久住山・天狗が城・中岳

2014年8月30日


この週末は久しぶりに休日出勤のない土日。夏の終わりにもう一度山行したい。
天気予報ではなんとか土曜日なら山行できそう。
そこで牧ノ戸から入山し気の向くままに歩くことにした。
いつもより遅い7時20分に入山。花を撮影しながらのんびりと歩いていく。
周囲は晴れたりガスったりの繰り返し。

久住山に登ると久住高原側には一面の雲海。
これは予想していなかったので正直うれしかった。
雲海を見ながら昼食のはずがガスってしまい、展望のない昼食。
ガスは時折晴れる状態が続いているので、天狗が城に向かう。
だが山頂に着くと真っ白。そのまま中岳へ。
中岳ではガスの晴れ間で、御池や天狗が城を眺めつつ休憩。
久しぶりにのんびりと九重連山を味わったひととき。

花を撮影しながら満足して下山した。

7:20牧ノ戸→7:45沓掛展望台→8:55扇ガ鼻分岐→9:40久住分かれ→10:05~11:00久住山(昼食)→11:35天狗が城
→12:00~12:25中岳→12:35~12:55御池→13:10久住分かれ→13:55扇ガ鼻分岐→14:40沓掛展望台→14:50牧ノ戸




前回の山行から1週間。
NHKラジオでは、「あなたのこの夏の点数は何点?」というコーナーをやっていた。
私の点数は何点だろう?仕事はなんとか頑張ったつもりだが、登山は不完全燃焼。
夏の終わりにせめてもう一度山行したい。

そんな思いでネットの天気予報をチェックする日々。
ところが晴れマークのついていた日曜日が曇→雨と変わってしまった。
そんな折、土曜日の休日出勤がないことが判明。
しかも微妙な違いではあるものの、土曜日の方が予報がいい。
すっきりと晴れることは期待薄だが、そんな贅沢は言ってられない。

予報では朝までぐずつき、昼過ぎが良いらしい。
となれば急ぐ必要はない。いつもより遅い7:20に入山した。



前日はかなりの雨が降ったはず。
その名残か、深いガスに覆われている。
まあこれは予想の範囲内。


ガスで展望はないが、こんなときは登路わきの花を探しながらのんびり歩く。



サイヨウシャジン


ご夫婦が登路脇に佇んでいるので何かと思えば・・・



ワレモコウが咲いていた。

「これは撮らんといかんよな」と小声でつぶやいたら
どうやら聞こえていたようだ。



ママコナ



歩いていくうちガスが晴れてきた。
ガスの向こうに扇ガ鼻を望む。



朝日を浴びたススキの穂。もうすぐ秋だ。


今日の天気は移ろいやすい。またガスに覆われてしまった。



フクオウソウ
後ボケはママコナである。



いつもの岩に腰掛け小休憩。
ガスはやはり晴れそうにない。



ホクチアザミ



扇ガ鼻分岐が近づくとガスが晴れ、星生山が見えてきた。



扇ガ鼻分岐にて、ワレモコウ越しに星生山を望む。
青空がうれしい。



西千里浜を歩く。
ここはガスで展望がないことが多いのだが、今日はこの通り。



正面に久住山が見えてきた。



星生崎下より。
どうやら西風が吹いているようで、北千里浜方面から次々とガスがやってくる。



久住山避難小屋前の広場より久住山を見上げる。
この姿を見ているうちに気持ちが定まった。
よし、今日は久しぶりに久住山に行こう。



しばらくカメラを構えて佇んでいると、どうやら風向きが変わったようだ。
久住高原側からガスが吹き上げてくる。



ガスが久住山の山裾を這い上がっていく。



わずか2、3分で久住山はガスで覆われてしまった。


久住分かれを通過するときには辺り一面のガス。
それでもまた晴れることを期待して久住山へ向かう。



やがて山頂に到着したときにはタイミング良く晴れ。



しかも、久住高原側には思いがけず一面の雲海が広がっていた。



扇ガ鼻がガスの向こうに見え隠れする。


今日は天気予報があまりよくなかったせいか、さすがの久住山も人は多くない。
そこでこの景色を眺めながら昼食を食べることにした。



今日の食材。



豚キムチラーメンの完成。
デザートは桃。


ところが残念なことに、ラーメンを作っている間にガスに覆われてしまった。
結局展望のないままに昼食を終えた・・・。


桃を食べ、コーヒーも飲んだ。
時刻はまだ11時。下山するには早い。
しかも今日は土曜日で、翌日に疲れが残っても問題なし。
そこで、ガスが晴れるかどうかわからないが、中岳方面に向かうことにした。



空池の縁よりガスかかる天狗が城を望む。



天狗が城に到着したが、案の定、一面のガスで展望は全くなかった。
仕方なく中岳へ向かう。



天狗が城山頂から下ったところに、「ようこそ九重連山へ」のN氏が定点観測している岩がある。
私もここを通るときには必ず撮影しているのだが、今日はガスでこの通り。
展望はないもののガス混じりに吹いてくる風は心地よく、岩の端に足を投げ出して腰掛けた。
しばらくガスを眺めているうち、不思議にも九重連山の中に座っているんだと実感してきた。


ちなみに、ガスがなければこんな風景が見えるはずである。
(2013年11月5日撮影)

さて、中岳に向かおう。



中岳に到着。


うれしいことに、到着とほぼ同時に周囲のガスが晴れてきた。



ガスかかる久住山方面を撮影。
ガスが次々に流れていく。


すぐに下山するのは惜しい。
そこで今日2杯目のコーヒーを飲むことにした。
風景を眺めながらゆったりと飲むコーヒーは実においしかった。


久しぶりに九重連山をじっくり味わった。
そろそろ下山することにしよう。



緑色の御池を見下ろす。



池の畔の大岩より。


久住分かれに向かう頃には再びガスに覆われてしまった。
こうなれば淡々と下るのみである。



ガスの中、西千里浜を下っていく。


西千里浜のはずれでイヨフウロを撮影しようと思ったが、ロープがあるため近づけない。
そこで、記憶を頼りに別のポイントへ向かう。



よかった、やはり咲いていた。


ねらいの花を撮影でき、満足して下山する。



沓掛の尾根で可憐なヤクシマホツツジをカメラに収め、牧ノ戸へと下った。


来週末はいつもの休日出勤が土曜でなく日曜に予定されている。
土曜日が秋晴れだとうれしいのだが、さてどうなることやら。


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