雨が降り始めるようだ。
雨が池に行くとなると長者原からになるが、さてどうしたものか。
思案しつつ牧ノ戸に駐車し見上げるとガス。
次に大曲に駐車すると、意外にも三俣山はすっきり見えている。
そこであっさり雨が池はあきらめ、お手軽な三俣山までのピストンとした。
なにしろ1ヶ月ぶり。この間、時折早朝の15分間ジョギングに励んでいるものの、
体力・筋力に見合った登山をしなければ。



ススキ越しに三俣山を見ながら硫黄山道路を歩いていく。
「もうススキの季節か」と思ったが、すでに8月下旬なのだから当然だ。



45分で誰もいないすがもり越に到着。ここまで順調だ。


ベンチに腰掛け、塩飴をなめながら小休憩。



今日は雨が降り始める前に、なるべく早く下山したい。
そこで早速西峰にとりつく。上空にはわずかに青空が覗いている。



西峰に到着。ここにも誰もいない。



山頂より久住山・中岳方面を撮影。
こちらにもガスはない。牧ノ戸から見上げたガスは沓掛山周辺だけだったのかもしれない。



泉水山方面を撮影。
ガスが写真の左側から右方向へ流れていく。
このガスが三俣山にやってくるまでが勝負かも。



休憩もそこそこに本峰へ向かう。


雨が池ほどではないものの、三俣山にも秋の花が咲き始めている。



フクオウソウ



イブキトラノオ


本峰へ向かう途中にはママコナがあちらこちらに群生している。






本峰とⅣ峰の鞍部に到着。
久住山方面を振り返ると、ガスが山々を乗り越えていた。
これは急いだ方がよさそうだ。
そこで本峰をパスして直接南峰へ向かうことにした。



この鞍部からは笹原の中を突っ切ることになる。
場所により腰あたりまである笹は、露をたっぷりつけて待ち構えている。
「雨具を着けなくても大丈夫だろう」と甘く考えたのが間違いだった。
進むうちにズボンがどんどん濡れてくる。
だがこうなるとやけになるものだ。そのまま突っ切ってしまった。
おかげでびっしょりになった。



びっしょりになりながら笹原を通過し、本峰と南峰の鞍部に到着。
遠く由布岳が見えた。



ふと足下を見るとアキノキリンソウが咲き始めていた。



一頑張りで南峰に到着。ここにも誰もいない。



いつもはすぐにテラスへ向かうのだが、今日はガスで見えなくなるかもしれないので、
まずは久住山方面を撮影しておいた。


よし、これで安心だ。テラスに向かおう。



テラスへ向かう道すがら、ママコナ越しに大船を撮影した。



誰もいないテラスに到着。
ここでもまずは大船山を撮影しておく。左奥には由布岳。


撮影を終え、昼食作りにとりかかる。



まずは食材。今日のメインはさんま蒲焼、105円。
う~ん、昨日のメインの豊後牛とは大違いだ。


たれ(しょうゆ+みりん)に缶詰のたれも混ぜ、適当に水で薄めて火にかけ、タマネギを煮る。
しばらくして蒲焼を投入し、さらに煮る。仕上げに卵を溶き入れ、半熟になれば完成である。



さんまの蒲焼卵丼の完成。




食べているうちにも久住山・中岳をガスが通り過ぎていく。


ガスが心配だが、やはり食後のコーヒーは欠かせない。
風景を眺めながらゆっくりとコーヒーを味わう。
私の一番好きなひとときだ。


片付けを終えザックを背負ったとき、小学生の男の子2人を連れた男性が到着。
今日初めて出会った登山者である。



ついに南峰にもガスがやってきた。



南峰を下り本峰(右上)を見上げる。
このガスでは展望は無理。潔く笹原の中のルートをもどることにした。
となると雨具のズボンをはかなければ、またびしょぬれになってしまう。



西峰の中腹をすがもり越めざして下っていく。


すがもり越に下ってベンチに腰掛け休憩。4人の男女が休憩中だった。
「カッパを着た方がいいかなあ?」などと言いつつ全員雨具を装着。
やがて西峰にとりついていった。



愛の鐘越しに三俣山を見上げる。


休憩しているうちに細かい雨が降り始めたようである。
そこで私も雨具を着て下山することにした。

最初は細かい雨だったが、大曲に下る頃には本格的な雨になった。


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